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ビザ延長・切り替えの落とし穴?カナダ滞在中によくある申請トラブル

ビザ延長・切り替えの落とし穴?カナダ滞在中によくある申請トラブル・学生ビザ・ワーキングホリデー

カナダではビザや移民に関するアドバイス、申請代行は政府公認の有資格者が行うことになっています。
留学とビザは切り離せないもの。こちらではMYNDSが提携するKaede Immigration Servicesの代表・移民コンサルタント、阿萬さんより留学・ビザ・移民に関してご案内いただきます。


カナダ滞在中のビザ申請に要注意!

カナダ留学中やワーキングホリデー中に直面する方が多いのがビザの延長や切り替え。実はここで思わぬ落とし穴にはまってしまい、ビザの許可が間に合わずに入学が遅れたり、最悪の場合申請が却下されたりする方もいます。

今回も、移民コンサルタントの阿萬さんに現場でよくあるトラブル事例を取り上げながら、注意すべきポイントをまとめていただきました。

Kaede 阿萬

阿萬さん

今月はビザ延長やビザのカテゴリー変更についてお話します。

すでにカナダ国内に滞在されている日本人の多くが、ビジター、学生、ワーキングホリデーだと思います。これらのステータスでカナダに滞在する場合、滞在できる期間に限りがあり、カナダ人や永住権保持者のように永久的にカナダに滞在できるわけではありません。滞在期限を過ぎてもカナダに滞在し続けるにはビザの延長、または状況によってはビザの種類の切り替えが必要になります。

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延長と切り替えの違いとは?

「延長」とは同じビザの期限を延ばすことで、「切り替え」とは違うビザに変更することです。例えば、学生がESLからカレッジに進学する場合はスタディーパーミット(学生ビザ)の延長になりますし、ワーキングホリデーの人がESLまたはカレッジに通う場合はワークパーミット(就労ビザ)からスタディーパーミットへ切り替えることになります。

延長・切り替えケース

ケース①:ビジターから学生になる場合

「観光でカナダに入国したけど、学校に通って英語を勉強したい!」という気持ちに変わることがあるかもしれません。この場合、わざわざ日本に帰国しなくてもカナダに滞在しながらスタディーパーミットの申請が可能です。スタディーパーミットの申請が承認されたら、一度カナダを出国し、アメリカとサンピエール島・ミクロン島以外の国からカナダに再入国し、再入国時にスタディーパーミットを受け取ります。

MYNDSメモ

この場合、申請者本人はカナダ国内に滞在しているものの、ビザは国外申請(Apply from outside Canada)となります。
ビジターでの滞在期限に注意しましょう。



カナダにビジターとして入国してから6ヶ月未満のプログラムであればスタディーパーミットなしで就学できます。カレッジや大学進学のために必要なプログラムを修了したビジターはカナダ国内からスタディーパーミットへの切り替え申請ができますが、最近はプロセスに約半年かかっているので、入学日に間に合わない可能性もあります。申請が承認されると、カナダ国内の郵送先住所にスタディーパーミットが郵送されてくるので、カナダを出国する必要はありません。

MYNDSメモ

カレッジや大学進学のために必要なプログラム(進学準備コース)をPrerequisite programと言います。通常、ビジターから学生ビザへの切り替えは国外申請(Apply from outside Canada)ですが、ビジターであってもPrerequisite programを修了した方の場合は国内申請(Apply from within Canada)ができます。

Persons who have completed a short-term course or program of study that is a prerequisite to their enrolling at a DLI

カナダ移民局 – Applying to Change Conditions or Extend Your Stay in Canada
https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/application/application-forms-guides/guide-5552-applying-change-conditions-extend-your-stay-canada-student.html

ケース②:ワーキングホリデーからスタディーパーミットに切り替える場合

スタディーパーミットが承認された後にカナダを出国する必要はなく、カナダ国内の郵送先住所にスタディーパーミットが郵送されてきます。最近はプロセスに約半年かかっているので、ワーキングホリデーの期限が切れてすぐに就学を開始したい場合は、プロセス時間を考慮して早めに準備を始める必要があります。入学日までにスタディーパーミットが承認されない場合、入学日を遅らせなくてはいけません。

ケース①、②ともにスタディーパーミットの申請には学校からのドキュメントが必須なので、まずは学校から入学許可をもらい、それからスタディーパーミットを申請することになります。

ケース③:条件付き入学許可書を使う進学予定者

「ESLを修了したらカレッジ(または大学)への入学を正式に認める」という条件付きの入学許可をもらうケースも多いです。2024年11月8日以降、スタディーパーミットに記載されている学校でしか就学できなくなったので、入学までにESLを修了し、なおかつカレッジ(または大学)名が記載されたスタディーパーミットの承認を受けなくてはいけません。スタディーパーミットのプロセス時間を考慮して、できるだけ早く申請するのが望ましいです。

MYNDSメモ

語学学校の多くは進学準備コース(パスウェイ、アカデミック英語などとも呼ばれています。)を設けており、カレッジ・大学進学を目指す方の入学方法として選ばれています。英語力が入学基準に達していない状態で仮合格(条件付き入学許可証)を受けられるメリットがあり、英語力が入学基準に達すると正式な合格となります。

以前は進学コース+カレッジ/大学の組み合わせで学生ビザを申請すると、進学コースの終了日から約1年先の日付まで有効な学生ビザ…①が発給されることが多く、カレッジ/大学に入学の際にはDLI(政府に認可された教育機関)の変更申請をすることで通学を開始することができました。当然カレッジ/大学通学のための学生ビザ…②を申請する必要はありましたが、①の期限が十分あるため、通学ができないという問題が発生することは稀でした。

しかし、2024年11月の変更により、DLIが変わる際には学生ビザの申請が必要になったことから、カレッジ/大学通学用の学生ビザが入学までに間に合わないというケースが多発しています。条件付き入学許可証を使って進学する場合は、十分な注意とスケジュール管理が必要です。

ケース④:カナダ国内にいても国外申請を選ぶことはできるのか?

ビジター、学生、ワーキングホリデーなどの短期滞在の場合、申請方法を選べることは限られています。ビジターでカレッジや大学進学のために必要な短期コースを修了した人で、プロセス時間が短いとの理由でスタディーパーミットの国外申請を選ぶケースはあります。また結婚やコモンローでの永住権申請でも国内 or 国外申請を選ぶことが可能です。こちらも国外申請の方がプロセス時間がはるかに早いです。しかし国外申請のデメリットもあり、スタディーパーミットを受け取るためにカナダ国外に一度出国しなくてはいけない、ファミリークラスの永住権だと面接に呼ばれる場合はカナダ国外のオフィスに呼ばれる、などです。

MYNDSメモ

カナダに滞在しながらビザ申請を行う場合は、【国内申請(Apply from within Canada)】でなければいけないのでは?と思ってしまいますが、上記のように、国内申請ができる場合でも国外申請(Apply from outside Canada)を選択する方は多くいらっしゃいます。ほとんどの場合、国外申請の方が審査期間が短いからという理由です。阿萬さんが仰るようなデメリットもありますので、コンサルタントに相談して選択いただくと安心です。

トラブルを回避するために

カレッジ・大学進学に必要なESLなどの短期プログラムを修了していないビジターが、カナダ国内からスタディーパーミットへの切り替え申請をして、間違った方法で申請したため却下されたという話をたまに聞きます。また昨年から必須となったProvincial Attestation Letter (PAL)を提出していなかったり、申請書の種類を間違えていたりと、移民局のサイトをきちんと読んでいれば回避できていたであろう却下ケースもあります。2024年12月にはフラッグポール(カナダからアメリカに入国し、その後すぐカナダに戻り、スタディーパーミットやワークパーミットを発行してもらうこと)ができなくなったので、日本に一時帰国したり、メキシコやカリブ海の国への短期旅行をしなくてはいけなくなりました。ご自身で申請される場合は、必ず移民局のサイトで最新情報を確認して正しい情報で申請を行ってください。

※スタディーパーミットの延長とスタディーパーミットへの切り替えのプロセス時間は8月22日時点で172日となっています。

MYNDSメモ

正しい情報を確認して自分で申請できる方もいらっしゃいますが、申請ルールは頻繁に変わり、専門用語も多いため「自分で申請するのは不安」という方も少なくありません。
ビザ申請はその後のカナダでの就学や就労に直結する大切な手続きです。安心してカナダ生活を続けるためには、専門家へのご相談をおすすめします。

 

執筆者のご紹介
Kaede Immigration Services
移民コンサルタント 阿萬 ひとみさん(R512097)
Regulated Canadian Immigration Consultant (RCIC)でCollege of Immigration and Citizenship Consultants (CICC)メンバー
トロントを拠点にカナダのビザや永住権の代理申請のサポートを行っており、サービスは学生・就労ビザ、ワーキングホリデー、個人・結婚移民、雇用主が外国人労働者を雇うときに申請するLabour Market Impact Assessment (LMIA)など多岐に渡る。MYNDSのビザサポートの監修も行っている。
ウェブサイト:https://en.kaedeimmigration.com/

Kaede Immigration Servicesのサービス、阿萬さんへのインタビューも併せてご覧ください▼

ビザ・移民手続きの心強いサポート。Kaede Immigration Services

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カナダではビザ・移民に関するアドバイス、申請代行は政府公認の有資格者のみが行っています。Kaede Immigration Servicesは一人ひとりに合わせたアドバイスと手続きを丁寧かつ迅速に行っています。

 

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