40代からのCo-op留学 “人と比べず自分の力を信じる事が鍵になる”
“Age is just a number”-年齢や色々なものに捕らわれずやりたいことにチャレンジする事が自分を成長させてくれました。-
石橋 京子さん
出身地:大阪府
留学した都市:トロント
ステータス:学生ビザ(Co-op)
トロントでGreystone CollegeのDigital Marketing-Social Media Professionalを受講された石橋さん。日本では販売職やマネージメント業務をされていたため、マーケティングは未経験の分野でした。パートタイムのお仕事探しの際、Co-op期間のインターンを見越して準備されたことにより、未経験ながらソーシャルメディア担当として有給インターンを得られました。
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目次
留学前
ー留学前はどのようなことをされていたのですか?
大学卒業後、約20年ラグジュアリーブランドを中心に販売職、マネージメント業務をしてきました。
留学の理由
ーカナダ留学のきっかけや目的、また都市や学校を選んだ理由について教えてください。
目的は日本語以外で情報収集する際、英語が最も使用されている言語であること、きっかけの一つは外資系会社で就業していたので上司が日本人以外の方も多く日常英語での会話をもっとスムーズにしたいと言う思いがあったことです。
トロントを選んだ理由は、英語の上達と海外と就業してみたいと言う2点が同時にできるco-opが魅力で、プライベートスクールだと1年間だけ座学(公立カレッジは2年間座学の所が多いイメージでした)かつ費用も抑えられる点から選びました。また、英語の上達と様々な人とのコネクション作りも目標でした。
ー留学前の準備期間についてどのようなことをされたか教えてください。また事前にもっとこうしておけば良かったなど、お役立ち情報があれば教えてください。
学校入学のためにIELTSを勉強しました。私は2か月間WritingとSpeakingのために日本で学校に通いました。
事前に英語の勉強をもっとしておけばよかったと痛感しました!実際の授業で先生の話すペースは速いし、色々な国のアクセントが入った英語を聞き取るのに最初は苦労しました。今はAIでWriting、Speakingを練習したり、添削してもらえるのでコツコツ自分のペースで学習しています。
留学中の方が投稿しているYouTubeをよく観ました。現地のスーパーで物価がどのくらい、住むのに良い地域はどこ、アルバイト探しがどれだけ厳しいかなど。その時にオンタリオ州ではアルコールを扱うにはSmart Serveという資格が必要と知り準備できました。
留学中
ープログラム受講中、特に印象に残っている授業やプロジェクトについて教えてください。
地元のビジネスオーナーにインタビューし、ソーシャルメディアを使用してアプローチするグループワークが印象的でした。
現地のスモールビジネスオーナーを探す事に苦労しているグループが多く、私はパートタイムジョブで就業していたタイレストランのオーナーから了承を得て、若年層の新規開拓の必要性を感じていること、インスタグラムが上手く稼働していないことを知りグループでそれにアプローチしました。
ビジネスオーナーと話して実際にソーシャルメディアを使ってマーケティングする事が出来たのは今後の具体的な仕事をイメージする事が出来てとても良い体験になりました。
ープログラムによっては毎日の予習や復習が欠かせないこと、また自主学習も必要になることがありますが、授業時間以外での学習はどれくらい必要で、どのようなことをされていましたか?
私は毎授業前に予習を30分~1時間していました。
学校とは別で常に英語の勉強(自分がカナダに来て気づいた特に強化すべき点)もしていました。
ただ、学校とパートタイムの両立でこの英語の勉強がおろそかになっていたと反省しています、今になってもっと勉強したかったと思っています。
ーCo-opの就職活動の開始時期、応募企業について教えてください。
レジュメの作成:Co-op開始半年前
求人情報の検索:Linkedin, Indeed, E-maple
応募開始:co-op開始数ヶ月前
採用決定:co-op開始数ヶ月前
応募した企業総数:2社
実際に面接まで進めた企業数:2社
ー希望する職種での求人先にはどういった会社がありましたか?また、求人数はどれくらいありましたか?
私は具体的なCo-opの就職活動はしておらず、パートタイムジョブで就業していたレストラン2社でサーバーをしながらソーシャルメディア担当として就業していました。
ーCo-op先について教えてください。
【会社名】タイレストラン、おまかせ寿司店
【ポジション】サーバー、ソーシャルメディア担当
【給与形態】有給
ークラスメイトの就職活動の様子どうでしたか?
クラスの中にはすでに自国でソーシャルメディアやマーケターとして就業していた子も多く、英語をはじめ3,4か国語を話せる子も多かったですが、トロントで実際にマーケターやソーシャルメディアで採用された実績を聞いたことがありませんでした。トロントでは無休のインターンも多く、それすら応募が多数のため採用されるのも非常に難しいのが現状でした。
これは私の経験談ですが、私はこの分野で未経験、かつ英語がネイティブ並みに話せるわけではなかったので、バイトを探す際にCo-opに繋げられるようなローカルの地元のレストランで就業し、オーナーからヒアリングしていた要望、改善点の資料を作りプレゼンしました。(具体的には新規客獲得の為にキャンペーンを作成しインスタグラムでの告知、店舗にディスプレイするPOPデザイン等を提案。)
ー学校のCo-opサポートを利用しましたか?利用した場合、受けたサポートの内容や、役だったアドバイスがあればお聞かせください。
学校では2回カナダでの就職活動に関する授業がありました。レジュメの作り方とインタビューでの受け答えです。
役立ったことはレジュメを作る過程で先生から、あなたの経歴はカスタマーサービス、ホスピタリティの分野では申し分ない経歴だが、デジタルマーケティングにおいては未経験者なので今まで培った事でデジタルマーケティングに活かせそうな経験をブラッシュアップしそれをキーワードにレジュメを再構築しなさい。と言われたことです。
ー学校でもう少しこういったサポートがあったらよかったなど、感想やご意見などがあればお知らせください。
サポートは2回の授業のみで足りているとは言えませんでした。Co-op担当のスタッフともっとコミュニケーションをとる機会があれば質問など普段からの会話もしやすくなったと思います。
ーCo-op先では学校の授業は実践的な知識・スキルとして役立ちそうですか?どのような点からそのように思いますか?
私のコースは1年間だったので基本的なことを覚える事が中心で実践的なことには少し足りなかったように思います。
実際に習ったマーケティングの知識を生かし、架空の会社のニュースレターを作成、キャンペーンを作成するなどの授業は今後実際の場面で役立ちそうだと思いました。
留学後
ー留学して自信につながったことや、逆に不安になっていることがあれば教えてください。
カナダに来て今までの自分のキャリアは無くなりゼロからのスタートとなりましたが、自分が経験してきた事が思わぬ形で力になることを実感しました。
人と比べず自分の力を信じる事が鍵になると強く思いました。
トロントでの就労(アルバイトも含め)がいかに厳しいものなのか覚悟していましたが実際はそれ以上でした。そのため、アルバイトを探す時点からインターンで働けそうな可能性のある所を選びましたが、今思えば現地で就職活動に参加し、インターンの就職活動がどんなものなのか体験してみても良かったと後悔しています。
ーカウンセラーの進路アドバイスや留学サポートはいかがでしたか?
いつも迅速に返答いただけて大変助かりました。
来週から一週間だけ通える語学学校はありますか?のとんでもないリクエストにも迅速に対応してくださり、とても雰囲気良く、かつお手頃な価格の語学学校を紹介していただいたことは大変感謝しています。
ー学校終了後やビザ終了後の予定について教えてください。
私は日本に帰国予定です。帰国後は英語を使うような仕事を希望しています。
これからカナダへ来る留学生へ
ーこれからカナダ留学を考えている人にメッセージをお願いします。
日本と違うことが多々あり大変なこともあると思いますが、驚きと喜びも沢山あります。
登校初日にクラスメイトの英語が上手く聞き取れず情けなくて、悔しくて泣きながら帰った事を今でも覚えています笑。
私の場合は45歳で初めての留学だったので年齢の事で友達が出来るのか、就職には関係してくるのかなど不安でした。実際は実年齢を意識することはほとんどなく、友達作りに関しては年齢、バックグラウンドを超えて自分と同じような目的や目標を持った人々と出会うことが出来、就職に関しては経験が重視されるので年齢は全く関係なかったと思います。
【一問一答】
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- 留学後はどんな仕事や企業に就職したいですか?
目標はスモールビジネスオーナーとしてソーシャルメディアを使って自分の出来る事で社会貢献できるものを立ち上げる事です。 - 留学に際して役に立ったツールやアプリ、SNSなどあれば教えてください。
YouTubeで現地に今住んでいる方の投稿 - 英語力はどのくらい伸びたと感じますか?
リスニングとスピーキングが特に伸びたと思います。英語で突然話しかけられても聞き取れる、またはとっさに英語で対応できるようになりました。 - 留学中つらかったこと、きつかったこと
学校と並行してパートタイムジョブを探したこと。見つかるまで2か月ほど、レジュメ配り、オンラインからの応募を50件ほどしたと思います。あきらめず地道に続けていれば必ず見つかります。 - 留学中うれしかったこと、楽しかったこと
カナダの祝日やイベントまた観光地に新しくできた友達と行けたこと、新しい友達と素敵な時間を共有できた事はつらい留学の中の素晴らしい思い出です。 - 留学ライフを一言で表すなら?
『Age is just a number』
年齢や色々なものに捕らわれずやりたいことにチャレンジする事が自分を成長させてくれました。
『To believe is to see』
自分で経験、体験して初めて分かることがあると痛感しました。(良いことも悪いことも)
- 留学後はどんな仕事や企業に就職したいですか?
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