カナダで食べておきたい!ソウルフード。食文化から見える都市の魅力

カナディアンフードと言えば?
お寿司やそば、うどん、天ぷらなど、「ジャパニーズフードといえばこれ」という、料理には事欠かない日本と違って、カナディアンでさえ一瞬考え込んでしまう「カナディアンフード」。みなさんはいくつご存じですか?
メープルシロップとサーモンはとりあえず知っているけれど、あとは何があるんだろう?と考えてしまいますね。
実はカナダ各地にはその土地ならではのローカルフードが存在します。
食文化を知ることは、その土地の暮らしや人々の考え方を知ることにも繋がります。こちらでは、カナダ留学中にぜひ味わってみたい、カナダ各地のソウルフードを5つご紹介します。
- カナダの大学・カレッジ進学に興味がある
- ワーホリで働きながら留学したい
- カナダで就職・移民が気になる
- Co-op、看護師留学など多数取り扱い
あなたに合った留学のカタチをご紹介します。留学のご相談は無料です。

Table of Contents
モントリオール・スモークミート(Montreal Smoked Meat)

コーシャー・スタイルのスモークミートは、モントリオールのユダヤ文化の影響を感じさせる一品です。黒コショウが効いたジューシーなビーフは、地元民からはもちろん、全国各地のスーパーなどでも購入できるなど、多くの人々に親しまれています。
地元の老舗「Schwartz’s Deli」は観光客にも大人気で行列ができていることも稀ではありません。
モントリオールは、カナダ第2の規模を誇る大都市で、様々な文化が交差しています。フランス語圏でありながら、英語学習も可能なモントリオールは、多言語環境で学びたい方にとって最適な都市です。多様性と歴史が息づくこの街では、食一つからも「共生文化」を感じられます。
ノバスコシア産ロブスター(Nova Scotia Lobster)

東海岸の港町では、地元で獲れた身がプリプリのロブスターが日常のごちそうです。ハリファックス周辺では、地元民も通うローカルレストランで安価かつ新鮮なロブスターを楽しむことができます。
自然との距離の近さが感じられる暮らしは、落ち着いて学びたい留学生に人気があります。海に囲まれた穏やかさと一緒に、現地の食文化も体験できます。
ビーバーテイル(BeaverTails)

1978年にオタワで生まれた名物おやつ。ビーバーのしっぽのような形の揚げた平たいドーナツに、シナモンやアップルソースがトッピングされたカナダ版スイーツです。
オタワは政治と教育の街で、落ち着いた雰囲気が特徴。そんな都市らしく、冬の時期になるとスケートリンク沿いに屋台が並び、家族連れや学生が「ビーバーテイル」を片手に談笑する姿が見られます。地元に根付いた、あたたかみのあるスイーツ文化です。
プーティーン(Poutine)

カナダのB級グルメ代表格、フライドポテト×グレイビーソース×チーズカード(フレッシュチーズの一種)という、高カロリーながら病みつきの味。
田舎のダイナー文化の象徴でもあり、もともとは庶民の味。それが今や全国に広まり、高級レストランでも進化系メニューとして提供されるほどになっています。地域の誇りと進化を感じさせる一皿です。
ケベック州はカナダ最大のフランス語圏の州。フランス文化を守ろうとする政策もあり、独特の雰囲気が感じられます。カナダ国外はもちろん、国内からもフランス語を学ぶ人、フランス語で専門分野を学ぶ人が集まっています。
ナナイモバー(Nanaimo Bars)

ブリティッシュ・コロンビア州の小さな街「ナナイモ」から広がった、ココナッツクッキー、カスタードクリーム、ガナッシュの3層からなる甘いスイーツ。カフェ文化が根強いバンクーバーでもよく見かけます。
ナナイモに近い、バンクーバーやビクトリアは気候も温暖で、日本人に人気の都市。都会と自然が共存するライフスタイルが魅力です。
まとめ:食文化を通じてカナダの多様な魅力を体感
カナダの食文化は、ただ食べるための料理という以上に、その地域の歴史・人々の暮らし・文化の背景を知るための大きなヒントになります。食を通じてその土地をリアルに感じられるのは、留学の醍醐味のひとつです。
もっとも、カナダは移民が集まっている国なので、「カナディアンフード」を特定することは難しいことかもしれません。一方で、様々な食文化を通して、都市の特徴やそれらを食する人々が大切にしているものを感じることができ、多様性への理解がより深まるのではないでしょうか。
カナダ滞在の際には、ぜひ色々な食文化に触れてみてください。食を通じたコミュニケーションや新しい味の発見は、皆さんのカナダ生活を豊かにしてくれるはずです。

