人脈が就職のきっかけに 安田 菫恋さん|目標のあるカナダ留学
「キャリアにつながる留学・進学」をサポートするMYNDS。私たちがこれまでにカウンセリング・留学サポートをし、現在は社会人としてカナダで活躍する方々にスポットを当てていきます。
- Accountant
- 安田 菫恋さん
- 東京都出身・トロント在住
- カナダ滞在歴… 7年8カ月
- 滞在ステータス… 学生ビザ ⇒ ワーキングホリデー ⇒ 学生ビザ ⇒現在 Post-Graduation Work Permit
- カナダの好きなところ… 人々がのびのびしてるところ
- 日本の好きなところ… 食文化・利便性
- 目標・目的を達成するために大切なこと… 努力・学び・人脈作り
- カナダの大学・カレッジ進学に興味がある
- ワーホリで働きながら留学したい
- カナダで就職・移民が気になる
- Co-op、看護師留学など多数取り扱い
あなたに合った留学のカタチをご紹介します。留学のご相談は無料です。
目次
留学の理由
ー何がきっかけでカナダへ留学しようと思ったのですか?
新卒で日本で仕事をしていたのですが、朝7時から夜中2時まで働かされたり、朝の5時まで飲み会に付き合わされたり、土日に急に呼び出されたりと、体力的にも精神的にもそこの会社で働くことがきつくなってきてしまったので、一度休養も含め海外へ出てみようと思ったのがきっかけです。
留学中
ーカナダに最初に渡航された際は、学生ビザ→ワーキングホリデーでのトロント滞在だったかと思いますが、学生ビザ、ワーキングホリデーでの滞在の際は、どんなことをされていましたか?
学生ビザの間はひたすら遊んでいました笑。休養も目的の一つだったので、とにかくいろんなところへ行きいろんな人と会って飲んでました笑。語学学校で出会った友達や、友達の友達など、交友関係を広く持つことができ、いろんな経験ができたと思います。
ワーキングホリデーの間は、イートンセンターのUNIQLOとEglinton駅の近くにあるJapanese Restaurantで働いていました。こっちで1年間住んだ後だったので、土地勘もある程度ついた状態で就活することができ、割とスムーズに仕事が決まりました。
一カレッジに行こうと思ったきっかけはなんだったのでしょう。また、プログラムの決断の理由は?
ワーホリが終わる直前にカナダでもっと生活していきたいと思い、知り合いに相談したところ、現地のCollegeに行ってポスグラを取るのが一番いい選択だと言われたので、College受講を決めました。
本当はAcupunctureのコースを取ろうと申し込んでいたのですが、コロナでIn personの授業がなくなってしまい、卒業が伸びてしまうと言われたので、2番目に興味のあったAccounting に変更しました。
一カレッジ期間中はちょうどコロナで大変な時期だったかと思います。カレッジ在籍中に苦労したエピソードはありますか。
オンラインのみの授業だったので、友達が一人もできなかったです笑。
みんなカメラはオフでしたし、授業も録画されていて後で見返せるので、そもそも出席していない人も多かったと思います。一度だけグループワークの課題があったのですが、一度も会ったことも話したこともない人たちと一緒に一つの課題をやるのは本当に大変でした。みんな住んでる国も違ったので、時差もありましたし、英語力もまちまちだったので、お互いの言いたいことが伝わらなかったり、勘違いがあったりと、無事に課題を提出するまでとてもひやひやしました。
一プログラム受講中、特に印象に残っている授業やプロジェクトについて教えてください。
一番初めのタームにあった数学の授業がとても印象に残っています。唯一本当に自分だけでやった科目で、初めは先生が何を言ってるのかさっぱりだったのですが、授業を受けていく中で徐々に理解でき、期末テストでは98点をとれたので、その時は飛びあがって喜びました笑
一プログラムによっては毎日の予習や復習が欠かせないこと、また自主学習も必要になることがありますが、授業時間以外での学習はどれくらい必要で、どのようなことをされていましたか?
Accountingの授業は必修のほとんどが予習復習が必要な科目だったと思います。日本でもともとAccountingの勉強をしていた方なら別かもしれませんが、私は全く知識がなかったので、知り合いに教えてもらいながら、授業の復習や課題、テスト勉強など、毎日2.3時間くらい何かしらは授業外でやっていたと思います。
就職・キャリア
ー現在の職場での具体的な業務内容を教えてください。
Softwareの会社でAccountantをしています。
業務内容はERPを使ったInvoice 作成、Billの計上、Account Receivable の管理等を行っています。
ー現在の会社に就職された経緯・就職活動において工夫された点があれば教えてください。
会社内に多く知り合いがいたので、その方たちから社長に推薦していただきました。
人脈作りが大切だと思います。そこの会社への就職が目的というわけではなく、日ごろから友達の友達や、新しい人と触れあえる機会をたくさん持っていると、いつかどこかで活きてくる時があると思います。
ー就職活動や現職の業務の中で、日本での社会人経験やカナダでの留学・アルバイト経験など、過去の経験や身に付けたスキルが役に立ったことはありますか。
私は日本では接客業が主だったので、今の仕事とは全然ジャンルが違うのですが、どこの国、会社にいてもコミュニケーションスキルはあって損はないと思いました。
また、カナダでCollege在学中に別の場所でAccountantとして働いていたのですが、そこで得たAccountingのスキルは今の職にとても大きく影響していると思います
ー日本とカナダの職場文化の違い(働き方や仕事の考え方)をどのように感じられていますか。
日本の働き方に比べるとカナダの会社はのんびりしている印象なので、ゆとりをもって仕事ができている気がします。皆さんワークライフバランスをとても大事にしていて、過度なオーバーワークや、日本のように有休が取りづらいなどということがなく、全社員がのびのび働いているように感じます。
カナダ滞在を通して
ーカナダに来たことによって、自分自身の価値観や人生観、キャリアに対する考え方は変わりましたか。
大きく変わりました。特にキャリアに関しては、日本では自分が我慢すれば周りは上手くいくと考えて声を殺している人が多かった印象なのですが、カナダの会社では、みんなが意見を言い合うことで、会社が年々働きやすい場所になっていっていて、社内の雰囲気も良く、売り上げも毎年上がり、我慢することのメリットがないということに気づきました。
ーカナダに来て初めて気づいたこと、学んだことはありますか。
”正解がない”ということを改めて気づかされました。
人生、幸せに正解はないとよく聞きはしますが、それでも日本に住んでいると、いい大学へ行った方が、いい会社へ就職した方が、はやりの服を着た方がと、何かと他人にどう思われるかを基準に生きているように感じます。
カナダで生活してみて、多くの人が他人にどう思われているかよりも、自分がどう生きたいかを基準に生きているように感じました。そして日本にいる人たちよりも人生に対する不満が少なく、愚痴を言う人がほとんどいないように思えます。みんなそれぞれ全く違う道を歩んでいて、人から見たら自分だったらやりたくないなと思うようなことでも、その人はそれをとても楽しんでやっていたり、それぞれが自分の思う幸せに向かって生きているんだなと、頭だけでなく実感しました。
最後に
ー日本に帰国される予定とお伺いしていますが、日本でも同じような職種の仕事で探す予定ですか。将来的に目指すキャリアのビジョンや目標について教えてください。
カナダで働いてみて、リモートワークの働きやすさを感じたので、日本でもリモートワークができる職に就けたらいいなと思っています。日本ではフルリモートのところは中々ないみたいですが。。。
ーこれからカナダで留学や就職を目指す皆様へ、メッセージをお願いします。
今、Torontoへ留学、就職するのは中々難しくなってきている世の中ですが、もし迷っているのであれば、私はこちらへ来る、残る道をお勧めします。途中過程は日本にいるよりも大変かもしれません。しかしそこから得られることも多く、また、生活の基盤ができた後にはおそらく、日本で働くよりも気持ちに余裕のある生活ができるようになると思います。私自身、カナダに来てとてもよかったと思っていますし、大きな経験も、今後一生大事にしていきたいと思える人達との関係性も築くことができました。人それぞれ合う合わないはあるかもしれませんが、迷うくらいなら1度試してみて頂きたいです。
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