留学道④‐迷わず行けよ、行けばわかるさ
留学の1年が終わり、日本にいる皆さんへ、今はどうしていらっしゃいますか?
新しい生活を始めた?
今ある環境で進行形で色々な経験をしている?
ちょっとマンネリ化している?
〇〇をしよう!!と決めたことがありワクワクしている?
人生の色々なステージに皆さんがいらっしゃることと思いますが、本日は、帰国後のことについてお話させて頂こうと思います。
過去のブログはこちら
- 留学に来て1~3ヶ月のあなたへ:開き直り生活のススメ
- 3~6ヶ月のあなたへ:道をひらく
- 帰国を考えはじめたあなたへ:コミュニケーションツールとしての英語
留学やワーキングホリデーという1つの一大イベントを経験した皆さん。もうちょっと勉強すればよかったな、あと〇ヶ月あればなぁ、もっと旅行したかったなぁ・・・など、少しの後悔はあれど、
さぁ、日本でまた新しい生活を送るぞ!と意気込んで帰国しますよね。
その時に、多くの方が経験するのが、逆カルチャーショックと言われる感覚です。
- なんか・・・道、狭ない、日本・・・。
- 道端の人とか、店員さんとか、冷たない。挨拶とか笑顔とか、なくない・・・。
- 人、多っ!
- 履歴書・・・エントリーシート・・・、面倒くさい・・・。
- 敬語って何?
- あの子にお土産渡して、あと家族と、えーっと誰それにも連絡して・・・
- この人、こんな感じだったっけ?
私がワーキングホリデーを終えて日本に帰った時は、日本語が全て分かるという環境(当たり前なのですが)が辛かったです。
看板の文字、ネット広告、TVから流れる情報、悪口、人の会話・・・全部聞こえてしまう。
カナダ生活中は、そこは所詮、留学生。英語は意識しないと聞き取れない/読み取れないため、ぼーっとしていれば完全にシャットダウンできますし、政治のことやニュースなどは「だって私関係ないもん」で回避できますが、帰ってきた途端、情報の洪水で頭がいっぱいになります。
音にせよ文字にせよ、全てが意識していなくても入ってくるということは、それだけ判断が多くなり、惑わされてしまうということ。
頭の隅に、「カナダでは・・・」「カナダ人だったら・・・」と比べる癖がついて、無性にイライラしてしまったり、悲しく/寂しくなったり、全て投げ出したくなったり、一方で、「日本って!」「さすが日本!」と強い感動や安心を感じたりと、なんだか現実感のない、フワフワした感覚がする時期です。
(※その後私は、結局移民でカナダに戻りましたので、英語でそれらに立ち向かわないといけない日々に直面するのですが、その苦労話はまたの機会に・・・(笑))
留学あるある的な笑い話で、よく、「Oh, my god!!など、会話に英語を入れたがる」「あっちでは、〇〇が普通だからさぁ!と、やたらあっちの話をしたがる」「あ~、カナダ帰りて~!など急に言い出す」「〇〇って日本に入ったんだぁ、へぇ~。など通ぶる」「やっぱり日本でしょ!と急に親日派になる」などがネタにされますが、多かれ少なかれ、皆さん納得できちゃう所があると思います(笑)
留学をすると、「視野が広がる」と言いますね。ただ、多くのもの・考え方を知ることそれ自体は決して良いこととは限りません。情報が多すぎると混乱しますし、その処理能力がなければ、持て余してしまいます。
その広がった視野で、多面的・複合的・客観的に情報を判断して、具体的な行動に移せるかどうか、ということがとても大事です。
よく、”自分探しの旅”と言いますので、【”本当の自分”というものが、どこかに確かに存在していて、それを見つけに行かないと!】と考えてしまうのですが、実際には、”本当の自分”なんてものはどこにもなくて、自分自身が”自分”の中から見つけ出し、育てていくものだと思います。かっこいい所も、かっこ悪い所も全てひっくるめて、全て”自分”ですからね。
帰国後に、モヤモヤ感、高揚感、安心感、違和感、もう逃げ出したい感覚、これらと1つ1つ向き合い、今まで当たり前だったものにもう一度触れ直し、もう一度見つめ直す。そのプロセスを通して、「私」という人はどういう人か、今後、どういう風に生きて行きたいのか、をもう一度知る。それが、あなたが留学を通して、成長した、変わったということなんです。
「う~ん、どうもピンと来ません。」「私にはそんな感覚なかったですよ?じゃあ私の留学って失敗だったの?」なんて思わないでくださいね。
自分を成長させてくれるものは、留学に限りません。人との出会い、タイミング、思いがけない出来事など、成長のタイミングというのは、必要な時に、必要な形で必ず現れてきます。そして、望むと望まざるに関わらず、自分というものを大きく変えてしまいます。また、そうやってあなたが、変わって”しまった”からには、周りもまた変わって行きます。
できれば、その変化を怖がらず、楽しめると素敵ですね。
ちなみに、弊社MYNDSの前身はBRAND NEW WAYという名前でした。今も変わらず、他の多くの留学エージェントの社名である、〇〇留学センターという言葉をつけていません。何をしている会社なの?と聞かれることも多々あります。
BRAND NEW WAYは、その名が表す通り、あなたの人生の【新しい道】の通過地点だと考えていました。入口近くになるのか、出口近くなのかは分かりませんが、あなたの人生のどこかで、少しだけ関わり合い、あなたを見守り、必要であればお手伝いできる存在でありたいという願いからです。(MYNDSについての思いはぜひまた次の機会に♪)
この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし
踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ
勢いよく、【ダァーッ!】と言いたくなる(笑)アントニオ猪木氏の名言です。二十歳の時に、旅行に行ったグァムで免税店でバッタリお会いしたこととからご縁を感じ、苦しくなった時に思い出して励みにしています。
新しい一歩を踏み出すのはとても怖いです。それが、大きな目標であれば尚更です。
でも、日本を飛び出して、新たな土地で何かをやり遂げてきたあなたならきっとできます。また一歩、進んでみましょう。
大丈夫、失敗したと思ったらやり直せばいんです。
あなたの人生を創ることができるのは、あなただけ。
あなたの【道】は、今どこに向かっていますか?
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