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2024年最新、スタディーパーミットの資金証明額とワーキングホリデー

カナダではビザや移民に関するアドバイス、申請代行は政府公認の有資格者が行うことになっています。
留学とビザは切り離せないもの。こちらではMYNDSが提携するKaede Immigration Servicesの代表・移民コンサルタント、阿萬さんより留学・ビザ・移民に関してご案内いただきます。

 

Kaede 阿萬

阿萬さん

今回は2023年12月に移民局から発表されたスタディーパーミット申請での変更点と、2024年度のワーキングホリデーについてお話しようと思います。

 

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スタディーパーミット申請での変更点について

2023年までのルールでは申請者一人で1年以上の留学の場合、資金として生活費 $10,000 CAD + 1年分の学費を証明する必要がありました。すでに学費を支払い済みの場合、レシートを提出すれば学費は残高証明書に含まれていなくても大丈夫です。配偶者や子供など家族も同行する場合、家族の生活費の証明も必要になります。生活費 $10,000 CADは2000年代前半からこれまで約20年間ずっと変わりませんでした。しかしこの金額ではカナダで生活するには不十分であることを渡航後に知る学生が多く、またここ最近のインフレで物価や家賃が上がり、生活が困難になる留学生も増えてきています。

カナダ政府の統計サイト「Statistics Canada」によると、人口50万人以上の都市で一人で生活する場合の生活費の最低金額は以下のようになっています。(※税金支払い後の金額です。)

2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2021年
$15,362 $17,230 $18,759 $20,386 $22,060 $22,801

家族が増えればその分生活費も必要ですし、人口の少ない地域ですと大都市に比べて生活費は少なくてすみます。

生活費の最低金額の推移を見ると、スタディーパーミット申請での資金証明金額も上がるのは仕方ないことだと納得できると思います。2024年1月1日より、一人で申請する場合は生活費 $20,635に加え、1年目の授業料と渡航費の証明の提出が必要になります

2024年度 ワーキングホリデーについて

2023年12月11日に2024年度ワーキングホリデーの受付が始まりました。2024年度の定員は今年と同じ6,500人で、2024年1月8日の週に第一回目のインビテーションが発行されるようです。申請料は今年より少し値上がりし、$172 + オープンワークパーミットホルダー料 $100の合計$272で、以下が申請条件です。

・日本国籍であること
・カナダ滞在中を通して有効なパスポートを持っていること
・申請時に日本の居住者であることを証明すること(居住住所もしくは郵送先住所が日本国内であること)
・18歳~30歳であること
・カナダ入国時に最低でも2,500カナダドルの資金証明を持っていること
・カナダ滞在期間をカバーする保険を持っていること
・カナダ入国を認められること
・帰国便のチケットを持っている、もしくは購入資金があることを証明できること
・扶養家族がいないこと(同行する家族がいる場合、カナダに滞在できる許可証の申請が別に必要です。)
・申請料を支払うこと

「カナダ滞在期間をカバーする保険」については十分気を付けて欲しいと思います。と言いますのも、たまに「ワークパーミットが1年下りなかった」というご相談を受けます。1年の保険をお持ちか伺うと、「持っていない」とお答えになる方が多いです。1年のワークパーミットが欲しい場合は、必ず1年の保険証明をお持ちください。クレジットカードの海外旅行保険と併用をお考えの方もいらっしゃると思いますが、証明がなければワークパーミットの期間は短くなってしまいます。1年の保険がないことが理由でワークパーミットの期間が短くなった場合、カナダ入国後に追加で保険に加入してもワークパーミットの延長はできません。ベストな方法は、日本出発前に保険会社で1年の保険に加入して渡航することです。

楽しい学生/ワーキングホリデー生活を送れるように、十分な資金を貯めてから渡航されることをお勧めいたします。

 

執筆者のご紹介
Kaede Immigration Services
移民コンサルタント 阿萬 ひとみさん(R512097)
Regulated Canadian Immigration Consultant (RCIC)でCollege of Immigration and Citizenship Consultants (CICC)メンバー
トロントを拠点にカナダのビザや永住権の代理申請のサポートを行っており、サービスは学生・就労ビザ、ワーキングホリデー、個人・結婚移民、雇用主が外国人労働者を雇うときに申請するLabour Market Impact Assessment (LMIA)など多岐に渡る。MYNDSのビザサポートの監修も行っている。

Kaede Immigration Servicesのサービス、阿萬さんへのインタビューも併せてご覧ください▼

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