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留学道⑩‐誰かに認められなくてもいい。“自己実現”の本当の意味

※この記事は2021年に執筆したものですが、2025年に加筆・構成を見直しました。

留学道:迷ったときに読みたい、留学生活のノート

MYNDS代表・海野芽瑠萌(メルモ)が、これまでのカナダ留学サポートで出会ってきた数多くの留学生の姿を通して綴る、リアルな気づきとエールの言葉。失敗や葛藤、孤独を感じたとき、ページを開くことで少しだけ気持ちが軽くなる。そんな “心の処方箋” のようなノートです。

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前回の“唯我独尊”の続きを、ちょっとゆるめに

前回、留学道⑨‐「天上天下唯我独尊」を留学で実践する、という話というお話で、お釈迦様と留学を繋げてみました。

私も、あなたも、他のみんなも、尊い。素晴らしい。

だから

誰かと比べたり、戦ったり、奪ったりして、自分の存在を何かに証明しようと頑張らなくてもいい。

という内容をお伝えさせて頂いたわけですが、この前提が、なかなか腑に落ちない方も多いのではないでしょうか?

自己啓発の“キラキラ”がしんどいあなたへ

いわゆる自己啓発とか、スピリチュアルとか、成功法則とか、引き寄せの法則といった名前で

  • 自分らしく生きる
  • ポジティブにいよう
  • 夢は叶う
  • 幸せな生き方

なんて、耳障りのよい言葉をたくさん目にしますよね。

あの、ぶっちゃけなんですけど、疲れません?(笑)

そして、そういうの面倒くさくない?というか、うざくない?

えぇ!これまで長々と、言葉を尽くして、頑張れ、頑張れメッセージを書いてきておいてそれ!?
と、ずこーっ!と皆さんのコケる音が聞こえそうです。

マズローのピラミッド、どのあたりにいますか?

さて、(いつも通り、勝手に話を変えますが)マズローの欲求5段階説を聞いたことはありますか?

アメリカの心理学者であるマズローが、人間の欲求を5段階で説明しています。
(※後に、こちらにもう一段階、自己超越 (Self-transcendence) が追加されていますので全部で6段階です。)

おなかすいた!眠い!トイレ行きたい!という基本の欲求から自己実現って何だろう?の答えを探すために、段階を踏んで達成できるよう、人生を歩んでいくわけです。そのためには、安全なお家と例えば戦争などがない平和な社会も必要だし(安全欲求)、私は社会の中にいるんだなぁ、コミュニティの一部だなぁ、という所属の実感(社会的欲求)も大事。

その次に、私には価値があるなぁ、私はすごいなぁ、という感覚(尊厳欲求)が来るのですが、ここ!

これが前回お話した、天上天下唯我独尊に繋がります。

「すごい人」って、誰が決めるの?

考えてみたら当たり前なんですが、すごいの基準って超・曖昧かつ、主観的ですよね。

なんか生まれながらにすごい人というグループがいて、私はすごくない側の人って感じている人もいるんじゃないかと思います。

尊厳欲求は、日本語では承認欲求と呼んだりもします。ちなみに、皆さんが今、イメージした、承認する人って誰ですか?

本来、とっても主観的なはずの【私ってすごい】 ⇔ 【私って・・・すごい???】を承認される

なんだか矛盾するような気もしつつ、でも、あんな自分になりたい、こんな自分になりたい、これもしたい、あれもしたい、そして、すごいとだれかに承認されたい、誰かは分からないけど、誰か!と焦りますね。

ご近所さんも、上司も部下も、先輩も後輩も、お父さんもお母さんも、電車で隣にいる人も、みんな、それをウンウン唸って、自分の頭の中で考えてるんですね。でも、その段階にいるということは、既に社会的欲求は満たしたということですよね。あなたは必ずどこかに所属しているはずですから。

誰かを認めたら、自分も認められる

一緒に所属している仲間を承認しましょう。あなた、こんなこともできないの、じゃなくて、これできてすごいね、って言ってみましょう。そして、すごすぎるー!と思って今まで敬遠してる人がもしいたら、すごいですねぇ!って近寄ってみましょう。

私の記事はいつもどんどん英語から離れていきますが(笑)、最後にちょっとだけ英語を。

承認は、英語だとRecognition(認識)です。Recognize、そこに、ただ、ある、と認識するという単語です。

認めてほしかった“誰か”は、自分だった

周りの人がみんなすごい、と認識したら、あれ?

そのすごい人たちと一緒にいる自分も結構すごくないですか?

そうです、あぁ、すごいね、って自分で認識できたら、実はそこで完了です。あれ、なーんだ、とっても簡単。
最後に承認してほしい、その「誰か」は自分だったんです。

留学も人生も、自分の“すごさ”に気づく旅

あなたが好きなこと、楽しいことやりましょう。
始めるのに遅いも早いもありません。

留学を経たあなたも、今から留学を経験するあなたも、いつもとても頑張っていますね。

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