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実録!本当にあったトラブル【カナダ入国審査編】続編 ‐ 実際にあった追加確認ケース

カナダの入国審査では、許可証が出ていても、その場で残高証明や保険内容の追加確認を求められることがあります。入国を控えている方に、ぜひ参考にして頂きたい内容をまとめました。

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入念な準備が「あっさり通過」につながる理由

最初に、前回の記事でも同じことを言いましたが、長年の留学エージェントとしての経験から言えるのは、「入念に準備した方ほどトラブルに遭いにくい」ということです。

規定をしっかり確認し、自分の解釈や都合を交えず、できる限りその規定に沿った準備をしてくることで、恐らく「聞かれても大丈夫」という自信が出るのだと思いますし、恐らく審査官はそれを結構な確率で見極めているのだと強く感じます。

それほど、事前に私たちエージェントに質問を受けていた方や神経質なまでに準備をした方ほど、「あっさり通れました!」というケースが多いのです。

個別の具体例と対策をご紹介してしまうと、同じ条件の方が私も同じようにすれば大丈夫、と誤解してしまうと思いますので、詳細は避けますが、

・入学許可証と学生ビザ申請に齟齬があったことが許可を受けた後に分かったケース
・ワーキングホリデービザのアメリカ経由のFlagpole(許可書を持った状態で、一度カナダから国外に出て、また戻って来る時に入国審査を受けてビザを発給してもらうケース)
・未成年のお孫様を連れての渡航
・特殊な事情のある観光入国

などで、あれこれと書類や説明をどっさりと用意していたのにも関わらず、一切聞かれなかった、紙の束をちらっと見ただけで通してくれた、まず自分で状況を説明したらそのまま確認などなく聞いてくれた、というご報告を頂くことは実際に多いです。

とは言え、準備していたと思っていても、思いがけない確認を受けて焦るケースはいくつかありますので、今回はそれらをご紹介します。

残高証明、書類に加えてオンラインバンキングのスクリーンを見せて

皆さんご存知の通りワーキングホリデーの入国の際には、$2500程度の資金の証明を見せる必要があります。

また、現在の記載では、1週間以内のものを提示する必要があります。

書面ではきちんと用意して行ったのですが、「オンラインで確認できるものも見せて」と言われたケースがありました。

その方は、幸い、オンラインバンキングの設定もしており、サインインして見せることができたこと、そして、書面で出したものと実際の金額にほとんど差額がなかったことから、無事に通してもらうことができました。 このケースでは、審査用に”見せ金”を用意したのだと疑われてしまったのかもしれません。

昔は、空港のWi-Fiが繋がりにくかったですし、書類のみでやり取りするのは通常でしたが、最近では、Wi-Fiはまず間違いなく繋がりますので、その場での証明を求められることもあるようです。

この方はワーキングホリデーでしたが、学生ビザの場合は用意しておくべき資金の額が非常に大きくなっているため、むしろ学生ビザの方がこの質問を受ける可能性が高いのかもしれません。私たちも、これまでのご相談で1~2件しか聞いたことのないケースですが、お手元のアプリまたはオンラインログインを試してから渡航されると安心かもしれませんね。

保険の証書、日本語が混ざっていて分からない。これでは認められない。

カナダの入国審査官は、自身の判断で入国の可否を判断することができますが、その理由の一つとして、カナダに過剰な医療費の負担を強いる場合、という項目があります。

そのため、万が一の際の保険の有無については厳しく審査を受けることがあります。

日本の海外旅行傷害保険を手配すると、通常、保険証書が発行されますが、日/英の併記で発行されることもあります。それ自体は全く間違っていないのですが、審査官から「読めないよ」と突き返されてしまった、と言うケースが過去にありました。

確かに漢字などもたくさん載っている書類では、分かりにくかったのかもしれません。

落ち着いて証書をよく見れば、補償額、保険期間などはしっかり書いてあることが分かります。その方は、口頭で証書の英語の箇所を指さしながら、こういう保険です、こういう風に入っています、と説明し、そのまま通してもらえました。

書類を英文で準備していたので大丈夫だろうと思っていただけにびっくりしてしまいますね。

入学許可証に、学費を支払ったという記載がないね

これも上記と同じようなケースです。

入学許可証の形式は学校により様々で、「The tuition has been paid in full.(全額納入済)」や、「Tuition: Fully paid」などの記載を入れる所もありますが、別途発行される領収証がその代わりとなるため、いちいち記載を入れないということも十分にありえます。

その方も、一瞬「えっ、本当だ、書いてない!」とパニックになりかけたようですが、思い直して、手元にあった学校の領収証を見せ、入学許可証の日付よりも後に、領収書が発行されており、授業料は支払っていると説明しました。

特に初めての留学の場合、英語で書かれた各書類をとにかくプリントアウトして見せれば、審査官は当然英語ができるのだから分かってくれる、と思いますよね。そのため、自分自身ではあまり細かいところまで何が書いてあるか把握していない、という方も多いと思います。

他にも、入学許可証をもとに、
・学校開始日まで何するの?
・プログラムでは何を勉強するの?
・仕事するの?

などと英語でポンポンと矢継ぎ早に質問されることもあります。

ぜひ、渡航前に再度手元の書類を確認しておくことをおすすめします。

絶対ダメ!審査官への逆ギレ、暴言

審査官はとても威圧的で怖いと感じる方が多いようです。端的に質問が来るし、笑顔もなく対応されるといらっとしてしまうこともあるかもしれません。

ですが、逆ギレだけは厳禁です。

例えば前項の支払い証明の件でも、最近は残高証明の要件も厳しいですから、学生ビザの場合は皆さん支払い証明などをつけて申請しているはずです。

「ちゃんと出しました!許可証が出てるんだから、問題ないでしょ!」と言いたい所ですが、事前の書類審査で提出していても、許可証が出ていても、目の前の審査官は決して、「ただビザを出すだけの人」ではない点は頭に入れておいてください。

特に、あまり英語が得意でない場合、It’s written there!(ご本人は、”そこの箇所に書いてあります!”と言っているつもり、審査官は”そこに書いてるだろ(ちゃんと見ろよ)”と言われていると感じる)といった悪い伝わり方をしてしまうこともあり得ます。

他にも、ため息をつく、イライラした態度を取る、ふてくされた態度を取るなどもやめておきましょう。

役所側の方がそれでも優しく対応してくれるのは日本だけで、多くの場合はより悪い状況になります。

もし、その審査官が手元にある資料に納得がいかない場合は、ビザの発給を断ることはもちろん可能です。

Voluntary withdrawalとは

「入国拒否」と一言に言いますが、実際にはどのような手続きが行われているのでしょうか?

まず、カナダに入国が認められないことを英語では、inadmissibleと表します。詳しくは、移民局のウェブサイトの記載をご覧ください。

▶Reasons you may be inadmissible to Canada

先ほど挙げた医療の要件(medical reasons)・お金の要件(financial reasons)は、その最たるもののため、入国審査で非常によく確認を受けます。

加えて、虚偽の申告(misrepresentation)などは、皆さんもトラブル例として目にしたことも多いかもしれません。犯罪者などもカナダ移民局は入国を認めないことができます。

入国者本人の準備不足等が理由で今回の入国は認めないが、今後一切(または一定期間)の入国を認めないなどの強い措置までは必要ないと判断された場合は、Removal order(退去命令)とまで強い指示を出さずに、Voluntary withdrawal(自発的な取り下げ)という手続きを取ってくれることがあるようです。

つまり、「カナダへの入国を試みようとしましたが、自分の判断で取り下げて帰ります」ということです。

カナダで15年以上、エージェントをしていますが、1度だけ移民局が発行する「Voluntary Departure form」というものを見たことがあります。

その方は、観光ビザで学校に通学していましたが、プログラムを学校の事務局で自分で延長し、日本から学生ビザの申請をしました。申請中に次のセッションが始まってしまうため、最悪、観光でまた入って学業を続けられるだろうと思い、自己判断で航空券を買って渡航してしまったそうです。

上記の、Voluntary Departure formにサインした上で帰国した後に、ご相談を頂きました。審査官も悪意があっての渡航ではないことは納得してくれたようで、「ビザ申請の結果が出てから渡航しないといけないよ。次はきちんとね。」と説明してくれたそうです。

一定期間の入国禁止を命じられたわけではないため、移民コンサルタントのサポートも受けて、最終的には改めて無事に渡航できましたが、非常に高い授業料となってしまいました。

ランダムではない、審査官の「見極め」

前項のケースでは、幸いにもカナダ渡航にセカンドチャンスがありましたが、これまでご相談を頂いた中では、明らかに虚偽の内容を織り交ぜてなんとか望むカタチでの入国(または再入国)を試そうとされるケースもありました。

最初に入れた通り、あっさり通ったケースは「本当にたまたまラッキー」だったと言うよりは、審査官の無言の選別自体は受けていた可能性が高いと思っています。

つまり、決して本当にランダムに無作為に、細かい質問をする人を選んでいるのではなく、審査官側の長年の感覚・嗅覚みたいなもので、準備不足を見抜いているケースもあるのでは、ということです。

ネット上の「私は大丈夫だった」「こう言ったら通った」等の口コミを鵜呑みにしてはいけない理由はここにあります。

「あなたが」、カナダのビザの規定を正しく理解し、それに沿って準備できているか。

自分の書類に自信を持って説明できるか。

その視点で、渡航前にもう一度書類を見直してみてください。

 

MYNDS代表 海野

この記事の担当:MYNDS代表・海野

カナダ留学をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。

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