【カナダで移民を目指す】CELPIP VS. IELTS
英語のテストといえば、日本では英語検定、TOEIC、TOEFL、IELTSが良く知られているところですが、CELPIP(セルピップ)というテストを聞いたことがありますか?
カナダで個人移民を目指している方はCELPIPの存在をご存じの方が多いと思います。カナダでは移民申請の際に、カテゴリによっては英語のスコアが必要となります。多くの方はIELTSで高得点を得ることを目指しているかもしれませんが、なかなかIELTSでのスコアが取れない、伸び悩んでいるという方は、CELPIPを受験してみても良いかもしれません。
こちらでは、弊社スタッフが移民申請にあたってCELPIPを受験した際の体験をもとにご紹介します。
今後、カナダでの個人移民で英語テストの受験が必要になる方はぜひ参考にしてみてください。
- カナダの大学・カレッジ進学に興味がある
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目次
移民申請の際はどのテスト?
- TOEIC ⇒ 日本や韓国で認知度が高い。日本の就職活動に欠かせない。
- TOEFL/IELTS(アカデミック) ⇒ 海外での進学
- IELTS/CELPIP(ジェネラル) ⇒ 移民申請
※いくつか種類が分かれているテストもあるので、受験の際はご自身の目的に合わせて種類を選択してください。
アカデミックは大学やカレッジへの入学にあたり必要となる英語力を証明するためのテストで、たくさんの専門用語やグラフが使われた難しい文章を読解する力、限られた時間でエッセイを書き上げる構成力と語彙力が必要となります。
一方、ジェネラルはいわば日常英会話+少しビジネス。基本的には移民申請したい人が受験するものと考えていただいてよいかと思います。また、カナダ移民局で認められている【英語の】語学力試験はIELTS または CELPIPのジェネラルと決められています。
IELTSについては、下記の記事からご覧ください。
CELPIPってどんな問題が出る?
CELPIPはIELTSと同じく4技能のテストがあります。
リスニング…47-55分 文章を聴いて回答
リーディング…55-60分 文章を読んで回答
ライティング…53-60分 質問に対して記述回答
スピーキング…15-20分 画面上で素早く口頭で応答
下記記事より、CELPIPで出題されそうな問題を取り上げているので、ご覧ください。
CELPIPの良い点・気になった点
良い点:
- カナダ英語、難易度低め、全てオンラインベース、受験料が少し安いです。
- 過去問のスピーキングテストの回答例では流暢な模範解答ではなく、実際の受験者の回答(おそらく)をレベル別に聞くことができます。緊張している人もいれば、公式の資料で紹介されている回答のコツにならって淡々と話す人、想像力豊かな回答をする人もいて、テスト本番のイメージをつかむことができます。
- レベル6-7くらいの回答でも結構な頻度でAh- とか、Umを連発していたり、回答が間に合わずに途中で途切れていたりするので、思ったよりハードルが低そうなところにも安心できます。
気になる点:
- 参考資料や問題集は基本的に公式サイトから購入するしかありません。そして高いです。ただ、サンプルテストのみでは簡単すぎるので、過去問を購入して一回は解いておくことをお勧めします。
- 質問が分かりづらい、選択肢のうちの複数が正解ととれる問題が多い印象です。解説がないため、解答に納得いかずにモヤモヤしてしまうこともあるかもしれません。
つまりCELPIPとIELTSどちらを受験すればいいの?
英語資格に関しては、正直個人と英語資格の相性もあります。そのため、どちらが良いとは明確にはいえませんが、今後カナダ個人移民で英語受験をご検討されている方は、両方受験してみて、どちらが自分に合うのかを確認してみてもよいかもしれませんね。
CELPIPはカナダ英語で、IELTSはイギリス英語です。そのため、耳がどちらに慣れているかという点でも好みは分かれるかもしれません。
ちなみに弊社スタッフは、イギリス英語の訛りが得意ではなかったということで、CELPIP受験に至っています。
IELTSの対策については、下記記事をご覧ください。
受験したスタッフの感想
CELPIPはスピーキングテストがコンピューターに向かって話すタイプというのもプラスポイントでした。凄くシンプルですが、高得点を取るためには自分と相性の良いテストを見極めることが大切です。CELPIP公式サイトでアカウントを作成するとサンプルテストをもらえると思いますので、ぜひ一度テスト形式をみてみると良いと思います。
移民申請にあたり、英語試験は申請に必要なスコアを上げる要といわれていますので、早い段階からどちらを受験するか決めて、テスト対策を始めておくことを強くおすすめします。
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