カナダIEC – ワーキングホリデー/ROワーホリ

カナダではビザや移民に関するアドバイス、申請代行は政府公認の有資格者が行うことになっています。
留学とビザは切り離せないもの。こちらではMYNDSが提携するKaede Immigration Servicesの代表・移民コンサルタント、阿萬さんより留学・ビザ・移民に関してご案内いただきます。
カナダは海外で勉強したい、働きたい、という方にとってたくさんの選択肢がある国です。2024年はスタディーパーミットの発給に上限が設けられ、その発表直後は混乱が生じたものの、現在は情報も整い、順調に申請ができています。一方、この影響からか、ワーキングホリデーの希望者も増えています。1年滞在しながら働くことができるワーキングホリデーですが、実はプログラムについてあまり知られていないことも多いようです。

阿萬さん
今回はたくさんの方が興味のある「ワーキングホリデー」と「ROワーキングホリデー」についてお話したいと思います。
- カナダの大学・カレッジ進学に興味がある
- ワーホリで働きながら留学したい
- カナダで就職・移民が気になる
- Co-op、看護師留学など多数取り扱い
あなたに合った留学のカタチをご紹介します。留学のご相談は無料です。

目次
ワーキングホリデーについて
International Experience Canada (IEC)のプログラムの一つです。IECには以下の3つのプログラムがあり、カナダと協定を結んでいる国の若者が最長2年までカナダで就労でき、参加できる年齢やプログラムは国によって異なります。
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- Working Holiday
- Young Professionals
- International Co-op (Internship)
日本人の場合、参加できるプログラムはワーキングホリデーのみで最長1年です。参加できる年齢は18歳から30歳まで(申請時の年齢)、そして人生で1回きりです。
Young Professionalsとは、カナダ国内の雇用主からジョブオファーがある人が申請でき、雇用主限定のワークパーミット(最長2年)となります。ジョブオファーはスキル職(TEER 0, 1, 2, 3)であることが条件となりますが、カレッジや大学などのポストセカンダリーでの専攻分野と関係がある職種のみ、TEER 4でも認められる場合があります。
International Co-op (Internship)とは、カレッジや大学などポストセカンダリーの学生で、カナダ国内の雇用主からジョブオファーがある人が申請できます。こちらも雇用主限定のワークパーミットで、ジョブオファーは専攻分野に関係ある職種であることが条件です。
ワーキングホリデー参加条件
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- 日本国籍であること
- カナダに滞在する期間をカバーする有効なパスポートを持っていること
- 日本に住んでいる、または日本に郵送先住所があること
- 申請時に18歳から30歳であること
- 最低でも$2,500カナダドルを持っていること
- カナダ滞在期間をカバーする医療保険に加入すること
- カナダに入国できる資格があること
- 帰国の航空券を持っている、または購入できる資金を持っていることを証明できること
- 同行する扶養家族がいないこと
- 申請料を支払うこと
2024年度の情報
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- 定員数は6,500名
- 残りは1,582名(※6月末時点での情報)
- 申請料は$272
- 過去10年以内に生体認証を行っていない場合は$85もかかる
ROワーキングホリデーについて
ROとはRecognized Organizationの頭文字を取ったもので、カナダ政府に認可されている団体を通して申し込むことができるワーキングホリデー制度です。2024年6月現在、以下の団体がRecognized Organization(RO)として認可されていて、AIESEC Canadaは18歳から30歳まで、その他全ての団体は18歳から35歳まで参加可能です。一般のワーキングホリデーにすでに参加された方でも、ROを通して2回目のワーキングホリデーに参加できます。
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- AIESEC Canada(※ワーキングホリデーのサポートなし。ヤングプロフェッショナルのみサポート可。)
- GO International
- International Association for the Exchange of Students for Technical Experience (IAESTE)
- International Internship Network (IIN)
- Way to Work/International Rural Exchange Canada Inc.
- Languages Canada
- Stepwest
- SWAP Working Holidays
ROワーキングホリデーの定員数は正式に発表されていませんが、かなり少ないようです。
ROワーキングホリデーに参加する方法
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- 直接RO団体に申し込む
⇒ 英語でのやり取りになる。費用はエージェント経由より安め。 - 日系のエージェント経由で申し込む
⇒ 日本語でのやり取り可能。費用はROに直接申し込むより高め。 - Languages CanadaのRO対象の語学学校に申し込む
- 直接RO団体に申し込む
よくある質問
Q: インターン先でそのまま就労したいが、ワーキングホリデーに切替て就労して良いか(就労先が決まっていても良いか)?
A: 「ワーキングホリデーはジョブオファーがない人向けのプログラム」と移民局のサイトに記載してありますが、ジョブオファーの有無は厳しくチェックしていないようなので、今のところは就労先が決まっていても承認されています。
Q: Language Canada以外のROの場合、ROワーホリ期間中に就学はしても良いのか、その場合の期間はどれくらいか?
A: 通常のワーキングホリデーと同じく6ヶ月未満の就学が可能です。
Q: ROワーキングホリデーは一人何回まで可能か?
A: ROを使っての参加は、ワーキングホリデーとヤングプロフェッショナル合わせて2回までです。
Q: ROの場合、ワーキングホリデー以外のプログラムにも参加できるのか?
A: ヤングプロフェッショナルへの参加が可能です。
MYNDSを通して対象の語学学校にお申し込みいただくことで、Languages CanadaからRO枠でワーキングホリデーに参加できます。参加条件については弊社へ直接お問い合わせください。
執筆者のご紹介
Kaede Immigration Services
移民コンサルタント 阿萬 ひとみさん(R512097)
Regulated Canadian Immigration Consultant (RCIC)でCollege of Immigration and Citizenship Consultants (CICC)メンバー
トロントを拠点にカナダのビザや永住権の代理申請のサポートを行っており、サービスは学生・就労ビザ、ワーキングホリデー、個人・結婚移民、雇用主が外国人労働者を雇うときに申請するLabour Market Impact Assessment (LMIA)など多岐に渡る。MYNDSのビザサポートの監修も行っている。
Kaede Immigration Servicesのサービス、阿萬さんへのインタビューも併せてご覧ください▼
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