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留学道⑭‐留学と就職-キャリアフォーラム

ちょうど先日、ボストンキャリアフォーラムが開催されました。

カナダの留学生が日本または海外での就職をするために参加しているボストンキャリアフォーラム、2020年、2021年はCOVID状況下のためオンラインでの開催でしたが、今年は3年ぶりにボストン会場で行われ、146社が参加しています。

★会場雰囲気など2019年の記録はこちら

★キャリアフォーラムトップページ(他都市含む)はこちら

 

2019年ボストンキャリアフォーラム記録の中で、就活を恋愛に例え、

企業への応募を告白
企業との面接をデート
企業への内定・就職をお付き合い

と説明しましたが、
フォーラム会場を見ていると、どなたも名前を知っているような大手企業、マスコミ関係やその時期ちょうど名前が知られ出した派手な企業、CMが特徴的、キャラクターやマスコットがあるなど親しみを感じやすい企業には、ブースをはみ出すほどの学生さんがいらっしゃいました。また、会場に準備してあるパンフレット類も瞬く間になくなっていましたし、ブース前の面接希望ボックスには山のような手書き履歴書が入っていました。見映えの良い、人からうらやましがられるような人に憧れてしまうように、就活生もそんな企業に、「私も入りたい」と思ってしまいがちです。

恋愛で言うと、「好きになるまでの過程」のお話ですね。

例えば、就活の基礎知識ということで、BtoB(対ビジネス、つまり企業をターゲットとした企業)とBtoC(対カスタマー、つまりサービスや製品の消費者をターゲットとした企業)の違いについて説明されることがあります。と言うのも、多くの学生さんにとって、なんとなく良さそう、入ってみたいなと思える企業、「こんな仕事をするんだろうな」とイメージしやすい企業は、つまりは上記のように、「CMを見たことがある会社」「名前が有名な会社」など、BtoCが多くなる傾向にあります。ですが、世の中にはもっともっと多くの会社があります。

よく、「企業研究、業界研究が大事だよ」と言われるのは、つまり、会社を「一目ぼれ」だけで選んでいると、後で、「実は自分には合わない相手だった」というように、ガッカリすることが出てくるかもしれません。そのため、「世の中にはどんな会社があるのか」そして、気になった会社があれば「その会社や、その会社のいる業界はどんな特徴があるのか」と、しっかり冷静に見極めることが必要ですよ、と言えると思います。また、手当たり次第に告白(つまり応募ですね)しても、自分自身も分からなくなってしまうので、告白する前にしっかり考えましょう、とも言えるかと思います。

私がお聞きした中では、実際の就活時期よりも前に、こういったキャリアフォーラムに下見参加される方もいらっしゃるとのことでした。お祭りのような雰囲気の中で流されないためにはこういった対策も必要かもしれません。

このキャリアフォーラムで、2020年に行われたLiveセミナーの項目の中に、「ニューノーマル時代に求められる人材とキャリア形成」(岡田 康夫氏・PwC Japan)なんてタイトルを見ることもできました。COVIDにより、業界それ自体の存在意義が根幹から揺らいだ業界や企業もあります。例えば弊社のような留学エージェントなど「留学」を生業とする企業であれば、「そもそも渡航できない場合、留学はどうすればいい?」「オンラインで学べる環境が整った場合の、カナダ渡航の意味は?」など、非常に大きな問いを業界全体で考えて、試行錯誤を始めたのが20年度、既に2年も前です。

COVID以降は多くの企業が強制的に「変わること」を求められてきました。「今までの成功体験を捨てて、ゼロから再スタートする」というような意味では、今まさに就職活動をして、新しい目線でゼロから仕事に臨める皆さんには、とても大きなアドバンテージがあるように思います。

キャリアフォーラムは、言わばお見合いパーティーのように(笑)、多くの企業を知ることのできるとても良い機会になると思います。

そんな皆さんに耳寄りなお知らせです。
11月27日にトロント商工会の主催にて、日系企業に関心ある方々とオンタリオ州に拠点を持つ日系企業の出会いの場、グローバル人材の発掘の場として、日系企業就職情報フェアが開催されることとなりました。

トロント日系企業就職情報フェアについて

もし、まだ参加登録をされていない方はぜひ検討してみてください。

 

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