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【就活の上等手段】就職エージェントを理解して、有効に利用する

帰国後に就職活動をする際に、さまざまな就活サービスを利用すると思います。

就職サイト・就職エージェント・スカウトなどなど、今や本当に幅広いサービスが生まれ、便利な反面どれを使うべきか迷うことも多くなりました。
その中でも、ここ10〜15年で一気に利用者が増えてメジャーな手段となった「就職エージェント」。

それでもいまだに、就職エージェントの利用に不安を覚えている声をよく耳にします。

・なんで無料で使えるの?本当に無料?
・無理矢理求人を押し付けられたり、ブラック企業の求人を紹介されるって本当?

などなど。

この記事では、複数の就職エージェントでの勤務経験があり、採用担当としても多くの就職エージェントを利用してきた筆者が、それらの不安を解消しながらみなさんが安心して・有効に使えるように、詳しく説明していきます

こんな人におすすめ
・エージェントがイマイチ信用できない
・そもそもエージェントを利用しようか迷っている
・エージェントをうまく使えていない

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結論

私は自身のエージェント経験からも、採用担当経験からも、皆さんの転職活動におけるエージェント利用をとにかくお勧めします。その理由は以下です。

・ビジネスモデル的に、利用者(企業・応募者)にメリットが大きく、損をする人がいない
・信頼が重要なサービスなので、適当なサービスを提供できない

世の中を見ても、就職エージェントが就職サービスの中でも支持されているから生き残っているということは言えます。

その理由を、応募者や利用企業など多様な視点から解説していきます。

1.利用者(企業・応募者)にメリットが大きいサービスである

1.1. 就職エージェント業の成功報酬というビジネスモデル

まずは相手を知るために、基本となるビジネスモデルを見ていきましょう。
流れとしては下記です。

・人材を採用したい企業:エージェントへ求人を公開(無料)

・就職したい応募者:エージェントへ登録し、求人を紹介してもらう(無料)

➡︎ 応募者が選考に進み入社に至ったら、企業はエージェントへ成功報酬を支払う。

このように、応募者からは一切お金を取らず、また企業側からも”採用が決定した場合のみ”報酬を受け取る「成功報酬」というビジネスモデルとなります。

つまり、企業にとっては採用できなかった時はコストは0円。もし採用できて報酬を支払った場合でも、入社した方が早期で辞めた場合は返金という制度もあるため、リスクが少ないサービスとなります。

【補足】成功報酬の相場はおおむね以下です。
新卒:80〜100万円
中途:想定年収の25%~35%
※想定年収400万円の人を採用した場合→100万円~140万円

エージェントを利用をする場合、入社先の企業はこれだけの金額をあなたの入社のために支払うことになります。

そんなに払うの?と思う人もいるかと思いますが、例えば中途大手転職サイトに求人を掲載する場合、求人原稿のサイズにもよりますが60万〜250万くらいするケースもあります。
それらは求人を掲載した瞬間に費用が発生するため、結果的に採用人数が0人の場合、全く無駄なお金になってしまいます。

それに比べると、この価格帯で成功報酬というのは費用対効果を感じやすいビジネスモデルと言えると思います

1.2. 無料で受けられる数々のサービスメリット

次に応募者・企業側のそれぞれに大きなメリットとなる、「エージェントが提供する無料サービス」を見ていきます

応募者サイド

無料なのにこんなにメリットが大きいの?というものをいくつかピックアップします。

合致している求人を紹介してもらえる。(=受からない求人は紹介されない。)

希望や要件が合致している求人かどうかの見極めをしてくれるので、特に不合格の可能性が高いものを最初から排除してくれるのは、かなり大きなメリット。
興味がある求人って、ついつい深くまで調べてしまいがち。でもその求人に不合格になることが最初からわかっていたら、時間を浪費せずに済みます。

応募者が普通は知り得ない、採用の裏情報を知ることができる

求人情報の記事でも書きましたが、求人には表に出てきていない情報がたくさんあります。エージェント側は企業の求人を掲載する前に、求人に関する打ち合わせを行うので、かなり細かい部分の求人情報まで把握しているケースが多いです。

例えば、選考情報。

面接官は何人で、どの部署の誰が出てきて、面接の雰囲気はどんなで、何を見られているか

など。
この手の情報は企業側は応募者にわざわざ教える必要がないと思っているため、ほとんどの求人票には載っていません。事前にこの情報が手に入るのは各転職媒体の中でもエージェントのみでしょう。

※近年、”他のエージェントの求人情報を使って”求人紹介を行うエージェント、という2次請けのようなエージェントも出てきており、求人の裏情報が全て共有されていないこともあります。ただし、気になる情報は聞けば調べてくれます。

不慣れな就職活動について強力なアドバイスが貰える

新卒の就活も中途の転職活動も、取り組むにあたって本を買ってみたり、ネットで調べてみたりと、色々な情報を取りに行くはずです。
そのような何から始めれば良いかなどの基本情報はもちろん、就職市場の情報、履歴書・経歴書の添削、面接対策、応募企業ごとの対策アドバイスなど、詳しく教えてくれるというのはありがたい話。これらが無料というのは使わない手はないと思います。

企業サイド

企業側がなぜエージェントを使いたがるかのメリットも企業目線で知っておきましょう。ここを理解すると、あなたがエージェントを使うべき理由がよく見えてきます。

無料で求人掲載してくれる。しかも代弁して魅力を存分に伝えてくれる。

企業が求人を出す際は、多くの採用サービスでは前払い(求人掲載料金・スカウト通数料金など)となります。ところが人材紹介サービスは求人掲載が無料。しかも求人を紹介する際に、求人票に入り切らない情報やその魅力を伝えてくれる。
例えば知名度の低い企業でも、応募者が出てくる期待を持てますよね。

裏を返すと、応募者にとっては求人ごとにプチ採用説明会に参加しているようなものです。

書類選考まで代行してくれる。選考中も応募者の状況を把握し教えてくれる。

元々企業側は「こんな人材が欲しい」ということを詳細に伝えているため、そこからズレた応募者を企業に推薦することは基本的にはありません。

つまり、普段は採用担当が行う書類選考を代行し、応募者を厳選してくれるため、忙しい採用担当にとっては重宝できるサービスなのです。

また選考中も応募者と密にやりとりをしているため、面接後の感想や他社選考の状況など、直接応募者には聞きづらいことも把握してくれます。
この採用効率化と採用の質の支援は、非常に大きな付加価値となっています。

裏を返すと、応募者にとっても無駄な応募が減り、マッチングの質を高めてくれます。

企業の採用に伴奏しながら、採用課題をフィードバックしてくれる。

基本的に、企業にはエージェントの営業が伴奏します。営業は数十社から数百社の企業の求人を担当しているその道のプロ。企業が求人を出したいと連絡すると、営業が飛んできて求人打ち合わせが始まります。

そこでは、
・具体的な求人情報や企業の魅力の確認
・どんな求人の打ち出しや選考を行うかなど総合的なアドバイスがある
・選考中は応募者の声を拾いながら課題をフィードバックしてくれる

実は企業によって採用担当社の力量も様々で、うまく採用活動ができずに、採用ができない・できてもすぐ辞められてしまう、などの課題を抱える企業も多いのです。そこに対して、これだけの時間と労力をかけて各社採用担当者の大きな力となってくれるのは大きなメリットです。

裏を返すと、企業の採用力が上がるというのは、応募者がその企業の魅力を知り、入社後の満足度を実現してくれることに繋がります。

 

2. エージェントは信頼が重要なサービスである

ここまでメリットをたくさん話してきましたが、もちろんデメリットもあります。
それは、

採用になりやすい求人(離職率が高いため採用に積極的なブラック企業など)を紹介される可能性がある

ということです。
エージェントは採用が成功しないと儲からないため、このようなことが起きることは想像ができます。
実はエージェントに対して、このデメリットのように本当にマッチした求人を紹介しれくるのか?と不審がっている方は多いようです。

ここについての結論は、

ブラック企業を紹介される可能性は少なく、マッチした求人のみを紹介されることが大半

となります。これは、エージェントと企業の関係を見るとクリアになります。

2.1. そもそも、不適切求人は公開されない

まず、そもそもエージェントは全ての企業の求人を扱うわけではありません。
企業側から「求人したい」と依頼があった際に、労働基準法に準じた労働条件や就業規則か、また適切な運用がされているか、など法律に違反をしていないかの確認が行われます。
最低限、それらをクリアしていないと求人を公開することができません。

※これは、エージェントだけでなく求人サイトや求人広告も同様です。昨今は特にコンプライアンスに厳しいため、大手の求人サイト運営企業になればなるほど、求人公開の審査をする部署をしっかり構えている傾向があります。

2.2. 採用することがゴールではない

では、仮に法律は犯していないがグレーな運用をしている企業の求人はどうなるのでしょうか?

求人は公開できますが、それをひた隠しにして求人公開するエージェントの方が圧倒的に少ないでしょう。

それは、

仮にマッチングが成立して入社しても、すぐに辞めてしまう可能性が高いから

入社した人がすぐ辞めるというのは、企業にとっては採用の成功報酬Feeはもちろん、入社に際しての諸経費や準備にあたって発生する人件費、研修費用などそのコストは馬鹿になりません。
すると、「すぐ辞める候補者を推薦しやがって!どこのエージェントだ!!」となるわけです。そのエージェントの利用禁止、となってしまいますよね。

企業サイドの話だけでなく、応募者側の不利益も講じるため、口コミや評判にも傷がつきます。

従来、新卒では3年、中途では1~2年は経たないと、採用時に発生したコストをPayできないと言われています。もちろん企業は最低限Payしたいわけでなく、会社に大きな貢献をする人物を採用することを望んでいます。

つまり、いかに企業と応募者にとって最適なマッチングをできるかで、そのエージェントの信頼が決まり、その積み上げが長くエージェントビジネスを続けるベースとなっていくのです。

結論、エージェントは良いマッチングを意識すればするほど、中長期的に儲かることになります。

 

3. エージェントをうまく使う方法

最後に、エージェントをうまく使うコツを説明いたします。

3.1. 丸裸で相談をする。

エージェントとの面談時は、相手を信頼して包み隠さずに・ごまかさずにコミュニケーションを取ることをお勧めします。

ついつい、実績や経歴を語るときは大きく見せたり小さく見せたり、目の前の相手にどう思われるかを考えがちです。

ただし、ここでの面談は企業との面接とは違い合否を付けられるものではなく、あくまでもあなたに合致した求人を選ぶためのものとなります。
自らの情報を誤って伝えることでミスマッチな求人を紹介をされるのは勿体無く、むしろあなたの就活戦略構築を手伝ってもらうために味方になってもらいましょう。

3.2. しつこく、積極的に聞く。

気になることはとことん確認していきましょう!

というのも、エージェントサービスは「初回面談」を30分〜60分程度行った後は、メールで求人票が送られて来て返信するだけの、デジタルなやりとりが基本となります。受身でいても何も教えてくれないということは、理解しておくべき点です。

デジタルなやりとりになると、応募先企業の情報を集めようと思っても少し躊躇したり、面倒なので想像できそうなことは聞かなかったりと、コミュニケーションに消極的になってしまうのです。
ただし、先にも述べたように例えば選考対策など、合否を左右する重要情報を得られることもあるかと思います。

エージェントは企業の採用担当と同等の情報を持っている、という部分をうまく利用して、必要な情報を取得するチャンスは逃さず、積極的にエージェントに質問しましょう。

3.3. 信頼の置けないエージェントには注意

近年はエージェントの数がかなり増えてきておりその種類も様々です。そうなると、相手側が信頼の置けない行為をしてくる可能性もあります。

・全く希望していない求人を猛プッシュしてくる
・応募を理由なくとにかく急かしてくる

などなど、もし信頼が置けないと判断した場合は、使わないという判断をして下さい。相性の良いエージェントは探せば必ず見つかります。

まとめ

・応募者にも企業側にもメリットが多数のサービス。特に応募者はコストが全くかからないため使わない理由が無い。
・エージェントのビジネスモデルやサービスが、そもそも企業と応募者との信頼関係で成り立っているため、安心して利用できる。
・積極的に使うことで有利に就職活動を進められる可能性が高い。

就活を成功させるための重要ツール。ぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。

 

【ライターのご紹介】 池澤 直(Nao Ikezawa)
大学卒業後、ニュージーランドへのワーキングホリデーを経て、株式会社リクルートに入社。人材紹介業に3年間従事したことをきっかけに、その後のキャリアでは大手グローバルメーカーや外資系メーカーなど、合計9年間人事を経験。キャリアの途中でCo-opビザにてトロントへ渡航し、現地企業でのインターン→就業で約2年間滞在。現在はモントリオールに家族で移住し、フリーランスとして主に日本の人材業や人事業務にリモートで携わっている。

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