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留学のカタチ
世界中の人々が集まるカナダ最大の都市、トロント留学のすすめ
- カナダの大学・カレッジ進学に興味がある
- ワーホリで働きながら留学したい
- カナダで就職・移民が気になる
- Co-op、看護師留学など多数取り扱い
あなたに合った留学のカタチをご紹介します。留学のご相談は無料です。

トロントってどんな街?
トロントはオンタリオ州の州都であり、カナダ最大の都市です。ビジネスや経済の中心地であることはもちろん、カナダを誇る優れた教育機関の存在、そして、世界中のコミュニティが集結する多文化主義と多様性により、海外留学や海外移住を考える人々の多くがその行き先としてトロントを選んでいます。スポーツやエンターテイメントも盛んで様々なジャンルでカナダ最大規模のイベントが年間を通して開催されています。
英語環境も整っており、高水準の教育が受けられる一方、日系施設・団体も豊富なことから、日本人の方々にとって安心して滞在できる留学先です。
アクセス
日本からは成田空港、羽田空港からトロント・ピアソン国際空港(※ミシサガ市)へ直行便が出ており、フライト時間は約12時間です。トロント中心街へはユニオン駅と空港を結ぶ列車(Up Express)で約25分、バスと電車(TTC)を利用して約1時間です。
トロントは大都市がゆえ、カナダ国内の他の都市からのアクセスも良く、飛行機、長距離列車、長距離バスと手段もスケジュールも豊富です。飛行機の場合、ピアソン空港はもちろん、ダウンタウンからほど近いトロントアイランドにあるビリー・ビショップ・トロント・シティー空港の利用も可能で、カナダ国内とアメリカの20都市に移動することが可能です。
交通の便が良いとはいえ、カナダは広いため、国内であってもトロントから西岸のバンクーバーへは飛行機で約4時間、東岸のハリファックスへは約2時間半かかります。また、近隣の主要都市、首都のオタワへは車で約4時間半、モントリオールへは約5時間半です。
トロントからの観光地として人気のあるナイアガラの滝へはバスで約1時間半、アメリカ・ニューヨークへは約11時間です。
生活事情

トロントに滞在していれば生活周りであまり困ることはありません。生活の基本となる衣食住の環境は整っており、近年は日系企業も多数トロントへ進出しているため、日本のブランドや食品が容易に手に入るようになりました。もちろん、日本と同じ感覚でいると不便と感じることはありますが、習慣や価値観の違いなどが人々の生活に反映されているので、自分の基準をあまり適用し過ぎないことがポイントです。
他の都市に比べて何でも手に入りやすい一方、生活にかかる費用は高くなります。例えば生活費を東京と比べる場合、2023年時点で約21%高く、衣服にかかる費用はほとんど変わらないものの、食費(特に外食)、家賃、交通費、娯楽費ともに15%~22%ほど割高です。特に医療費は高額なため、万が一のために必ず保険に加入することをおすすめします。もちろん、中には電気・ガス・水道代や野菜・果物、タクシー代など日本に比べて安価な部分もあります。トロントの生活は色々なものに手が届きやすい分、ロンドンやオタワなどの近隣都市と比べても生活費は上がります。食事はなるべく自炊する、アプリなどで割引特典を利用するなどで出費を抑えることができるでしょう。
滞在費はホームステイの場合3食付きで1ヶ月約$1,200、シェアハウスは$600~$800とバンクーバーと同じくらい、または少し安価です。賃貸アパートは2023年現在スタジオタイプの平均家賃は約$1,800、1ベッドルームの平均家賃は約$2,350、2ベッドルームの平均家賃は約$3,000となっています。友達同士で連名で借りるという方法を取っている方も少なくありませんが、その際はお互いに信頼できる相手かどうかを見極めた上で契約するようにしましょう。

【トロント発】
トロントの公共交通はTTC(Toronto Transit Commission)が運営しています。市内(一部郊外)は地下鉄、バス、ストリートカーが網羅しており、距離や乗り換えに関わらず料金は一律です。また、初乗車から2時間以内であれば新たに料金を支払うことなく何度でも乗り降りすることができます。
例:1回の料金15:00地下鉄乗車→15:10バスへ乗り換え→15:20用事→16:40バス乗車→16:50地下鉄へ乗り換え
基本的にはPRESTO(プレスト)という電子カードを購入し($6)、お金をチャージして運賃の支払いをします。PRESTOカードはTTC始め、トロントと近隣都市を結ぶGo TransitやUp Express、トロント郊外都市の公共交通機関、またオタワのOC Transpoでも共通して使用することが可能です。
お仕事事情

冒頭でも触れている通り、トロントはカナダのビジネスと経済の中心地となっています。特にテクノロジー市場においては、経済大国アメリカを含めた北米の都市で比較しても急成長を遂げています。IT、金融、流通、通信、ホスピタリティなど、業種やそのポジションも多岐に渡り、雇用市場も非常に活発です。雇用機会も豊富ですが、カナダの中でも最も人口が多い都市ということもあり、競争率が高い業種・ポジションもあります。また、候補者の範囲はトロントのみならず、近隣都市、カナダ全土、カナダ国外にも及んでいるため、採用を勝ち取るには経験や能力がより一層重要と言えます。進学でCo-opプログラムを受講している学生の中には、Co-op期間の働きぶりが企業に認められ、Co-op先でそのまま就職に至るという方も少なくありません。
就職フェアやネットワークイベントなど、就職に関するイベントが開催されることも多いため、コネクション作りや就職情報の収集のためにも参加してみましょう。
トロントの主要産業
テクノロジー…
トロントはテクノロジー市場において世界でも最も急速に成長している都市の1つと言われており、、北米トップ5に数えられています。テクノロジー産業に従事する人々にとっても就職希望地として世界10位内にランクインする都市です。2019年では約25万人がテクノロジー産業に従事しており、GoogleやShopifyを始めとする世界的にも名の知れた企業で働いている人も少なくありません。
金融…
金融産業においてもトロントはカナダの中心的地位に立っています。ダウンタウンの一角には金融街と呼ばれるエリアがありますが、立ち並ぶ高層ビルがトロントの金融産業の発展を象徴しています。テクノロジーが人手に変わっているとはいえ、いまだ約21万人が金融業界に携わっており、主には銀行、証券・投資、保険会社が占めています。
教育…
教育産業も従事者が10万人以上と雇用市場の大きな割合を占めています。従事者の割合は小中学校が最も多く、次いで大学、その他にも語学学校や私立の専門学校などがあります。近年は教諭や学校スタッフのストライキも幾度か発生しましたが、人口がますます増える中、質の良い教育を維持するためにも従業者の報酬や福利厚生なども見直されています。
ライフサイエンス業界…
近年のコロナウイルス感染症の発生や環境問題などで世界的にも注目されている産業で、私たちの生活にも医療、薬、食品、環境など、密接に関わっています。
トロントにはライフサイエンス業界ではカナダ最大の研究拠点が存在しており、病院を始め、研究センターや新興企業を含む30以上の医学研究施設があります。公的及び民間からの投資もあり、ますます成長が見込まれています。
食品・飲料…
生活に欠かせない食ですが、トロントはその人口の多さにも匹敵して食品・飲料関係の産業が盛んです。業界従事者は約6.5万人で製造に携わる人々が最も多く、カナダ最大の食品加工産業を成しています。コロナでのロックダウンは飲食店業界に大きな打撃となりましたが、ポストコロナでは業界での人手不足が発生、現在も雇用活動は活発に行われています。ここ数年で日系企業の進出も多く、日本人留学生にとっても馴染みやすい環境です。
観光スポット・エンターテイメント
トロントはカナダを代表する都市とあり、見どころやエンターテイメントは数えきれないほど揃っています。文化・芸術・スポーツイベントの開催地として常に名が挙がっており、エンターテイメントで溢れるニューヨークから近いこともあり、本場のミュージカルや大物ミュージシャンの音楽ライブも数多く開催されています。無料で楽しめるイベントやアートギャラリー、曜日によっては無料、割引になる施設もあるので予定を立てる際にはイベントや施設の情報を前もって確認しておくことがおすすめです。
【CN Tower】

トロントのランドマークとして、トロントの写真やお土産などでもよく見ることがあります。1976年に建設された高さ553.33mの電波塔で、下を見下ろすことができるガラスフロアやトロントの街を一望できる展望台、回転レストラン、そして世界一の遊歩道であるエッジウォークと、街の景観はもちろん、スリルも味わえるアトラクションとなっています。
【Royal Ontario Museum(ROM)】

カナダでは最大、北米では5番目に大きな博物館で恐竜の化石から古代エジプトを始め、世界中から集められた陶磁器や美術品が約600万点以上展示されています。入場料でPRESTOカード割や学生割がある他、第3火曜日の16:30 – 20:30は全ての入場者が無料、毎週火曜日はカレッジ生や大学生が無料なども嬉しい。(2023年現在)
【Distillery Historic District】

19世紀にウィスキーの醸造所として栄えていた地域でしたが、禁酒法により20世紀には蒸留所は閉鎖しました。1988年に国定史跡に指定されたことをきかっけに観光地として注目され、再開発も進み、2003年に商業施設としてオープンしました。趣のあるショップやカフェ、レストランが並び、様々なイベントも開催されているため、1年を通して楽しめます。
【Art Gallery of Ontario(AGO)】

北米でも最大級の美術館の一つで、紀元後100年から現代まで約9万点もの美術作品が展示されています。中でもカナディアンアートに関しては世界一の規模です。アフリカ、ヨーロッパなど世界中の作品が集まり、ルーベンス、ピカソ、モネ、ゴッホなど名高い画家の作品も観賞できます。入場料は25歳以下は無料、毎週水曜日の18:00 – 21:00は誰もが無料になるなど、留学生にとっても訪れやすい美術館です。
【スポーツ観戦】

ナショナルホッケーリーグ(NHL)…トロント・メープルリーフス The Toronto Maple Leafs
メジャーリーグベースボール(MLB)…トロント・ブルージェイズ Toronto Blue Jays
ナショナル・バスケットボール・アソシエーション(NBA)…トロント・ラプターズ Toronto Raptors
とトロントには北米リーグに参加するチームもあり、トロントで試合が行われることもあるため、トロント滞在中にぜひ観戦したいですね。
トロント留学のすすめ
カナダ最大の都市であるトロントには私立語学学校から、専門学校、公立カレッジ、大学と留学生を受け入れている教育機関が多数あります。語学留学から語学+α、Co-op留学、カレッジ・大学への進学まで目的に合った留学のスタイルが実現できます。
語学学校ではアットホームな小規模の学校から中規模、国際色の豊かな大規模な学校とあり、その特徴や雰囲気、取り組みは様々なため、好みの学校が見つかりやすいです。Co-op留学ではビジネスやホスピタリティ、IT、医療と、正に今需要とされている分野を実践的に習得することができます。カレッジ・大学においてはカナダをリードする名門校が連なり、カナダのみならず世界に通用する知識や能力を身に付けられる場を提供しています。学校の数が多いからこそ、良い意味で競争し合い、その教育水準はより高く保たれています。自分のやりたいことや好み、将来のキャリアに合った学校がきっと見つかるはずです。

まとめ
モザイク国家として知られるカナダの中でも、最も多種多様な街トロント。英語学習や専門学習はもちろん、グローバル化が進む日本でも世界でも必要となる国際感覚を身に付けながら留学できる都市です。年齢、性別、バックグラウンドを問わず学習できる環境が整っているため、現役学生にとっても、社会人経験者にとっても、自然体で留学生活を送ることができます。様々な教育機関や企業が集結しており、必ず目標や目的に合った最適な留学・滞在プランが見つかるでしょう。