カナダでしかできない経験を。TIFFボランティアに参加された皆さんからの記録集
今年はコロナ以降3年ぶりに様々なイベントが開催されています。中でも、カナダで最も人気のあるイベントの1つ、TIFF (トロント国際映画祭)が9月初旬に開催されました。世界中から多くの著名人が集まること、未公開の映画がいち早く観賞できることとあって、映画祭開催期間はトロントの街が盛り上がっています。
ボランティア活動が盛んなカナダの中でも、機会・種類ともに多いトロントで、毎年地元の方たちからも応募が殺到するボランティアの1つがこのTIFFです。地元の方たちだけでなく、留学生にも大人気のTIFFボランティア、見事ボランティアの機会を得られた3名のご利用者様より感想が届いておりますのでご紹介いたします。
皆さんに伺った質問はこちらです。
① 担当されたお仕事の内容を教えてください。
② ボランティアをしようと思ったきっかけを教えてください。
③ 今回のボランティアを通して学んだことや気づいたこと、得たこと等、どんなことでも教えてください。
④ 今後はどのようなことに挑戦してみたいですか?
- カナダの大学・カレッジ進学に興味がある
- ワーホリで働きながら留学したい
- カナダで就職・移民が気になる
- Co-op、看護師留学など多数取り扱い
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目次
M. H. 様
①会場内のポジションでは映画館の中で映画をみながらお客さんに席を案内したり、チケットのスキャン、お客さんの質問に答えたりしました。会場外のポジションではお客さんを列に案内したり、質問に答えたりしました。また、特別に日本の映画監督の通訳もさせていただきました。普段は通訳の仕事はありませんが、たまたま監督が急遽通訳が欲しいとおっしゃったため、会場にいた唯一の日本人として通訳を担当させていただきました。
② 一緒に住んでる友達が映画好きで、9月にTIFFがあることを教えてもらい、トロントで一番規模が大きく、人気のイベントであり、カナダに来る前から何かボランティアがしたいと思ってたので、迷わず友達と一緒に応募しました。
③ 私は来る前は英語が全然できなく、応募する時も英語力には自信があるわけではありませんでした。実際にボランティアをしても時たま難しく感じることもあり、他のカナディアンに助けてもらうこともありましたが、実際に英語を使うというのは本当にいいことであり、良い経験になりました。また、映画監督への通訳も普段より長い文章をきいての通訳だったためかなり緊張しましたが、私なりのベストを尽くしました。なので、英語できなくても諦めずひとまずTIFFに応募してみることをおすすめします。
④ ボランティアを通して自分の英語力がまだまだら足りないことを実感しました。学校での勉強を続け、英語力をあげて、ほかのボランティアにも参加したいと思っています。
N. W. 様
①Scotia bank theatre
【Inside】
Usher 上映中シアター内の監視、誘導
Scanner チケットのスキャン
Re-entry 再入場と途中退出の管理
Line-up control 次の公演までのシアター外の列の案内
【Outside】
Line-up control シアター外での列の誘導、管理
②トロントでの大きなイベントに観客とは違うサイドで参加してみたかったのと、新しい人と出会うチャンスだと思ったからです。
③基本的に3‐4人のチームで活動するので、協力しあって活動しました。TIFFサイドのスタッフさんが必ず近くにいて助けてくれるので、不安なく働くことができました。ボランティアの人ももちろんスタッフさんたちもすごくフレンドリーで活気のある時間でした!いろんな年代、人種の人と話すいい機会でした。
④働いているので、なかなか長期は難しいですが、ほかの短期のボランティアにも参加していろんな人と出会いたいです。
E. N. 様
①Scotiabank Theatreでボランティアをしていました。チケットのスキャン、人数をカウントする仕事、再入場のチケット配布、シアターの中でお客様を誘導する仕事などがあり、すべてを経験しました。
中でも、チケットのスキャンはいろんなタイプのチケットがあり、とてもやりがいがありました。
②日本でもボランティア経験があり、他のボランティアにも興味があったため。また、カナダでの世界的イベントの熱気、情熱を体感したかったため。
③語学学校、インターンシップと様々なことを経験したつもりでしたが、今回のボランティアで初めてと言っていいほどの完全カナディアン環境に圧倒され、戸惑った部分もありましたが、本当に私自身が強くなったと思います。
そして、分からないことはわからないとはっきり伝え、堂々としており、ボランティアではありますが、みんながプロ意識を持っている姿に感銘を受けました。また、ボランティアをしていて1番嬉しかったことは全ての映画が始まる前のコマーシャルのようなもので、少年が宝を探しに行くのですが、その時に見つけるのがボランティアのT shirsで、その時に、『Volunteers are the real treasure』という文章がでます。そしてそれがでた時に観客席から必ず毎回拍手が湧きました。その時私は ボランティアをしていてよかった、このイベントはみんなに支えられている大切なものなんだと心から感じ、感謝しました。Tiffは得るものがたくさんある とてもいいボランティアだと思います。
④今後はカナダでのボランティア経験、その他全ての経験を日本で生かしながら、自分の進路に向かって頑張りたいです。
皆さん、他ではなかなか経験できない特別な一時を過ごされたようです。TIFFが始まる大分前からボランティアに選ばれたとの嬉しいお知らせを頂いており、お話をお聞きできるのを楽しみにしておりました。皆さんのご活躍が目に浮かびます。学校やお仕事でお忙しい中、貴重なご感想をどうもありがとうございました!
英語の勉強を進めてゆく中で、習ったことが使えた喜びを感じる瞬間、まだまだともどかしさを感じる瞬間というのは、今後も継続する原動力や新たな目標を立てるきっかけとなり、上達に欠かせない大切な要素です。ボランティアはその機会に加え、海外でのお仕事体験やコネクション作りの機会も与えてくれる絶好のチャンスとなります。ぜひ皆さんも今ここでしかできない経験をされてくださいね。
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