カナダ人が住みたいと思う穏やかな都市 ケロウナ留学のすすめ

ケロウナはブリティッシュ・コロンビア州の西海岸から東に進んだところにある街です。ロッキー山脈やオカナガン湖に囲まれているため、冬季でもカナダの他の地域より比較的温暖でリゾート地として知られています。夏は綺麗なビーチで遊んだり、ゴルフやサイクリングやハイキングをしたり、冬はビックホワイトと呼ばれる雪山をはじめとする周辺の山々でスキーやスノーシュー、クロスカントリーといった様々なアクティビティが楽しめます。語学学校の数は少ないものの、街には日本人がほとんどいないため、英語環境が整った中で留学生活を送ることができます。都会と田舎の両方の良さを持ち合わせているため、ダウンタウンで観光地の活気を感じつつ、カナダの文化や自然を体験したい方にぴったりの都市です。

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ケロウナってどんな街？

ブリティッシュ・コロンビア州の内陸に位置し、バンクーバー、ビクトリアに続いて同州で3番目に大きな都市です。ケロウナという地名は『ハイイログマ』 という意味の先住民の言葉に由来しています。冬場の気温が日本の関東圏と変わらないくらい温暖で、乾燥しているものの、寒い気候が苦手な方でも過ごしやすいカナダ有数の地域です。静かなオカナガン湖の景観に加え、穏やかな気候であること、また、近年カナダの中でも急速に都市開発が進んでいることから、カナダ人が老後に住みたい都市として非常に人気があります。

また、観光と建設業が主な産業ですが、果物の産地としても有名で、多くの果樹園やワイナリーがあります。中でも、リンゴの栽培は有名で『カナダのリンゴの中心地』とも呼ばれています。

ケロウナのダウンタウンはオカナガン湖に面したシティパークを中心に、ホテルやモーテルといったリゾート風の建物とレストラン、パブ、カフェといった飲食店やブティックなどが立ち並んでいます。バンクーバーから遊びに来る人が驚くほどアジア人が少ないこと、田舎町ののんびりとした雰囲気、そして人々のフレンドリーさも魅力的です。

生活事情

地方都市ではありますが、観光地ということもあり、外食の値段は大都市と同じで高めに設定されています。家賃は750ドル〜と同州のバンクーバーと比較すると少し安価なため、シェアハウスやアパートを借りても節約になります。

市内の主な移動手段はケロウナ地域交通システム（Kelowna Regional Transit System）が運営しているバスです。運賃は2.50ドル、デイパス6.50ドルで、90分間は乗り換え放題です。現金で支払う際はおつりが出ないので注意しましょう。ちなみにマンスリーパスはトロント公共交通機関の半額以下の70ドルと大変お得です。

ケロウナの観光スポットは？

オカナガン湖（Lake Okanagan）

ブリティッシュ・コロンビア州オカナガン渓谷にある湖です。東西に5km、南北に135 kmも延びる巨大な湖ですが、面積は日本の琵琶湖の半分ほどの351k㎡です。泳いだり水上スポーツを楽しむことができ、湖のため波も立たず、水もとてもきれいで透き通っているのが魅力です。

ノックス・マウンテン・パーク（Knox Mountain Park）

ノックス山の山頂にあり、美しいケロウナの町を一望できる、地元で人気のスポットです。麓から山頂まで標高差は約300mで、ハイキング初心者でも気軽に登れる高さです。ダウンタウンからのアクセスも良く、徒歩で20分ほど、バスでの移動も可能です。

サマーヒル・ピラミッド・ワイナリー（Summerhill Pyramid Winery）

ワインが有名なケロウナでも上位の大きさを誇るワイナリーで、カナダ最大級のオーガニックワイナリーとしても知られています。いくつもの賞を受賞したスパークリングワインもあり、ワイナリーの見学だけでなく試飲も楽しむことができます。また、オーナーの奥さんが日本人ということもあり、日本語でのガイドや隣接しているレストランSunset Organic Bistroでは、日本人好みの料理が楽しめるのも魅力です。

マイラ渓谷（Myra Canyon）

1960年代まで使用されていたケトルバレー鉄道の大橋脚のトレッスル（廃線跡）がハイキングコースとして復活。約12Kmのトレイルコースには18つの橋と2つのトンネルが備えられており、ケローナの街とオカナガン湖の雄大な景色を望みながらサイクリングやウォーキングが楽しめるスポットとして人気です。

どんな学校がある？

International Gateway Kelowna（IGK）

IGKは小規模校ですが、一般英語コースの他にもユニークなコースを提供しているのが魅力です。「ボランティアプログラム」では一般英語コースを受講後、現地のワイナリーや小売店、観光関連施設などの現地の企業でボランティア体験ができます。大自然に囲まれた環境を活かし、文化体験ができるプログラムもあります。一クラスも平均7名程で少人数なため生徒一人一人のサポートが行き届いています。

VanWest College

クラスは6レベルに分かれており、短期間で効果的に英語力が身に付く実践的なカリキュラムを提供しています。ワーキングホリデーや短期留学ですぐに使える英語力を身に付けたい方、学習重視の環境で学びたい方におすすめの学校です。バンクーバーにもキャンパスがあり、2都市滞在も可能です。

The University of British Columbia（UBC）

UBCはカナダ屈指の研究大学の1つで、特に文化人類学については博物館を併設しているほどの大学です。国内で学生数最大の規模を誇り、世界トップ50位以内をキープ、カナダトップ3に入る名門校で、国際的な知名度も高いです。附属語学学校についても、1969年より語学教育を始めた歴史と実績があります。 附属語学学校のEnglish Language Institute（ELI）プログラムは教師の質がとても高く、教師は全員修士課程を卒業し、博士号を持つ教師もいるほどで、英語を教えるプロフェッショナルによるレベルの高い授業が提供されています。

Okanagan College

Okanagan Collegeは学生数約 1万名の中規模のカレッジですが、2年間のディプロマプログラムから4年間のバチェラープログラムまであり、ビジネス、科学やバイオテクノロジー、コンピュータ―サイエンス、ソーシャル開発プログラム等の多彩なコースがあります。カレッジや大学への編入制度が充実しており、郊外ののんびりとした環境の中、英語で専門分野の学習に集中したい方におすすめの学校です。また、附属語学学校の英語学習プログラムでは、レベルによっては現地学生に交じって大学本科の授業を最大３コマ受講することもできます。

まとめ

ケロウナは留学生や移民の少ない街で、学校から外に出ると外国人や移民を見かけることがあまりありません。一方で、街の発展に伴い、外国人であっても比較的容易に地域のコミュニティー活動に参加できる環境が整っており、学校のプログラムなどを通して様々な場所で留学生がボランティアやコミュニティ活動に参加するチャンスがあります。

ウィンタースポーツや自然に囲まれて生活するなど、カナダらしい体験ができるケロウナは、英語学習だけでなく、カナダの文化や自然を味わってみたい方におすすめの都市です。

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