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留学道⑤‐人生のHiccups(しゃっくり)

さて、唐突ですが留学に来ている皆さん、こんなことを思ったり、人が言っていたり、目にしたりすることはないでしょうか?

せっかく留学に来ているんだから、日本人と話したり絡むのは時間の無駄
留学先で日本人ばっかりでつるんでるなんてカッコ悪い
カナダ人の友人がたくさんいる人は勝ち組
留学生とばかり遊ぶ人はルーザー

····おっとっと、この話、どこかで見たことあるよ?と思ったあなた!最初からしっかり読んでくださっているんですね。ありがとうございます(笑)そうなんです、これは、この留学道の①の書き出しです。

さぁ、留学を終えてお帰りになった1年後のあなたに向けて書いています。もし、今からまさに留学やワーキングホリデーを開始する方は、様々な留学生/ワーホリの方からの経験を踏まえたアドバイスとして、ご覧頂ければと思います。

カナダの留学生は、寒くて雪に閉ざされることが多いからか、2月にふさぎ込んでしまうことが多いように思います。日本でも、5月病なんて言って、『わぁぁん!もう何もかも嫌!』って思う時期がありますよね。

なぜ2月なんだろう?1月に新しい年が始まった時は、あんなに何もかもやってやるぞ!と意気込んでいたはずなのに!

なぜ5月なんだろう?4月に新学期や仕事が始まった時はあんなにワクワクしていたはずなのに!

実は、何かを始める、ということは意外と簡単なんですよね。やってやる!できる!という意思に、やり遂げたら自分はもっと成長する!という期待が後押ししてくれるので、勢いでドンドン突き進むことができます。

でも、全てが思い通りに行くわけではないから、少しずつ、あれ?もうちょっとできるはずだったのに。ここまではやってるはずだったのに?と予定や希望とのズレが出てきます。

最初のワクワク感·勢いは、いわば将来への期待を前借りしているようなもの。使ってしまった後は???

そう、返済が必要なんですよね。だから、あぁ、自分には能力がなかったんだ、あぁ、やっぱり自分なんてだめだ···と必要以上に今後は、自分に落胆してしまいます。

つまり、自分に対する期待=自分に対する失望で、相殺するんですね。留学に関しても、もしかしたら同じことが言えるのかもしれませんよね。渡航前はきっと皆さん、英語がペラリーナな自分、グローバル人材としてバリバリ働く自分など、理想を描いていると思います。ですが、留学と言ったって、毎日が華々しいことばかりではなく、地味な、代わり映えしない毎日も確かにそこにはあるわけで、小さなワクワクや、小さな失望という、細かい入金と出金(笑)を繰り返して、留学期間を過ごすのではと思います。

借金の例でいうと、貯金(知識や経験、調査などの事前準備)がないままに飛び込むと、すぐに返済が滞ってガッカリということになりますし、いくら貯金があってもあまりに大きな期待をしすぎるとどんどん目減りしてしまいますよね。ご利用は計画的に··というように、留学も計画的にと言えるのかもしれません。(笑)

と、ここで題名に戻ります。hiccupsという単語は皆さんご存知ですか?しゃっくりという意味なんです。

こちらでカナダ人とビジネスをしていて、契約を結んだり、一緒に何かをやろう、と始める時に、

There should be some hiccups on the way for sure, but we will make this together.

というようなことを言われたことが何度かあります。

日本語で言うと、『まぁやっているうちに少々のつまづきはあると思うけど、一緒にやっていこうよ!』って感じです。

決して投げやりでも、無責任なわけでもなく、失敗や予定通りにならないことは誰にでもある、とあるがままに認めて、それに前向きに取り組んでいく、という姿勢が感じられて、素敵な考え方だなと思います。

今、歩いているあなたの道は平たんなように見えても、きっとつまづくことはあります。でもそれが当然です。大切なのは、続けること。

決してあきらめないで、一歩ずつ、進んでいきましょう。

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