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カナダから日本、日本からカナダ、荷物を送るとき

留学中、日本にいる家族や友人に旅行先でのお土産やお誕生日プレゼントなどを送りたい時、また日本から必要な物を送ってほしい時、ありますよね。カナダから日本へ、日本からカナダへ荷物を送る際、どのようなサービスがあって、どのように送ることができるのか、また、送れないものは何があるのか知っていますか?
こちらでは、配送サービスのオプションと目的に合わせた配送サービスの例をご案内していきます。

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配送サービスの種類

まず、送るものは大きく分けて国際宅配便と別送品の2つの種類があります。

①国際宅配便

海外に向けたギフトを含む一般的な荷物を送る配送サービスです。自分以外の人向けに送る荷物が該当するため、基本的にほとんどの荷物は国際宅配便になります。
日本または海外から荷物を送る時、小さな荷物であっても通関手続きが必須です。荷物の値段に合わせて関税・消費税を支払わなくてはいけません。日本から荷物を送る時は、内容に関して事細かく記入する必要があるため、事前に送る荷物の英語表記について確認しておくと手続きがスムーズです。追跡可能でだいたい1-2週間ほどで届きます。

②別送品

大きな荷物やお土産などを、携帯品として持ち帰るものとは別にカナダから送る荷物のことです。別送品は本人から本人宛の荷物となります。
留学中、学校で使用した教材や日々生活していく中で色々買ったりしていると、いつの間にか荷物は増え、長期でいればいるほど荷物は来た時の倍以上になることも多々あります。そんな時、いざ帰国する時にスーツケースに入りきらない荷物を「別送品」として送り、荷物を別で発送することで通常の宅配便より関税がかかりにくく、帰国時の負担を減らすことができます。航空便の場合、帰国してから1-2週間ほどで届きます。

配送にかかる制限

それでは次にどんな物が送れないのか確認してみましょう。

送れないもの

≪食品関連≫
肉類 (ソーセージ/スパム/ジャーキー類を含む)、生野菜、果物、米、漢方薬 、香辛料・スパイス類(未加工品、開封済み、袋詰めやタッパー詰めのもの。それ以外は取扱可)、米、豆・穀物類、小麦粉、バター、粉ミルク、液体ミルク

加工食品を含むお肉類は全て送れません。よくお土産屋さんで見かけるジャーキーなども実は送れない物に入るため注意しましょう。その他にも豆や穀物類、ワシントン条約に該当する動植物製品も送ることが出来ません。

≪貴重品≫
現金・有価証券・小切手・貴金属、信書、パスポート、宝石類・骨董品・重要美術品・未現像フィルム

現金や上記に該当する貴重品を送ることはまずないかと思いますが、手元に残った現金などは海外送金などを利用するようにしましょう。

≪危険物≫
爆発物、火薬類、・花火・マッチ・ライター・引火性物品・使い捨てカイロ、スプレー缶、カセットコンロ用ガス、喘息吸入器 (スプレー付属の場合など) 、香水/マニキュアなどの引火性の高い化粧品、引火性・揮発性のある消毒液(サニタイザー)

ギフトとして海外限定の化粧品などを送りたいと考える方もいると思いますが、残念ながら香水やマニキュアは危険物に該当するため、自分用でも送ることができないので注意しましょう。

個人使用を目的とした場合に送ることができるもの(要数量制限)

≪化粧品・サプリメント≫
化粧品、石鹸 (1類別24個以内) 、サプリメント(法令で禁止されていない成分が含まれていない商品):90日分

必要な物だけ数量制限内で送るようにしましょう。

≪医薬品≫
医薬品(90日分)、加熱式電子タバコ「Iqos」および「Glo」(デバイスは1個まで。タバコ本数は1,200本まで。Ploom TECHは取扱不可)

日本から処方されて持ってこられる薬は90日(または1タームのトリートメント)になります。それ以降の分に関しては日本から英文でかかれた処方箋を用意しておくか、現地にて診察を受けて新たな処方箋を出してもらいましょう。

≪アイケア製品≫
コンタクトレンズ (90日分まで) 、度付きメガネ (1個まで)

現地で調達したコンタクトレンズが残っている場合などは、数量制限に注意して送るか割り切って破棄しましょう。

≪食品関連≫
飲食料品 (正味重量10KGまで)

酒・アルコール類・上記に記載されている禁止品を除く食料品であれば送ることができます。冷蔵品、冷凍品、特に夏期はチョコレートなどの熱に弱い物は避けましょう。また、メープルシロップなどガラス容器の物は輸送中に割れてしまう危険があるため、なるべくプラスチック容器や缶を選ぶようにしましょう。

▶ その他、送れないものについては税関の案内をご確認ください。

シチュエーション別おすすめの配送サービス

ここまで荷物の種類と送れない物についてご案内しました。上記の内容に注意して荷物を送る時、どんな時にどの配送サービスを利用するのが一番良いのか、次にこの荷物を送る時はここ!と、シチュエーション別におすすめの配送サービスをご紹介します。

ハガキ、書類など小包等を送る時

Canada Post

カナダの郵便局です。ハガキや書類関連、一般的なサイズの荷物まで取り扱っています。追跡ありと追跡なしが選べ、その他にもオプションがいくつかあり、重量と荷物の大きさによって料金が異なります。

Canada Postの配送に関する情報はこちら

料金確認ページより、送り先と配送方法、荷物の重さと大きさを入力すると、大体いくらかかるのか見積もりを出すことができます。比較的軽くて小さな小包を送る際におすすめです。

▶ 料金確認ページはこちら

ギフトなどの小さな荷物や大きめの荷物を送る時

米国ヤマト運輸

日本でもクロネコヤマトでおなじみの米国ヤマト運輸です。40cmサイズの小さな荷物から160cmを越えるオーバーサイズ(最大300cmまで)まで取り扱いがあります。トラッキングサイトから荷物の追跡もでき、所要日数も6-10日と早く一番利用される方が多い配送サービスです。トロント支店はピアーソン空港近くのミシサガにありますが、ヤマト取り扱い店がトロント市内に何か所かあるため、オンラインで送り状を作成後、必要書類を準備の上、最寄りのヤマト取り扱い店に荷物を持ち込むことができます。

▶ 米国ヤマト運輸の情報はこちら
※サイズ・料金等は【カナダ】を選択の上、ご確認ください。

帰国する時に荷物を別で送る時

OCS Express Ltd.(おてがる帰国便)

ANAグループの物流会社、OCSのカナダオフィス・OCS Express Ltd.が提供しているサービスです。航空便で別送品をスピーディーに送ることができます。おてがる帰国便は、自宅までの集荷が無料のため、大きな荷物を運ぶ心配がありません。また、荷物の一時保管が可能なので、帰国前にどこか旅行に行きたい人におすすめです。発送に必要な書類・集荷依頼のお申込みをオンラインで行うと担当者の方より連絡がくるため、手順に従い手続きが可能です。
送る荷物はスーツケースはもちろん、値段が総重量で計算されるためいくつかまとめて送りたい人向けです。荷物は送り主本人が帰国の際にもらえる別送品申告書などの必要書類を日本のOCSオフィスに送り、荷物がそろってから通関作業がスタートします。それから大体1週間程度でご自宅にお届けとなります。

▶ おてがる帰国便の情報はこちら

日本からカナダに荷物を送る時

日本郵便

日本全国にありハガキや小包などの郵便物を国内外向けに送ることができる配送サービスを提供しています。小さい物から大きいものまで取り扱っているので、目的に合わせたプランで送ることができます。海外に荷物を送る場合、EMS(国際スピード郵便)がおすすめで、発送後3日間ほどで荷物が届きます。(天災や情勢によっては配送期間が変わることがあります。)
他にもUPSやFedEx、DHLなど配送会社はありますが、到着が早く配送料が最も安いのが日本郵便です。

▶ 郵便局の情報はこちら

配送Q&A

今までに留学生の皆さんから寄せられた配送に関する質問を集めております。情報やルールは変わることがありますので、不明な点がある場合は必ずご自身で配送会社等に直接ご確認ください。

ーどれくらいで届きますか?
配送会社や配送プラン、時期にもよりますが、航空便であれば早いもので5日程度、大体1〜2週間ほどで届きます。

ー中身は見られますか?
お荷物が航空輸送できない品物であったり内容物がはっきりと分からない場合、中身が確認されることがあります。

ー関税はどれくらいかかりますか?
関税とは輸入品に課せられる税金のことで、送る品物の価格や重量、素材などに対し、課税対象となります。関税の発生有無や税率、金額等については荷物が現地に到着した際の輸入通関作業で計算されるため、事前に正確な金額を把握することはできませんが、商品価格に対し例えばTシャツで約7.4%~10.9%、衣類で約5.3%~12.8%ほどの関税がかかる傾向にあります。また、個人間でする贈り物の場合は関税がかからないこともあります。

ー渡航前に滞在先に荷物を送っても大丈夫ですか?
大きな荷物を送ってしまうとスペースの確保が必要となってしまうため、事前に荷物を送ることは控える方が良いかもしれません。荷物の大きさに関わらず、どうしても事前に送らなければならない場合は滞在先に確認を取ってから配送するようにしてください。

ー帰国直前に旅行したり、カナダ出国後に他の国を旅行して日本に帰国する場合は?
上記でご紹介のおてがる帰国便では、荷物の一時保管が可能です。日本帰国前に必要なお荷物だけを持って旅行に行くことができます。

ーカナダ出国や日本入国の際に何か手続きは必要ですか?
通常、機内でもらえる別送品申告書を2枚ご用意いただき、必要事項を記入の上、帰国した際に日本の税関に別送品申告をしてください。日本の税関に別送品申告書2枚を提出し、確認印を押してもらい1枚を受け取ります。受け取った書類が、輸入通関に必要な書類になります。

ー荷物を受け取れない場合、どうなりますか?
不在票が残されているかと思います。その通知書に記載されている内容をもとに再配達の手配を行うか、荷物の保管場所に期間内に取りにいくことができます。保管期限までに荷物を受け取らないと、最終的に送り主に返送されますのでご注意ください。
カナダのCanada Postの場合は、引き渡しの際に身分証明書が必要になりますので、パスポートと住所が確認できる書類をお持ちください。

日本とカナダ間における荷物の配送やおすすめの配送サービスをご案内しましたが、上記以外の物で送りたいものがありましたら詳細については各配送会社にご確認ください。
送れない物には十分にご注意の上、必要な物資の調達やプレゼントなど、目的に合った配送サービスをご利用ください。海外生活が充実したものになるよう活用してみてくださいね。

▼帰国準備についてはこちら

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