留学道⑩‐自己実現

前回、渾身の留学道-天上天下唯我独尊!を書き上げてちょっぴり抜け殻の私です。
私も、あなたも、他のみんなも、尊い。素晴らしい。
だから
誰かと比べたり、戦ったり、奪ったりして、自分の存在を何かに証明しようと頑張らなくてもいい。
という内容をお伝えさせて頂いたわけですが、この前提が、なかなか腑に落ちない方も多いのではないでしょうか?
いわゆる自己啓発とか、スピリチュアルとか、成功法則とか、引き寄せの法則といった名前で
- 自分らしく生きる
- ポジティブにいよう
- 夢は叶う
- 幸せな生き方
なんて、耳障りのよい言葉をたくさん目にしますよね。
あの、ぶっちゃけなんですけど、疲れません?(笑)
そして、そういうの面倒くさくない?というか、うざくない?
えぇ!これまで長々と、言葉を尽くして、頑張れ、頑張れメッセージを書いてきておいてそれ!?
と、ずこーっ!と皆さんのコケる音が聞こえそうです。
さて、(いつも通り、勝手に話を変えますが)マズローの欲求5段階説を聞いたことはありますか?
アメリカの心理学者であるマズローが、人間の欲求を5段階で説明しています。
(※後に、こちらにもう一段階、自己超越 (Self-transcendence) が追加されていますので全部で6段階です。)
おなかすいた!眠い!うんち!という基本の欲求から自己実現って何だろう?の答えを探すために、段階を踏んで達成できるよう、人生を歩んでいくわけです。そのためには、安全なお家と例えば戦争などがない平和な社会も必要だし(安全欲求)、私は社会の中にいるんだなぁ、コミュニティの一部だなぁ、という所属の実感(社会的欲求)も大事。
その次に、私には価値があるなぁ、私はすごいなぁ、という感覚(尊厳欲求)が来るのですが、ここ!
これが前回お話した、天上天下唯我独尊に繋がります。
考えてみたら当たり前なんですが、すごいの基準って超・曖昧かつ、主観的ですよね。
そして皆さん、なんか生まれながらにすごい人というグループがいて、私はすごくない側の人、って思っていませんか?
尊厳欲求は、日本語では承認欲求と呼んだりもします。
ちなみに、皆さんが今、イメージした、承認する人って誰ですか?
本来、とっても主観的なはずの【私ってすごい】 ⇔ 【私って・・・すごい???】を承認される
なんだか矛盾するような気もしつつ、でも、あんな自分になりたい、こんな自分になりたい、これもしたい、あれもしたい、そして、すごいとだれかに承認されたい、誰かは分からないけど、誰か!と焦りますね。
ご近所さんも、上司も部下も、先輩も後輩も、お父さんもお母さんも、電車で隣にいる人も、みんな、それをウンウン唸って、自分の頭の中で考えてるんですね。でも、その段階にいるということは、既に社会的欲求は満たしたということですよね。あなたは必ずどこかに所属しているはずですから。
一緒に所属している仲間を承認しましょう。あなた、こんなこともできないの、じゃなくて、これできてすごいね、って言ってみましょう。そして、すごすぎるー!と思って今まで敬遠してる人がもしいたら、すごいですねぇ!って近寄ってみましょう。
私の記事はいつもどんどん英語から離れていきますが(笑)、最後にちょっとだけ英語を。
承認は、英語だとRecognition(認識)です。Recognize、そこに、ただ、ある、と認識するという単語です。
周りの人がみんなすごい、と認識したら、あれ?
そのすごい人たちと一緒にいる自分も結構すごくないですか?
そうです、あぁ、すごいね、って自分で認識できたら、実はそこで完了です。
あれ、なーんだ、とっても簡単。
最後に承認してほしい、その「誰か」は自分だったんです。
あなたが好きなこと、楽しいことやりましょう。
始めるのに遅いも早いもありません。
留学を経たあなたも、今から留学を経験するあなたも、いつも頑張っていますね。
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