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実録!本当にあったトラブル【旅行編】カナダ滞在中に起きた旅先の思わぬ落とし穴

実録!本当にあったトラブル【旅行編】カナダ滞在中に起きた旅先の思わぬ落とし穴

カナダ留学の楽しみの一つとして、海外旅行を挙げる人も多いでしょう。

日本からでは、移動時間が長く高額になってしまうヨーロッパや南米などの国々も、カナダからであれば直行便で周遊できますし、特に国境を接しているアメリカの場合は、二泊三日などでも行き帰りできてしまいます。

とは言え、海外旅行は海外旅行。盗難や犯罪などのトラブルは、ガイドブックや旅行サイトなどで、「気をつけるように!」と書かれていても、実際に自分や周囲の人に起こるまではなかなか深刻に捉えにくいものです。

こちらではカナダ留学中の方が旅行先で実際に遭遇したトラブルをご紹介します。避けられないトラブルももちろんありますが、なるべく同じようなトラブルにならないように参考にしてみてください。

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同行者のビザでのトラブル

語学学校でできた友人と、グループで旅行を計画したAさん。国籍豊かなメンバーで行くNY旅行を楽しみにしていました。手配はリーダー格のBさん(X国出身)と、その友達Cさん(Y国出身)がしてくれ、Aさんを含めて5人で出発しました。

バスで、「さぁアメリカ国境を越えるぞ!」という段階になって、Bさんの国籍では、アメリカ入国のために事前のビザ申請が必要で、Bさんはそれを持っていないことが分かりました。

その場でバスを降り、カナダに残らざるを得ないBさん。さらに、友人であるCさんは、泣きながら謝るBさんに『私も行かない!』と。

残りの3人で旅行自体を続行しようにも、手配を主に行ったのはBさんで、Aさん含むほかのメンバーは恥ずかしながらホテル住所も曖昧で、このまま放り出されても・・・という状態。

結局みんなで泣く泣く旅行をあきらめることになりました。もちろん旅行代金は全額戻りません。

【補足】
リーダー格かつ英語が一番上手なBさんに任せてしまい過ぎたために、他のメンバーが何も把握してなかったことも状況を悪化させてしまいました。しっかり者のBさんがなぜそのような重大な規定を見逃してしまったのかは分かりませんが、その人の国籍や旅行先によってビザ条件などの入国規定が異なることから、留学生同士の旅行は同行者のビザ環境もある程度はお互いに注意し合う必要がありそうですね。

特に最近は、アメリカのESTAや、カナダのeTAのように事前の電子認証システムを導入している国が多いです。調べた情報が古かったという可能性もありますので、必ず最新情報をチェックしておきましょう。

一人旅のスケジュール管理

アメリカへのバスでの1人旅10日間を楽しみ、バスでカナダに戻るDさん。トランクは預け、手持ちの大きめのバッグ(簡単な着替え、ガイドブック)と、肩がけ旅行用のポーチ(パスポート・携帯・お金だけを入れる)を持ってバスに乗り込みました。

夜中12時を過ぎ、郊外でトイレ休憩。トイレに行き、コーヒーを買って戻ってくると、バスはおらず、手元には旅行用ポーチのみ。冬のNYでコートもなく、着替えもなく、呆然のDさん。どうも『15分には出発』を、『15分集合』と思いのんびりし過ぎてしまったようです・・・。

【補足】
バスの運行会社に電話して状況を説明、次の便のドライバーに必ず彼女をピックアップしてもらうようお願いしました。もともと乗っていたバスのスケジュールが1時間近く遅れており、次のバスが30分ほど予定より早く進んでいたというとてもラッキーな状況が重なったため、実質30分ほど待って、次の便に乗ることができました。

1日1便だったとしたら・・・携帯をもし持っていなかったら・・・、パスポートがなかったら・・・。持ち主不在の荷物が検査にあったら・・・。考えるだけでぞっとする状況ですね。

肩がけポーチでパスポートを肌身離さず持っていたDさん、不幸中の幸いでした。

ちなみにDさんを置いて行ってしまったバスの運転手にも、乗客の点呼をせずに出発してしまって責任があると思いませんか?そうではないようです。遅れてしまったのは彼女であり、自己責任ということで、Dさんは2台目のバス代も実費で支払ったそうです。

実録!本当にあったトラブル【旅行編】カナダ滞在中に起きた旅先の思わぬ落とし穴・一人旅・パスポート・ビザ

ビザの紛失、再入国規定の見落とし

LA旅行を楽しんで、大満足のEさんが入国審査で真っ青に。。パスポートにつけていたはずの、学生ビザがない!!!!!!!

そういえば、旅行中にかばんの中で水をこぼしてしまい、物を全部出して、整理したことが。旅行中溜まったチケットや、チラシ、パンフレット類をその時まとめて処分してしまった…そこに混ざっていたかもしれない…さらに、ビザは折りたたんでパスポートにはさんでいただけだった…。

【補足】
申請に使った書類を全てデータでスマホ内に持っていたのでそれを見せて、半泣きになりながらオフィサーに状況を説明。なんとか無事に入国できました。

Eさんとは別の方ですが、ビザをカナダ国内で延長申請し、登録住所に届いたビザをパスポートに付けずに海外旅行に行ってしまったという方もいらっしゃいました。

ビザはカナダでの滞在許可を証明する非常に大切な書類です。「あ、失くしちゃった」、「忘れちゃった」では済まされませんので、保管には十分に気を付けてください。

また、カナダ渡航に必要なeTAですが、これはパスポートに紐付いています。そのため、カナダ国内でパスポートを一度更新した場合は、再度取り直す必要があります。この規定を知らずに、カナダ国外に出て戻って来る際に有効なeTAがなくて足止めというケースもありました。幸いにも数時間の待機で結果が出たこと、アメリカだったため便数が多く、早く帰って来れましたが、見落としやすい点ですね。

カナダのビザ=カナダ国内の滞在許可です。旅行や一時帰国などで出国した後のカナダへの再入国は、決して権利として認められているわけではありませんので、カナダ国外の旅行をプランする場合は気をつけましょう。

知らずに不法滞在

日本人はカナダに入国したら、ビジターとして半年の滞在許可が必ずもらえるので、カナダ国外に出て帰ってきたその日から、また半年間カナダに居てもいい、と信じていたFさん。ビジターの期限が切れる少し前にアメリカ旅行に行ったので、そこから半年は安心と、カナダ生活を楽しんでいました。

その後、結局もう少し本気で勉強しようかな、と学生ビザを取得してカナダで就学することにしました。学生ビザ申請の際にコンサルタントに相談したところ、「ビザの有効期限がとっくに切れており、オーバーステイになっていますよ」と指摘を受けました。

知らずとは言え、本人の過失で4ヶ月以上も不法滞在していたので、コンサルタントにもお手上げと断られ、学生ビザ申請をあきらめて帰国しました。。

【補足】
滞在ステータスについて『それらしい伝聞情報』を信じている方は意外と多いようです、

Fさんの例の他にも、
ビザの延長申請中に国外に出て戻ってくる時に、審査官にビザ申請していることを申し出たらその場でビザがもらえる
ビザが切れそうになったらアメリカに出て、戻ってくるときに書類を提出し面接を受けたら、新しいビザを出してもらえる
学生ビザの残り期限が30日を切っている場合は、国外に出て戻ってきた時点で自動的に半年の観光ビザに切り替わる

など、どこかで聞いた情報、見た情報を鵜呑みにしてしまっていることはありませんか?正確な情報、最新の情報はカナダ移民局のウェブサイトで確認することをお勧めします。

滞在ステータスには『自動的に』『絶対』『必ず』ということはない、と思っておいた方がいいでしょう。

実録!本当にあったトラブル【旅行編】カナダ滞在中に起きた旅先の思わぬ落とし穴・空港・ビザ・入国審査

レンタカーでの高額なスピード違反金

海外での運転を楽しみにしていたGさん。友人を誘ってナイアガラ旅行に出かけようとレンタカーを借りました。こちらの制限速度はハイウェイで100キロなど、日本よりも速いことに最初はびっくりしたものの、運転にも段々慣れてきました。

Gさんの周りの車も130キロなどと飛ばしているので、周りの様子を見ながら少しずつスピードアップ。後ろでパトカーのサイレンが鳴ったと気づいたときの速度はなんと時速150キロオーバー…。

その場で車取り上げとなり、みんなで公共交通機関で帰宅することとなりました。その後、請求された罰金は1000ドル以上・・・。免許も取り上げで踏んだりけったりの旅行となりました。

【補足】
ナイアガラだけではなく、ロッキー山脈の旅行でもスピード違反の話を聞くことが多いです。カナダは道路の幅も広く、まっすぐな道が多いので、ドライブを楽しむにはとても良い環境かもしれません。ただ、思っている以上にスピードが出てしまっていることがあります。交通ルール・保険などをきちんと確認し、安心してロードトリップを楽しんでくださいね。

実録!本当にあったトラブル【旅行編】カナダ滞在中に起きた旅先の思わぬ落とし穴・レンタカー・スピード違反

 

いかがでしたか?
うっかりミス、調査不足など、気をつけていれば避けられるトラブルが多いですが、ビザや入国規定については頻繁に情報が更新されていますので特に注意が必要です。

毎年『友人が言っていた』『できた人もいると聞いた』『インターネット掲示板で大丈夫とあるのを見た』など、不確かな情報をもとにしてトラブルになる方が後を絶ちません。カナダ移民局や大使館が発信する情報をきちんと確認するようにしましょう。

トラブルに遭ってしまったら?

航空券や旅行を、旅行会社で手配している場合はヘルプデスクなどがある場合があります。すぐに確認してみましょう。特に航空券の変更などは、発券した旅行会社を通すととてもスムーズに行くことも多いです。

また、盗難など携行品の被害があった場合は、保険の請求のために何をすればよいか、保険会社にも指示を仰ぎましょう。

ただ、例に挙げたようなビザや入国のトラブルで、日本大使館や領事館に連絡しても、できることには限りがあります。

自分の不注意で失くしてしまったビザを即日再発行と言うことにはなりません。

やはり最も大事なことは、トラブルに遭わないように準備すること、ですね。

旅行に出かける際には、トラブル回避のためにも、出入国のルールの確認、ビザやパスポートなど旅行用書類の準備、保険の加入など、時間を割いてしっかり準備してくださいね。

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