英語独学から、日本人が少ない街ハリファックスへ。カナダ生活で大切なことは積極的になること、自分の気持ちをはっきり伝えること。宮本芳美さんインタビュー
宮本芳美さん
福井県出身
ワーキングホリデービザ
ノバスコシア州・ハリファックス
【経歴】
2009年 IT系専門学校卒業後、地元福井で電子部品小売企業に就職
2017年 某世界的玩具会社の日本代理店へ転職
2019年 離婚をきっかけに夢だった海外留学へ行こうとワーキングホリデービザに応募
2020年 退職して渡航する予定が、新型コロナウイルスの影響で延期
2022年 カナダの入国規制が緩和され国境が開いたので渡航
“留学前に下調べをして知った街、ハリファックス。素敵な街のことをもっと世に広めたい。”
日本では独学で英語力を上げるも、その限界を感じたという宮本さん。学んだ英語を活かすため、日本人が少なく、英語環境が整っているハリファックスで語学留学・ワーキングホリデー生活を送られた宮本さんのストーリー。
- カナダの大学・カレッジ進学に興味がある
- ワーホリで働きながら留学したい
- カナダで就職・移民が気になる
- Co-op、看護師留学など多数取り扱い
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目次
日本で学んだ英語を使いたい、海外に身を置いてみたい
25歳から英語を学び始めて、英会話教室にも通わず独学で勉強し、TOEIC780を取ることができました。しかし、学んだ英語を実際に使いたいという想いと、日本で自分一人でする英語学習に限界を感じ、海外に身を置いてみたいと思い留学を考えました。
留学先にカナダを選んだきっかけは、カナダ留学経験がある友人らに「カナダは素敵なところ」と強くお勧めされたからです。また、私自身もスノーボードが大好きで北米へは行ってみたいと思っていました。カナダ留学の下調べ中に、ハリファックスは日本人の人口が少なく英語に集中できる環境だと知り、この都市に決めました。また、港の写真がすごく綺麗だったのと、少々ミリオタなのでカナダ海軍の船が近くで見られることも決め手の一つでした。(ハリファックスにはRoyal Canadian Navyの基地があります)ハリファックスには語学学校が2校ありますが、アットホームな雰囲気が特徴のECLC(現 Oxford International Halifax)を選びました。
スピーキングの授業では恥ずかしさや遠慮を取り払ってとにかく話す
在学中は、午前はSkills 400レベルのクラス、午後はダイナミックスピーキングのクラスで10週間(1 term)授業を受けていました。Skills 400では主に文法や熟語を学んだり資料を作成してプレゼンを行なったりしました。ダイナミックスピーキングでは「間違っていたらどうしよう・・・」などの恥ずかしさや遠慮を取っ払ってとにかく喋って会話をする授業でした。
目標は「知っている」英語を「使える」英語にすること
日本での独学や語学学校の授業で頭に入れた文法や表現、イディオムなどを実際の会話で自然に言えるようになることが目標です。また、今使われている生の言葉や表現なども覚えていきたいです。
カナダ生活では自分の気持ちをはっきり伝えることが大切
大切だなと思ったのは積極的になること、自分の気持ちをはっきり伝えることです。多国籍文化であるカナダでの学校生活やシェアハウス生活で、友人達とコミュニケーションを取るときはもちろんですが、役所や銀行などで日本では考えられないような問題が起こります。日本ではあまり自己主張はしてこなかった(お待ちくださいと言われたら素直に待っていた)のですが、ここでは困っている・急いでいるをしっかり伝えないと延々と後回しにされることもしばしば・・・。
渡航前に行きたいところリストを作ると楽しみが倍増
英語力、特にスピーキングとリスニングに慣れるためにオンライン英会話を受けていました。また、現地のカフェなどを調べて行きたいところリストを作ると渡航のワクワクが高まるのでお勧めです。もう少し調べておけばよかったと思ったことは、地形の高低差やバスの路線です。ハリファックスは小さい港町なので、海側から街方面にかけて急勾配の坂が多くあります。治安やダウンタウンまでの距離などを考慮して滞在先を渡航前に決めたのですが、坂が多い地形で更にバスも通っていない区間だったため登り下りがとても大変でした。
これからカナダに来る留学生へ
人脈とっても大事です。慣れない土地、異なる文化の国での生活では計画通りに行かないことや色々な問題が起こります。クラスメイトやシェアメイト、学校の先生や同僚など、日本人に限らず様々なバックグラウンドを持つ人との繋がりを作っておくと、情報が入りやすく助けてもらいやすくなります。人の輪で、どんな問題も最後は何とかなるので、海外生活に不安はあると思いますが飛び込んでみてほしいです。
【一問一答】
- 留学を今後活かすとしたら
語学学校のプレゼンやディベートの授業で学んだ、人前で話したり自分の意見を伝えるスキルと「間違っても何も恥ずかしくない!」の心構えを今後に活かしていこうと思います。 - どんな職につきたいか
留学前の下調べで全然情報がなかったハリファックスを世に広める仕事がしたいです(そんなピンポイントな仕事があるのか謎です)素敵な街なので知ってもらいたいですし、来る人が増えると今いる日本人にとっても心強いので! - 自信につながったこと、逆に不安になったこと
どんな事が起こってもとりあえず最後はなんとかなるという自信はつきました。しかし、バンクバーなど他の都市に比べて日本人(仲間)が少ないという不安は常にあります。 - 役に立ったツールやアプリ、SNS
Instagramの英語学習アカウント等で、カナダの生活に関すること(チップや現金の数え方についてなど)について事前に知識を得ることができました。また、ハリファックスが公式で運営しているアカウント「halifaxnoise」や「halifaxnoisejobs」がリアルタイムでの情報収集に役立ちます。 - 英語力の向上
以前は聞く時も話す時も日本語で考えてから英語に直していたのですが、英語を英語のままで理解することができていると思います。また今まで聞こえなかったら単語なども聞き取れるようになりました。 - 留学中つらかったこと、きつかったこと
仲の良い友達が学校を終え、次々と帰って行く瞬間が毎回つらいです。 - うれしかったこと、楽しかったこと
別れがつらいとは言え、いろいろな国の友達ができたことは嬉しいです。 - 留学ライフを一言で表すなら?
「Time flies!」楽しい時があっという間なのはもちろん、仕事探しがなかなかうまく行かない時も月日の流れが速く感じられ気がついたら半年以上が過ぎていました。 - カウンセラーの進路アドバイスや留学サポート
親身になって対応していただき、いつもそばにいてくださるような感じでとても安心できました。
宮本さんはご自身がハリファックスへ留学するにあたって街の情報があまりなかったこともあり、もっと皆さんにハリファックスを知ってもらいたいとブログを発信していらっしゃいます。
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