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留学のカタチ
広い平野に囲まれた北米の中心地点マニトバ州ウィニペグ留学のすすめ
ウィニペグはレッドリバー沿いに位置するマニトバ州最大の都市であり、同州の州都です。「Heart of Continent」として知られており、地理的には北アメリカ大陸の中心、そして大陸東側の大西洋岸と大陸西側の太平洋岸のちょうど真ん中ほどに位置しています。カナディアン・プレーリーの一部を成すマニトバ州は広大な草原と農地がどこまでも広がっており、美しい自然の景観を味わえます。ウィニペグは州都として農業、経済、工業、運輸産業の中心を担っており、カナダの中でも最も成長している都市の1つです。
活気に満ちた街で質の高い生活水準を保ちつつ、大自然やスローライフを味わえることから、近年は新移民や留学生にも人気の都市です。主要都市の中では先住民の人口が最も多く、世界各国から人々が集まることもあり、文化・言語の多様性を感じることができます。
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日本からのアクセス
飛行機の場合、日本からウィニペグへの直行便はなく、バンクーバーやトロントを経由します。ウィニペグ国際空港からダウンタウンまではWinnipeg Transitのバスで20分程です。主要都市からはVIA鉄道での移動も可能です。
生活事情
ウィニペグ市内にはショッピングセンターやマーケットなど複数あり、生活必需品は問題なく揃えることができます。近年の物価の高騰により、生活費は上昇傾向ですが、レストランでの食事や交通費などは他の大都市と比べると若干低くなっています。中でも家賃は、トロントのワンベッドルームが平均$2,100に対し、ウィニペグは平均$1,100弱と安価です。シェアハウスは$600前後から見つけることができます。留学生の滞在先としては学校手配のホームステイが多く利用されています。
ウィニペグ市内の公共交通機関はWinnipeg Transitが運営するバスです。電車はありませんが、バスの路線が多く、大抵の場所にはバスを利用して辿り着けます。運賃は現金での支払いも可能ですが、一般的には ”peggo smart card” という電子カードが使われています。マンスリーパスの料金は$106です。
気候はトロントやモントリオールなどと同様、冬はマイナス20-30度、夏は30度にも達するため、季節に適した服装などの準備が必要です。
お仕事事情
経済成長と人口増加により、ウィニペグの雇用市場は充実してきています。金融サービス、IT、先進製造、航空、アグリビジネス、ライフサイエンス、運輸、建設、観光と幅広い分野で雇用機会が増しています。有名な会社で言うと、アパレル業ではCanada Gooseの工場や航空業ではBoeing Canada、飲食業ではSkipTheDishesの本社があるなど、ビジネス都市としても注目が集まっています。また、ソイミートなど近年の植物性タンパク質の需要拡大によって、関連業界での求人が増加しています。
お仕事探しの際はIndeedやKijijiなどのオンライン検索はもちろんですが、無料で登録できる雇用サポートセンターを利用する方々も多いようです。一時滞在者であっても、カウンセリングやレジュメ準備などウィニペグでの就職活動の支援が受けられます。
観光情報
ウィニペグには30以上の美術館や博物館があり、先住民アートやカナダの文化・歴史を学ぶことができます。カナダならではの自然に囲まれた環境で、ロッククライミングやスケート、ホッケーなどアウトドアアクティビティやスポーツを楽しむにも最適の街です。そして、有名な “Winnie-the-Pooh”(『くまのプーさん』)の故郷でもあります。
【The Forks】(ザ・フォークス)
The Forksはウィニペグのダウンタウン、Red RiverとAssiniboine Riverの交差する地点にある複合施設でショッピングやエンターテイメントが年間を通して楽しめます。もともとは鉄道修理施設だった建物を改築しており、歴史的な趣があります。新鮮な野菜や果物からカナダのお土産も調達できて、夏は川沿いの散策、冬は凍った川でスケートができるなど、観光地としても地元民からも親しまれています。
【Canadian Museum for Human Rights】(カナダ人権博物館)
2014年に開館した人権意識や教育に焦点を当てた世界唯一の国立人権博物館です。”人間”や”自分”について考えさせられる数々の展示物が収蔵されており、ウィニペグに訪れたら一度は訪れるべき場所と言われています。建物の外観は湾曲したガラスの壁と高い塔が特徴的で、高い塔は人権の望ましいあり方を教える道しるべを表しています。
【Winnipeg Art Gallery】(ウィニペグ美術館)
1912年創設されたカナダで最も古い市民ギャラリーで、一切れのケーキのような外観もユニークです。古代ギリシャ時代の彫刻から、ルネサンスの絵画、現代写真に至るまで約27,000点もの作品を収蔵しています。特にカナディアン・アートが充実しており、現代イヌイット・アートの数は世界一を誇ります。
【Legislative Building】(マニトバ州議事堂)
中央にドームのあるネオ・ゴシック建築の建物と数々の装飾品や銅像が美しいと称賛されています。特に、23.5カラットの金メッキが施された “ゴールデン・ボーイの像” が有名です。興味深いのは、建物にはフリーメーソンを思わせる図形や数字コードが多数あり、謎が隠されていることです。夏にはガイドツアーがあるので、謎解きのヒントも聞いてみましょう。
【Assiniboine Park and Zoo】(アッシナボイン・パーク動物園)
ウィニペグの冬は長くて寒いため、動物園では寒い地方に住む動物達を野生に近い状態で間近に見ることができます。「Journey to Churchill(チャーチルへの旅)」ではホッキョクグマが泳ぐ姿を眺めることができるトンネルがあり、人気を集めています。
広い公園では野外映画などのイベントも行われています。ウィニペグと言えば『くまのプーさん』の発祥地、モデルとなった小熊のWinnie (Winnipeg) の銅像にも会えます。
移民事情
マニトバ州の移民プログラムManitoba Provincial Nominee Program (MPNP)には大きく分けて3つのストリームがあります。個々の技能や学歴、職歴、資金などの条件によって申請できるストリームが異なります。
● Skilled Workers Stream
マニトバ州の労働市場の需要を満たす技能を持ち、州の経済や社会に貢献する者
● International Education Stream
マニトバ州のカレッジや大学を卒業し、州内での就労と居住の意志がある者
● Business Investors Stream
マニトバ州でビジネス投資や起業をする者
ウィニペグ留学のすすめ
ウィニペグには州唯一の研究大学であるマニトバ大学(The University of Manitoba)、フランス語大学であるサン・ボニファス大学(Université de Saint-Boniface)などを始め、カレッジも複数あり、高等教育機関が充実しています。また、新移民やその扶養者向けには教育機関や州政府が英語学習プログラムを提供するなど、カナダでの生活に順応できる体制が整えられていることも近年の移民の増加に繋がっているようです。留学生向けの語学学校は他の都市に比べると少ないですが、日本人があまりいない環境で英語漬けの留学生活を送りたい方にはおすすめの都市です。
Heartland International English School
Heartlandは1999年にウィニペグで設立され、オンタリオ州ミシサガにもキャンパスがある私立語学学校です。ウィニペグ校はダウンタウンに位置し、バス停や飲食店、図書館や公園なども近くにある便利な立地です。講師はTESOL(英語教授法)やCELTA(英語講師資格)を持つ有資格者で、日本を含むカナダ国外で英語を教えたこともあるなど経験が豊富です。小規模校であることや少人数制クラスということもあり、講師と学生、学生同士の距離が近く、質問や発言もしやすい環境です。一般英語プログラムの他、移民や進学の際に必要な試験対策プログラムも開講されています。また、パスウェイプログラムを利用して、マニトバ州内外の提携大学・カレッジへ進学することも可能です。
まとめ
ウィニペグはマニトバ州の広大な平野をはじめ、カナダらしい大自然を目の当たりにしながら経済産業の活発な動きを感じられる注目の街です。生活費を抑えつつ、留学生活を送ることができることは大きなポイント。労働市場も盛り上がりを見せ、雇用の機会も高まっています。移民や留学生の受け入れ体制も整っているため、安心して英語学習に取り組むことができます。北米の中心地点で留学してみませんか?