ビザ申請と健康診断
カナダではビザや移民に関するアドバイス、申請代行は政府公認の有資格者が行うことになっています。
留学とビザは切り離せないもの。こちらではMYNDSが提携するKaede Immigration Servicesの代表・移民コンサルタント、阿萬さんより留学・ビザ・移民に関してご案内いただきます。
カナダのビザを申請する際に必要な提出物は基本的にカナダ移民局のウェブサイト上で確認することが可能です。しかし、共通の提出物はまだしも、“この場合はこれが必要”と言うように、人によって必要な提出物もあります。その代表的なものの一つが、健康診断です。
今回は健康診断が必要な場合についてご案内いたします。
- カナダの大学・カレッジ進学に興味がある
- ワーホリで働きながら留学したい
- カナダで就職・移民が気になる
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あなたに合った留学のカタチをご紹介します。留学のご相談は無料です。
目次
健康診断が必要なケース
日本人がスタディーパーミットやワークパーミット(ワーキングホリデー含む)を申請する時は、ほとんどのケースで健康診断は必要ありませんが、以下に該当する場合は健康診断が必要になります。
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- ヘルスケア系や教育系(チャイルドケア、小中高校)、ケアギバー(幼児やお年寄りのお世話)のお仕事をする場合
- カナダに渡航する前の年に、移民局が定める健康診断が必要な国に6ヵ月以上続けて滞在していた場合(健康診断が必要な国のリストはこちらで検索できます)
よくある質問
Q: 健康診断を受診しないとどのようなスタディーパーミットまたはワークパーミットが発行される?
A: 「チャイルドケア、小中高校、ヘルスケアなどの分野では働けません」という条件付きのパーミットが発行されます。
Q: どこで健康診断を受診するべき?
A: 移民局指定のクリニックや病院で受診します。指定クリニック・病院はこちらで検索できます。
Q: いつ受診するべき?
A: 申請前と申請後のどちらでも問題ありませんが、申請前に受診した方がプロセスは早いと思います。
Q: 受診後は何をすればいい?
A: 受診証明書を渡されるので、そちらを移民局に提出します。健康診断の結果は申請者には送られず、クリニックまたは病院から直接移民局に送られます。
Q: 健康診断の有効期限は?
A: 受診日から12ヵ月です。カナダ入国時に健康診断の受診証明書も必要ですが、受診日から12ヵ月以上経っている場合は、再度健康診断を受診しなくてはいけません。
注意しなければいけないこと
カレッジや大学でヘルスケア系や教育系などのコーププログラムを受講する場合はお気をつけください。健康診断が必要かどうかを事前に学校に確認されることをおすすめいたします。またコーププログラムではなくても、ヘルスケア系や教育系でアルバイトをする予定の方も健康診断を受診し、これらの分野で就労可能なスタディーパーミットを取得しなくてはいけません。
スタディーパーミットやワークパーミットが承認された後に予定が変わった場合
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- まだ日本にいる場合は、日本で健康診断を受診し、カナダ入国時に受診証明書を入国審査官に提出します。入国審査官が健康診断の結果に問題ないことをシステム上で確認できれば、ヘルスケア系や教育系で就労可能なパーミットが発行されます。健康診断を受診してから移民局が結果を確認できるようになるまで30日くらいかかる(それ以上かかる場合もある)ようなので、早めに受診されることをおすすめします。
- すでにカナダに入国している場合は、カナダで健康診断を受診し、「チャイルドケア、小中高校、ヘルスケアなどの分野では働けません」という条件を外してもらうための申請を行います。(申請料がかかります。)
- 雇用主限定のワークパーミットの場合は、健康診断受診後に再度ワークパーミットを申請しなくてはいけません。
ワーキングホリデーで渡航の際のお願い
テーマから少しずれますが、ワーキングホリデーでの渡航でご注意いただきたいことがあります。1年間の旅行保険に加入しておらず、ワークパーミットの期間が短くなった話を最近よく耳にします。カナダに入国する前に1年間の旅行保険に加入していなければならず、カナダ入国後に保険を延長してもワークパーミットの延長はできません。1年間有効のワークパーミットが欲しい場合は、必ずカナダ渡航前に1年間の旅行保険に加入し、証明書をお持ちください。
カナダ進学、ワーキングホリデー等、カナダ留学についてはMYNDSまでお問い合わせください。
執筆者のご紹介
Kaede Immigration Services
移民コンサルタント 阿萬 ひとみさん(R512097)
Regulated Canadian Immigration Consultant (RCIC)でCollege of Immigration and Citizenship Consultants (CICC)メンバー
トロントを拠点にカナダのビザや永住権の代理申請のサポートを行っており、サービスは学生・就労ビザ、ワーキングホリデー、個人・結婚移民、雇用主が外国人労働者を雇うときに申請するLabour Market Impact Assessment (LMIA)など多岐に渡る。MYNDSのビザサポートの監修も行っている。
Kaede Immigration Servicesのサービス、阿萬さんへのインタビューも併せてご覧ください▼
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