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デジタルマーケティング留学の心得|キャリア留学の理想と現実

ここ最近SNS界隈でも話題の「デジマ」。近年Co-op留学の専攻としてもデジタルマーケティングは人気のプログラムです。今日はデジタルマーケティングのお仕事について企業側と学生の考え方の違い、デジマという響きの良い名前にある理想と現実を解説し、これからデジタルマーケティングを専攻する人、インターン探し、就職活動をする人にとって何が必要なのか考えたいと思います。

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求人と採用のミスマッチ

弊社でも定期的にマーケティング・コーディネーターという職種のもと、包括的にマーケティング施策に携わる人材を募集しています。ご存じのとおり留学エージェントのマーケティングはあらゆるデジタルチャネルを利用して、サービスや強み、商品などを留学健在層・潜在層に紹介・認知、または売り込むことを目的としています。したがってその業務にはデジタルマーケティングの領域が関連しています。そのような背景もあってよくご応募いただくのが、デジタルマーケティングを専攻している方々です。

しかし、ほとんどのケースで残念ながら採用には至っていません。どうして求人・採用のミスマッチが起きるのでしょうか。

弊社に送られてくるレジュメを見ると多い文言が、「CANVAを使ってデザインができ、SNSマーケティングに活用できる」です。でも、そもそもよく考えてみてください。CANVAとは私も使うよくできた便利なデザイン作成アプリですが、素人でも簡単にできることが特徴でウリのツールです。例えばクリエイターがCANVAを利用すると想像以上の価値を生むケースがありますが、素人でも簡単に使えるツールはキャリアとしてのPRにはなかなかなりません。なおかつ、SNSの取り組みをPRしたいのであれば、このSNS時代にインスタやTikTok、Xをやっています・できます、だけではPRにならないことは理解できると思います。自分のSNSでもポートフォリオ用のSNSでも用意して、クリエイティブ面とユーザーのニーズや行動が把握できるような分析結果などを示すなどの取り組みが必要でしょう。

これからデジマを専攻しようとしている留学生や、いま座学中でこれからインターン探し、もしくは就職活動という学生の皆さんへのアドバイスとして、私はデジタルマーケティングの定義の理解が大事だと思っており、それを一番に理解しなければインターン探しも就職活動もうまくいかないと思います。一方で、それを理解した上で留学準備や座学、インターンを行えば、就職活動への可能性は拡がるのではないかと応援したい思いでこのコラムを書いています。

デジタルマーケティングは職人の仕事

そもそもデジタルマーケティングとはどのようなお仕事なのでしょうか?

デジタルマーケティングはオンラインにおけるマーケティングであり、その名のとおり、インターネットを通じて商品やサービス、ブランドを宣伝し、健在化している顧客だけでなく、潜在顧客にリーチをする取り組みです。

ここで理解しなければいけないのが、デジマは「クリエイター・デザイナー」ではないということです。クリエイティブ・デザインで宣伝・潜在顧客へのリーチを計りたいのであれば、デジタルマーケティングという業務・職種ではありません。CANVAのテンプレートに当てはめて作ったデザインで、目的の達成と高い顧客満足の継続ができるかどうかは冷静に考えればわかってもらえると思います。

デジタルマーケティングとは職人の仕事だと思った方が良い。

企業やブランド、商品、サービスなどの価値の創造から顧客に届ける手法までトータルの戦略を担うのが「マーケティング」だとしたら、「デジタルマーケティング」はクリエイティブを用いた発信・プロモーションだけでなく、そこで収集されるデータを分析・活用していくことが求められる仕事であり、スキルなのです。

アナログ時代のマーケティングツール(例えばテレビや新聞など)では掴めなかったユーザーの特性やパターンの把握がリアルタイムで可能になった今のデジタル時代に、デジマ職人は実は重宝される人材なのです。デジマ職人によって高い精度で分析・解明されたデータや顧客心理を持ってして、未来のマーケティングが戦略化されていくわけです。

デジタルマーケティングを現実化する

もしあなたが未経験からの挑戦だとしたら、

先述したように、この仕事は職人の領域になっていきます。まさにプロフェッショナルの世界です。その一歩を踏み出すため、日々蓄積されていくデータの分析と活用の知識とスキルがキーワードだとすればそれに関連する資格である、

・ウェブ解析士
・Googleアナリティクス個人認定資格
・Google広告認定資格

などを勉強し資格取得をすることも有利に働くことでしょう。

また、インターンなどにより経験を積むことはとても貴重な機会になるでしょう。ただし注意して欲しいのは、業務内容がインスタなどのSNSへのポストやデザイン作成のみであれば、それはあなたのキャリアには結びつかないと思った方が良いかと思います。発信作業から得られるデータの分析や活用に重きをおいてもらうようにするか、上記で述べたような経験を積める企業や環境に移動することをおすすめします。

そして、実際にデジタルマーケティングをお仕事にされている先輩から話を聞くというのもとても大事だと思います。就職活動のOB訪問ではありませんが、皆さんが思っているデジマのイメージと現場でデジタルマーケティング職に就く先輩方に話を聞いて理想と現実のギャップを埋めることも必要でしょう。さらに仕事内容や考えていること、スキルアップにどのようなことをしているかなどをヒアリングしていくと良いかと思います。

 

Co-opプログラムの良い側面ばかりを見てしまい、あたかもすぐに仕事が見つかるかのようなイメージを持って留学される方も非常に多く現地にはいます。デジタルマーケティングに限らず、MYNDSでは実際の採用担当者・企業担当者などとも情報交換をしながら、現実的なプログラム選びやプランのご提供をしておりますので、ぜひお問い合わせください。

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