【2026年版】TOEIC受験はカナダ留学中に必要?現地受験のメリットと考え方

留学やワーキングホリデーで海外に滞在する理由や目的として、英語力を向上させたいという方は少なくありません。海外での生活に慣れ、滞在終盤になると、自身でも英語を聞き取れるようになった、話せるようになった、通じるようになった、と何かしら実感すると思います。日本帰国後に就職や転職を控えている方は海外滞在経験や英語力の証明が必要という方もいらっしゃいます。英語の試験はいろいろありますが、日本ではTOEICがビジネス英語の能力を証明する試験として有名です。TOEICはカナダでも受験が可能です。
- カナダの大学・カレッジ進学に興味がある
- ワーホリで働きながら留学したい
- カナダで就職・移民が気になる
- Co-op、看護師留学など多数取り扱い
あなたに合った留学のカタチをご紹介します。留学のご相談は無料です。

Table of Contents
TOEICって本当に必要?
Speaking/Writingのテストの認知度も少し広まってきたとはいえ、やはりListening/Readingセクションの990満点のスコアで見られることが多いTOEIC。参考書やテスト対策で900以上の高スコアが取れてしまうことから、実際の英語力を反映しない、参考にならない、と言う批判もあります。それを踏まえて、「本当に必要なの?」と感じている方もいるかもしれません。
また、カナダ留学/進学でも、TOEICスコアは英語力証明として使えず、IELTSやDuolingoなどのテストを受け直した、勉強し直した方の感覚としても、せっかく苦労して取ったそちらのテスト結果を履歴書等で英語証明として役立てたい!評価してほしい!と思う気持ちもありますよね。
留学エージェントとして、また、日本の企業担当者や採用担当者との情報交換をして来た経験から、「TOEICスコアは必要!」と断言できます。
その理由としては、以下の2つが挙げられます。
・日本の就職活動において決定権のある方は、英語力=TOEICだと思っていることが多いから。
・「英語力があります」と言うことを、簡単で安く証明できるから。
以前、40代で海外赴任経験もあり、ご自身でも英語のコミュニケーションに問題のない方に、留学生の採用についてお聞きしたところ、「留学経験があるとアピールしているのに、TOEICのスコアが書いていないと、本当にアピールする気があるのかな?と思ってしまう。」とおっしゃっていたことがありました。加えて、「留学経験ありで、TOEICスコアが600‐700台だと、日常会話や旅行英会話くらいしかできないと言っているのと同じ意味なので、むしろ逆効果。」とも。
グローバル化が進んだとは言え、海外事業部があるような会社であってもその社員の全てが海外での事業に関わっているわけではありません。特に日系企業への就職においては、決定権のある上層部の社員はIELTSなど数多くのその他の英語証明のそれぞれを把握していないことも多いです。TOEICが昔から使われていて、王道で分かりやすい指標だと言えます。
また、ワーキングホリデー制度を使って留学した方の場合、就職(転職)活動では、何よりも「ホリデーとして遊んで来たわけではありません!」と、成果をしっかりアピールしたい所。その場合に、受けるだけで客観的なスコアが出るテストは、就職活動の準備の一つとしてぜひ用意しておきたいところです。
対策すればスコアが上がるテストだからこそ、早い段階で高いスコアを取っておき、就職活動のアピールでは英語力以外のエピソードでアピールすることをおすすめします。
カナダで受験するメリット
最も英語力が高いピークのタイミングでスコアを取ることができる点が、最大のメリットです。
「日本に帰国してからでは?」と思われるかもしれませんが、皆さんが思うよりも、帰国「後」は、ものすごい勢いで英語を忘れて行きます。実際に、日本に帰国して英語に全く触れないでいたら、帰国から1週間過ぎる頃には英語脳から日本語脳に切り替わってしまったというお話を聞きます。日本で英語環境を保つことはとても難しいです。また、日本帰国後は何かと忙しく、英語学習の時間が取れないこともあります。英語環境で過ごしているカナダ滞在中に受験するのが最も高いスコアが出せるチャンスです。
また、帰国直後に就職活動を控えている方は特に試験結果が早く欲しいものです。TOEICの試験結果を知ることができるのはオンラインで3週間後、郵送の場合は1ヵ月かかります。帰国前に予め受験しておけば履歴書にもすぐに反映できるので、帰国後はすぐに就職活動に役立てることができますし、もしも、期待通りのスコアが出なかった場合は、早々に受け直すという選択も取れます。
ちなみに、カナダの試験は申し込みの受付締切りが試験日の約10日前と、日本よりも間近まで受け付けています。日本の場合は試験日より1ヵ月半以上前に受付が締め切られます。どちらにしても満席になってしまうこともあるので、受験すると決めたら余裕をもって申し込みを済ませておきましょう。
カナダで受験するデメリット
カナダでTOEICを受験する場合、試験料が日本より高いです。カナダで受験するとUSD95相当ですが、日本円では7,810円。また、リピート受験割引もあります。試験料が高いことを考えると、しっかりと勉強してから試験に臨みたいですね。
もう一点は試験対策教材が入手しにくいことです。日本の場合は様々な対策本が揃っていますが、カナダではなかなか手に入りません。図書館で教材を見つけることはできますが、かなり古かったりします。日本語で解説が書いてある公式問題集は、日本語の掲示板サイトなどで売りたい方が出品していることもあるので、どうしても手に入れたい!と考える方はこまめにチェックしておくと良いでしょう。また、TOEIC対策クラスを開講している学校もあるので、自主学習のみでは不安という方、確実に得点を上げたい方にはおすすめです。

TOEIC試験の日程や会場
試験日は毎月1回で第1または第2土曜日に設定されています。日程はカナダ全土で共通です。以下は現時点で発表されている日程です。
申し込みの受付締切りはテストの前の週の木曜日、東部標準時間17時までです。例えば、試験日が12月11日(土)の場合、申し込み受付締切りは12月2日(木)の東部標準時間17時となります。
試験はブリティッシュコロンビア州、アルバータ州、マニトバ州、オンタリオ州、ケベック州、ノバスコシア州の6州、14会場で行われています。(2024年3月時点)
試験料
$95(米ドル)です。(2025年6月時点)
日本へ証明書の送付を希望する場合は別途$5(米ドル)かかります。
申し込み方法
申し込み方法は2通りあります。オンラインまたは郵送での申し込みが可能です。ほとんどの方はオンラインで申し込みをしています。
※顔写真の規定などが確認できます。
①【Begin Registration】をクリック。
②Reserve a Seat欄の「Select a Country」で【Canada】、「Select a Test Type」で【TOEIC L&R Public】を選択。
③Find an Available Seat欄の【Search by Test Center】をクリック、「Locations」「Test Center(s)」で希望の会場を選択。残席のある受験日程が表示されるので日程を選択して【Reserve a Seat】をクリック。
④Background Informationのページ、Personal Information欄、Contact Information欄を入力。顔写真をアップロード。Additional Information欄に該当項目があれば選択して【Continue】をクリック。
※Contact Information欄に入力した住所宛に証明書が郵送されます。証明書を日本に送付したい場合はシェアハウスなどのカナダ居住所ではなく、日本の住所を入力しましょう。さらにAdditional Information欄の
「□ I want to have my test results sent to me outside the United States and Canada
(There is an additional charge of $5.00 for this service.) 」にチェックを入れます。表記の通り、受験料に加えて$5別料金がかかります。
※顔写真はアップロードできるように予め用意しておきましょう。写真はカラー、JPEG形式、1MB以下などの規定があります。顔写真がアップロードされない場合、または規定に合っていない場合は申し込みがキャンセルされます。
⑤Registration Information Summaryのページで申し込み内容を再確認。Terms and Conditionsを読み、〇 I Agreeにマークし、【Online Payment】をクリック。
⑥ETS Checkoutのページで支払方法を選択し、情報を入力したら申し込み完了。
⑦登録したメールアドレス宛にAdmission Ticketが届く。登録内容に誤りがないか、当日の持ち物などの情報を確認しておく。
※Admission Ticketは試験当日に必要となるので予め印刷しておきましょう。
試験当日
試験開始は東部標準時間の13時、会場によって受付開始時間が異なるので確認しておきましょう。試験前に手続きがあるため、時間に余裕をもって会場に向かうことをおすすめします。到着が早過ぎてしまっても時間を持て余してしまうことがあります。
持ち物は印刷したAdmission Ticket、パスポートなどの身分証明書、筆記用具です。試験会場によっては鉛筆が支給されることもあります。
試験が行われる部屋には、身分証明書や筆記用具などを除いては持ち込みができません。カバンやジャケット、飲み物などは別室に置いていきます。
運営サイトにて、受験者用のハンドブックや英語のサンプルテストがダウンロードできます。当日、テスト前の説明が全て英語となりますが、その後に2時間の試験が控えています。指示される内容などは、事前に確認して行った方が当日がスムーズです。
教材について
カナダ国内で本屋さんなどで手に入る教材は当然ながら英語になります。英語力をつけるためにはもちろん、英語を英語で理解することが大事ではありますが、TOEICのスコアは主に就職活動の際に、留学経験のアピールをするため、という目的を考えると最短でスコアを出したいですよね。そのため、日本語の教材で勉強する方が効率が良いと言えます。
※一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会のウェブサイトに繋がります
重い・かさばるため持ってくるのはハードルが高いかもしれませんが、解説の分かりやすさではやはり公式問題集の右に出るものはありません。日本人で帰国する方などから譲ってもらえたらとてもラッキーです。カナダは紙製品が非常に高く、本などの教材も1冊が$30~$50など高額となることが多いため、日本から準備する方がおすすめ・安価ではあります。
結果について
TOEICの結果は約1ヵ月で届きます。Official Score ReportとCertificateが送付されます。
特に初めての受験では、時間配分やスピードについて行けず、思うようなスコアが出なかった、とおっしゃる方がほとんど。1度目で希望のスコアを出そうと考えず、2回目受験もおすすめです。
日本で受験できるTOEICをわざわざカナダで受験する必要なんてあるの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、メリットの部分でも触れたようにカナダで学習している/学習したことをすぐに生かすことができます。カナダでも多くの日本人の方が受験されています。帰国後の就職活動はもちろん、具体的な目標得点を掲げることで海外滞在中の英語学習に対するモチベーションアップにも繋がるので、ぜひカナダ滞在中にTOEICを受験しましょう。

