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コロナで一旦白紙になった留学を大学最後の年に実現。外の世界でも生きていける 柏翔真さんインタビュー

柏翔真さん
鹿児島県出身
観光ビザ
オンタリオ州・トロントに語学留学

【背景】
鹿児島大学の大学4年生、就職活動を終わらせ休学することなく前期の後半と夏休みを利用して短期留学。

“地元から出たことがなかった自分、留学を通して外の世界で生きられる自信を得られた。素晴らしい出会いに感謝”

 幼い頃に出会った英語塾の先生に憧れ、英語を話せるようになりたいと思い留学を決めるも、コロナで白紙に。大学卒業を前にトロントで語学留学を果たした柏さんのストーリー。

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コロナできなかった留学、挑戦してみようと決心した

留学の目的は英語を話せるようになるため。小さい頃に出会った英語塾の先生がネイティブスピーカーと楽しそうに話しているのを見て憧れを抱き、いつか自分も英語を話せるようになりたいと思った。
大学2,3年生のころに留学をしようと大学入学前から決めていたが、コロナを言い訳にしてこなかった。大学3年の後半になり進路を考え出すタイミングで、同級生の中に夢を追って挑戦している人がいた。その人に刺激をもらい、長年夢だった留学に挑戦してみようと決心することができた。
トロントを選んだ理由はバンクーバーより日本人が少ないと伺ったことと、自分の興味の枠観光地がトロントのほうが多かったため(特にナイアガラの滝)

語学学校として最も大きな学校の一つ、ILAC

speaking,reading,listening,writingをまんべんなく勉強している。レベルごとに扱う教科書が異なる。私のクラスでは教科書のユニットごとに異なる題材についてディスカッションをしたり、そのユニットに出てくる長文の速読、ボキャブラリー、グラマーを学んだりしています。

外の世界でも生きられる自信につながった

生まれてからこれまで鹿児島でずっと過ごしてきた。そのため外の世界に触れる、吸収することを一つの目標としていた。留学に来た時点で触れることは出来た。また偏見を強く持たない自分の性格から、様々なことを吸収できた。そうして外の世界を知ることで、自分自身が外の世界でも生きていける自信、逆に日本という国について知識が乏しい自分に気づくことができた。

良い人間関係を築くのは自分次第

アクティビティーには積極的に参加することをお勧めする。少しでも孤独を感じないようにするためだ。また、一人で参加するより友だちと参加したほうが確実に楽しめる。私は孤独を感じないようにトロントについて空港からホームステイ先まで送迎してくれる車の中にいた日本人に連絡先を交換してもらったり、学校初日の隣に座った韓国人と親友くらいの関係を築けたりしたことで、孤独を感じることがなかった。常にだれかとつながっている安心感があった。出会いは運もあるが自分の行動次第でよい方向に持っていける。

早めの準備と事前の英語学習が鍵

留学エージェントの方が指示してくれるのでその通りに進めていけば大丈夫だが、早め早めに準備することをお勧めする。英語学習に関して、留学先で学べるだろうと踏んで全く勉強しないのはナンセンス。できるだけ学習してから望むのが良い。

留学経験をキャリアに繋げたい

すでに就職活動を終えて、来年の4月から働くことが決まっているが、その会社は海外支店がある。いつか駐在員として海外支店で働くか、ワーキングホリデーという形で戻ってこようなど考えている。

日本のことを知らないことに気づいた

自分自身のことについてよく知ることができた。その中でも自分のパーソナリティだと多くの人から信頼を得ることができると大きな自信につながった。日本にいたときから率先して後片付けをする、飲み会の席で周りを見るなどをしていたため、それがこちらの生活でも応用できた。その成果もあってか、国問わず多くの友達ができた。
不安になったことについて、「日本のことについて知らなすぎる」ということ。日本の漫画の人気は特にすごい。自分は王道の漫画しか読んでいなかったため、幅広く読んでいる海外の人より知識が圧倒的に少なかった。また、国の文化について自分から語れることも少なく、聞かれても答えることができないような場面も何度か訪れた。特にラテン系の国の人たちは踊ることが大好きなので、ラテン系の人と仲良くなりたい人は日本のダンスなどを少し学んでおくといつか役に立つかもしれない。

これからカナダに来る留学生へ

日本でできないことを海外でやろうとすると非常に難しいです。海外に来たら今までの自分を100%変えられると考えていたら少し甘いかもしれません。でも日本にいる自分を変えてくれるきっかけを確実にくれると思います、あとは自分が一歩踏み出すかどうかです。留学に来るという決断がまずあなたを変えます、留学に少しでも興味があれば絶対に来るべきです。

【一問一答】

  • 留学後の予定は?
    とりあえず就職活動は終えているので、卒論作成に向けて英語の勉強をしながら、最後の部活動の大会に向かいながら頑張ろうと思います。
  • 役に立ったツールやアプリ、SNS
    whatsAppで海外の人と連絡先を交換しました。でもInstagramも非常に連絡手段としては便利です。
  • 英語力の向上
    正直、話す力は来た時とあまり変わらない気がします。使う単語や文章もほとんど同じです。ただ、耳は昔より英語を聞き取る力がついたかなと感じます。自分と同じくらいの英語力の人となら、2人の空間でもお互いの意見を話し合って楽しく会話するレベルまで行きました。
  • うれしかったこと、楽しかったこと
    クラスの先生に、「you are my hero.」といってもらえたこと。その時の私のクラスは日本人韓国人がなかなか多いクラスだった。その人たちは毎日遅刻してくる、欠席する、学校に来ても大きな声で母国語を話すなど少し問題を抱えていた。そんな中私は周りに流されまいと2日酔いで少し気分が悪くても、8時半スタートの時間に間に合うように学校に行き、クラスでもなるべく多く発言した。それが先生にとって非常にありがたかったらしく、授業が終わった放課後そう言ってもらえた。また、その先生が私用でILACをやめるタイミングが来たとき、先生の方から自分と撮った写真だけインスタのストーリーに投稿してくれた、それもまた心の底から嬉しかった。
  • 留学中つらかったこと、きつかったこと
    お金の問題です、自分はキャッシュパスポートを取得し忘れてしまい、現金とクレジットカードだけで生活していたが、こちらは物価も高く気にせず買い物などを続けているとギリギリな生活を送ることとなる。また、財布を無くしたときにクレカを使えなかったため、大変困った。
  • 留学ライフを一言で表すなら?
    「素晴らしい出会いに感謝」です。
  • カウンセラーの進路アドバイスや留学サポート
    ものすごく丁寧に対応してくれて大満足でした。特に留学中は、少し留学とは関係ないような質問にもリンクを載せて分かりやすく答えてくださったり、財布を落とした時も丁寧に対応してくださったり、不安を払拭してくださいました。また、大島さんに一度対面でお会いしたときも優しく楽しく話をしてくださいました。その時の何気ない会話から貴重な情報などもうかがうことができたので、もっと早く直接お会いしておけばよかったなと思いました。
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