1. HOME
  2. インタビュー
  3. メキシコ/アメリカ/カナダ留学、海外就職を経て大学院へ

メキシコ/アメリカ/カナダ留学、海外就職を経て大学院へ

「キャリアにつながる留学・進学」をサポートするMYNDS。カナダ留学を経て、現在は日本で活躍する社会人の方々にスポットを当てていきます。

山本 将大さん
  • アリゾナ州立大学
    Thunderbird School of Global Management
    Master of Global Management 専攻
  • 山本 将大さん
  • 出身地:埼玉県
  • カナダ滞在歴:2017年1~3月、6~11月
  • 留学都市:トロント(メキシコ トルーカ、アメリカ ミシガンへの留学経験もお持ちです。)
  • 滞在ビザ:ビジター、ワーキングホリデー
    • 留学を一言で表すと?… 視野を広げられた
    • カナダの好きなところ… 世界中の人と繋がりあえること
    • 日本の好きなところ… 食べ物、公共交通機関、歴史・文化
    • 目標・目的を達成するために大切なこと… 視座を高く

現在、アメリカ・アリゾナ州立大学のグローバルマネージメント修士課程に在籍中の山本さん。日本の大学時代にはメキシコ留学、社会人になってからもアメリカ・カナダ留学、そして海外就職とグローバルに活躍している。キャリア形成の過程で経験したカナダ留学について伺った。

カナダで留学してみませんか?
  • カナダの大学・カレッジ進学に興味がある
  • ワーホリで働きながら留学したい
  • カナダで就職・移民が気になる
  • Co-op、看護師留学など多数取り扱い

あなたに合った留学のカタチをご紹介します。留学のご相談は無料です。

カナダ留学前

ーカナダ留学前は日本でどのようなことをされていましたか。

大学を卒業後、安全保護具メーカーに就職しました。この会社は「安全衛生」という、日常生活において不可欠なモノやサービスを提供しています。さらに、日本国内だけでなく、東南アジア、アメリカ、南米にも工場を持っており、将来的には海外赴任の機会も期待できるという理由から、約四年間勤めました。

入社後、営業職として工場やオフィスを訪問し、自社製品の案内を行いました。また、大規模な自然災害が発生した際には、事業継続計画(Business Continuity Planning, BCP)を提案するなど、多岐にわたる業務を担当しました。

ー大学時代にはメキシコ留学、社会人になってからはアメリカへ語学留学をされていると伺いましたが、カナダ留学を決めたきっかけや理由は何ですか?なぜカナダ(トロント)を選ばれたのですか?

トロントを選んだ理由は二つあります。
まず第一に、トロントの国際色豊かな環境です。旅行で何度か訪れたことがあり、道を行き交う人々の雰囲気や街並みがとても気に入りました。以前留学していたメキシコやアメリカでは、日本人である私が良くも悪くも目立ってしまうことがあり、溶け込むために努力が必要でした。しかし、トロントではそのようなことがなく、自然体でいられるところが魅力的で、留学先として選択しました。
第二に、トロントのビザ制度が豊富で、その後の進路やキャリアプランを描きやすかった点です。カナダではワーキングホリデー(ワーホリ)やCo-opプログラム、さらには二年制大学への入学など、社会人にとって魅力的なビザ制度が多くあります。外国でいきなり就職するためのスキルや人脈を持っていない私は、このようなステップを踏むことで将来的なキャリアを具体的にイメージすることができました。

ーカナダ留学を決意した際に考えていた将来のプランや掲げていた目標、思いについて教えてください。

2017年の1月からトロント大学のESLに入り、その後の9月から始まる学期からMBAを取得しようと考えてました。コミュニケーションができるだけでなく、エッセイやプレゼンなどが英語で対応できるようにと入学しました。

カナダ留学中

山本さんは2017年1月~3月、University of Toronto で English Language Program を受講されました。

ー学校通学について教えてください。

トロント大での留学中に、4つの分野(Reading, Listening, Speaking, Writing)を総合的に学ぶことができました。経験豊かな先生方から、非常に密度の高い英語学習を受けられたと思っています。クラスメートもトロント大学への入学を目標に努力しており、そのおかげで私も高いモチベーションを維持することができました。

特に印象に残っているのは、最後のグループワークです。イラン人、コロンビア人、日本人のチームメンバーと共に、街行く人々にインタビューを行い、その結果をまとめてプレゼンテーションをするという課題に取り組みました。クラスメートのスケジュール調整やインタビュー内容をスライドにまとめる作業など、英語以外の部分でも多くの困難がありましたが、結果的に非常に有意義な学びとなりました。

「今自分にできること」を考え、準備と積極的な行動を

ーカナダ留学前に掲げていた目標に対する取り組みとその結果はどのようなものでしたか。

当時目標にしていたMBAへの挑戦は失敗に終わりました。募集要項に必要な経験や英語力などのハードルが高く、日々の勉強だけでは難しいことがわかりました。しかし、その経験を通じて「今自分にできることは何か」を深く考えるようになりました。

その結果、留学中に地域でのボランティア活動に参加することにしました。また、その後のワーキングホリデービザ取得に向けても動き始めました。これらの活動を通じて、学業以外の面でも成長し、将来のキャリアに対する新たな視点を得ることができました。

トロント大ESLでのプレゼンテーション

ーカナダ留学中にやっておいて良かったこと/やっておけば良かったと思うことはありますか。

やっておけば良かったこととして、MYNDSさんのような留学エージェントを賢く活用することが挙げられます。海外に来て、自分一人でやっていこうという強い意識があったものの、どこかで限界が来ることを実感しました。その際、「誰がどのような情報を持っているか」というリソースを確保することで、自分では思いつかない解決策や新たな視点を得ることができる可能性があります。

自分に合ったエージェントを見つけることができれば、違った道を歩むことができたかもしれないと感じることもあります。これから留学を考えている方には、ぜひ信頼できる留学エージェントを活用して、自分の目標に合わせたサポートを受けることをお勧めします。

ーカナダ留学中に印象に残った出来事や影響を与えた方々はいますか。

ワーキングホリデー期間中の勤務先の方々には大変お世話になりました。バックグラウンドや将来のゴールはそれぞれ違いましたが、年齢が近かったこともあり、和気あいあいとした雰囲気の中で働くことができました。それでいて、オンとオフをしっかりと分けて仕事ができたのは非常に良かったです。

ーカナダ留学中に直面した課題や困難、その対処方法についてお聞かせください。

カナダに限らず外国に行くと、自分自身を客観視する機会が増えると感じています。日本で思い描いていたキラキラとした生活や語学力の向上は、すぐには結果に現れません。理想と現実のギャップに苦しむことは、少なからず誰にでもあるでしょう。

そのようなとき、自分を客観視し、まずはどんなことでも挑戦してみる姿勢が大切だと学びました。何気ない会話や人との出会いが、思いがけない場所へと運んでくれる可能性があるからです。そのため、常に準備を怠らず、積極的に行動するよう心がけていました。

家の近くの公園、ランニングしたり、ぼーっとしたり

就職・キャリア

ーカナダ留学後の職種・お仕事の内容を教えてください。

帰国後は、外資系の国際引越会社に三年間勤めました。その後、国際交流基金のJapan Outreach Initiativeというプログラムに応募し、アメリカで二年間、日本文化を伝える仕事をしていました。

このプログラムを通して、アリゾナ州フェニックスにあるJapanese Friendship Garden of Phoenixという日本庭園でイベントの企画・運営を担当しました。また、地元の学校での習字教室を開催したり、地域コミュニティや自治体との関係構築にも携わりました。これらの活動を通じて、多くの人々に日本文化を紹介することができました。

ーお仕事する中でのやりがいは何でしたか?

アメリカと言えど、田舎に行けば日本人から直接日本文化を教わる機会は多くありません。特に印象に残っているのは、炊き立てのお米を使ったおにぎり作りのワークショップです。このワークショップに参加した地元の小学生が、「It is one of the best food in my life」と言ってくれたことがありました。お世辞だったかもしれませんが、それでも非常に嬉しく、今でもその言葉を鮮明に覚えています。

ー留学後の就職活動はどのようにされましたか。

業種に関わらず、日常的にビジネス英語を使える会社を探していました。また、次のステップとして海外就職やMBA留学を目指していたため、将来的にスムーズに転職や退職ができるであろう外資系企業に絞って就職活動を行いました。

ー留学後のキャリア選択に、カナダ留学の経験は役立ちましたか。

この経験は本当に役立ちました。自分の性格的な側面も関わっているかもしれませんが、一社がうまくいかなくてもくじけない強さが自分に備わっていたと感じます。また、楽観的な性格の影響もあって、日本でうまくいかなかった場合でも、海外で新たなチャンスを見つけられるだろうという考えがありました。

しかし、一度就職してからは、投げやりにならず、目の前の仕事に真摯に向き合い、次のステップに向けて準備や情報収集を積極的に行いました。その結果、友人から国際交流基金のプログラムを紹介された際には、すぐに行動に移すことができました。

異文化理解を通した地域コミュニティの発展や活性化のために

現在

ー現在はアメリカの大学でグローバルマネージメントを専修していると伺っています。留学経験が専攻に及ぼした影響などはありますか。

カナダへの留学では、カナダという国を通して日本を含むさまざまな国の文化を学ぶ貴重な機会を得ました。また、ワーキングホリデー後のキャリアとして選んだ国際物流は、国と国を結ぶ重要な役割を果たす仕事であり、グローバルな視点の重要性を痛感しました。

その後のアメリカでの経験を通して、少し遠回りをしましたが、異文化理解を通じた地域貢献活動や企業の支援・援助に関心を抱くようになりました。このような志向から、大学院での学びを通じて、より専門的な知識を深めることを決意しました。

大学院でのサークル活動

ー今後のキャリアについて目標としていることや、思い描いていることなどありましたら、お聞かせください。

卒業後は異文化理解を通した地域コミュニティの発展や活性化に貢献したいと考えています。インターネットを通じて得られる情報は豊富であり、一見非常に有用に思えるものもあります。しかし、実際に足を運んで得られる情報や体験は非常に貴重であり、一生の思い出にもなり得ます。

現状、このような地域コミュニティ開発や活性化活動への支援や団体のつながりは弱く、持続可能でない取り組みも少なくあります。そのような状況を変えるため、組織としての後方支援を行いながら、長期的なコミュニティ開発に取り組む会社に所属し、貢献したいと考えています。

カナダ留学後、就職・キャリア形成を目指す方へ

ー皆さんへメッセージをお願いします。

私は「最終的には自分次第」だと思っていろいろな経験をしてきました。数多くの経験も人との出会いも活かすも殺すも自分次第だと思ってます。1年後振り返ったときに自分は前に進めているかどうか、なりたかった自分に近づけているかどうか、そして、一年後見据えたときにどうなっていたいか、どうしたらなりたいと思える自分になれるか、を意識しながら日々生活していきましょう!(という自分自身への忠告も込めて)

【おまけ】ー旅行や留学で多くの国々を訪れていらっしゃるかと思います。特に留学ではメキシコ、アメリカ、カナダと経験されていますが、大きな違いはどんなところでしょうか?山本さんの目線から、こういう方ならカナダが良いのでないか、というようなアドバイスがあれば教えてください。

メキシコは文化も言語もアメリカとカナダと異なります。日本と比べると180度違うと言っても過言ではありません。ただ、人の温かさは一番だと思います。ラテン系特有のおせっかいな性格は心が安らぎます。
アメリカは行く場所によって全く異なるので一概には言えませんが、実力主義で主張が激しいです。アメリカ人、といっても一括りにすることもできず、見えない壁みたいなものを感じるときもあります。
カナダはメキシコとアメリカのいいとこどりのような感じがします。みんな違ってみんないいを体現している国かと思います。
最終的には自分次第、かと思いますが、カナダは海外初心者に優しい国かと思われます。


 

▶▶帰国後の就職活動は帰国前から

キャリアサポート

▶▶帰国準備はお早めに

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

毎月お得なキャンペーン


毎月お得なプロモーション