英語力初中級の方でも留学初日から必ず実践したい7つの習慣
私は日頃、カナダでのお仕事やキャリアに関する記事を多く書いている関係で、英語力中上級レベルの留学生の方々を想定していますが、記事を読んでくださっている方の中には初中級の方もたくさんいらっしゃることと思います。そこで今回、まだ英語力のあまり高くない方でも必ず実践していただきたい留学中の習慣についてお話できればと思います。日本、カナダ問わず、どこかの国で生活を行う上で必ず生活習慣が構築されます。起床就寝時間や寝る前に必ず行うこと、朝の身支度など、滞在国が変わっても続ける習慣もあれば、環境の変化、特に留学中はそれぞれ目標に沿って行動が変わってくることと思います。留学開始一日目から開始したい7つの習慣は、一体どういったものでしょうか。
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目次
携帯の設定を英語にする
留学で来られる方の多くは日本から携帯電話を持参し、SIMカードを購入されることと思います。使い慣れた携帯を留学中も使用できるメリットはありますが、携帯は日常生活で目にする時間が長く、日本語設定であまりに居心地のいい環境を作ることで英語環境を作るチャンスを逃してしまうこととなりがちです。携帯の設定をはじめ、携帯のカレンダーでスケジュール管理をされている方は英語で記載ができているでしょうか。携帯のメモ機能を利用している方も同様、携帯内の言語は英語で統一し、日本語でやりとりをする方とのテキストやラインメッセージのみ日本語にとどめる方法がお勧めです。
英語で日記をつける
私は初めてカナダに渡航した際、素敵な日記帳を日本で購入して持参し、留学初日から一言でも何か英語で書くようにしていました。留学当初は特に現地で気の許せる友人があまりいないかと思いますので、英語のアウトプットの場として、またメンタルヘルスの観点からもその日の思いとして、ネガティブなことも含めて書くことのメリットはとても大きいです。当然、日記で書きたい内容について、英語表現方法や英単語が分からない状況はよく起こります。そこで辞書を調べたり、学校の先生に尋ねたりすることでより記憶に残りやすくなるという、ボキャブラリーを増やす利点もあります。何を書いていいか分からない場合はその日にあった出来事、楽しみにしている週末の予定でも構いません。何かしら書き続けることで後から読み直してみると自身の成長記録にもなります。
メモも英語で作る
日頃から買い物リストややることリストなど、メモをする習慣のある方もいればそうでない方、また携帯にメモをする方もいらっしゃいますね。そういったメモも英語に切り替えます。語学学校では毎日多くの単語に触れ、英語力初中級の方ではよく辞書で調べた後、日本語訳をメモしている方が多いです。英語レベルにより、ある時点で英語でのメモに切り替えられるとその後の上達がより早くなりお勧めです。英語力の上達過程において、英語力初中級の方が難航する場面のひとつに物事の説明があります。語学学校のお友達にある単語の意味を聞かれた際、単語の使い方を説明するにあたり、英語でメモをとる習慣は大変役立ち、日本語脳から英語脳を作るプロセスを早めるイメージが分かりやすいかもしれません。
How are you?/How was your day?の返事を考える
日本ではhow are you?と尋ねる文化がないため、渡航されたばかりの方は戸惑われることが多いです。お店に入った時、朝学校でクラスメイトや先生と顔を合わせたとき、職場によってはシフトの開始とともに同僚と挨拶代わりに尋ねあう場面もあることと思います。もちろん定番の”I’m good”や”Good.how are you?”といった応答を繰り返しても問題ありませんが、前夜レストランでおいしいものを食べた、テレビで興味深いドキュメンタリーを観たなど、会話に繋げることで人間関係を深め、お互いを知るきっかけになります。ホームステイやルームメイトなど一日の終わりにディナーを一緒に食べる方がいらっしゃる場合は、How was your day?と聞かれる機会も多いことと思います。こちらも同様、特に言及するまでもない、些細なことでも構いません。英語ではおしゃべりな方であればあるほど上達が早く、話したい内容について単語やフレーズを調べることでより英語力アップが期待できます。人間関係作り、自分のことをより知ってもらうこと、英語力アップという利点がたくさんありますので是非実践していただきたいです。
誘われたら3回は挑戦する
これは自身の経験談ですが、私は昔から牡蠣が苦手で、生はもちろんフライや鍋など、調理方法問わず苦手なものと認識していました。留学中、シェアハウスを借りていた大家さんと世間話をしていたところ牡蠣の話題になり、私が苦手意識を持っていることを知ると”苦手と決めつけず3回は挑戦する”モットーの話になり、なんと大家さんが牡蠣を用意して私のために調理してくださいました。一緒に食べた牡蠣フライは私が大人の味を覚えるようになったからか割とおいしく、以降食べられるようになった経緯があります。”何事も苦手と決めつける前に、3回は挑戦する”概念はどこかで聞いたことがあり、決してその大家さんが考えついたものではないかと思いますが、他のことにも広く共通するものです。食べ物はもちろん遊園地が苦手な方、アウトドア、スキーやスノボなど、自分には合わないと思っている方も多いと思います。皆大人になるにつれ自分の好きなもの、苦手なものを理解するようになる一方、苦手なものを排除してしまう傾向も残念ながら見られます。せっかく留学に来られたのですから、何事も”苦手”と決めつけず、3回は挑戦する姿勢で取り組まれてはいかがでしょうか。
SNS投稿も英語を取り入れる
生活習慣といえばSNS投稿を日常的に行っている方も多いかと思います。SNSは自分らしさの表現、日常の一コマを共有したり、特に留学中は日本のご家族、ご友人と連絡をとりあうツールとして有効ですが、こちらも英語を取り入れてみてはいかがでしょうか。最初から英語で文章を書くことは抵抗があるかもしれませんが、まずはハッシュタグを英語にしてみる、日本語のコメントの後に英語のコメントを入れるといった方法もあります。現地で知り合ったお友達と繋がれること、また日本のご家族に英語学習を頑張っているアピールができるかもしれませんね。
音楽ファンの方は英語の曲に切り替える
音楽ファンの方は留学中も日本の気になるアーティストの活動が気になったり、新曲などチェックしてしまいがちですが、留学中は一旦J-POPを中断し、洋楽を聞き始めることをお勧めします。私も音楽ファンで、初めてカナダに渡航した当初は洋楽への知識はゼロに近かった記憶があります。音楽は対人関係を強め、音楽の話で盛り上がったり、一緒に歌い踊ったりと言葉の壁を超える力を持っています。近年ではオンラインのプレイリストなど、北米ヒット曲に触れられる機会が多くありますので、聞き始めて気になるアーチストについて調べたり、過去の曲も聞き始めるなど洋楽に触れられることでカナダ文化に近づくことができるかもしれません。音楽好きな方は自然と日常生活の中で音楽を聞く習慣が既にできている方が多いですので、邦楽から洋楽へ方向転換することが更に英語環境づくりに繋がることと思います。
今回は留学初日から実践したい7つの習慣について、英語力初中級の方でも簡単にできるものを中心にご紹介しました。どれも些細なことに見えがちですが、生活習慣として毎日積み重ねることで得られる効果、英語環境づくりや人間関係に与える影響は大きいことと思います。英語学習では英語脳と呼ばれる、英語で理解し、考え、英語で答えるプロセスを目指すよう推奨されますが、留学中とはいえ一日の中で実際に誰かと対話をしている時間はどの程度でしょうか。特に一対一で対話をしている時間自体はそれほど多くなく、英語で日記を書いたりSNS投稿、メモを英語でとる習慣は補助的にアウトプットの機会を増やすことに繋がるのではないかと思います。私は携帯が苦手なので、SNS投稿はあまり実践しませんでしたが、携帯の設定変更、特に日記やメモを英語で書く習慣はとても役立った経験があります。留学準備中の方も、留学生活を少し変えてみたい方も、是非取り組んでいただきたいです。
ライター Aki
ワーホリ、学生ビザ等でのカナダ留学歴約3年半、カナダ移民歴6年のビクトリア在住女性。
飲食店や介護施設、サービス業など幅広い業種を経験した後、ブリティッシュ・コロンビア州の保険資格を取得し、現在保険会社にて顧客対応、管理業務に従事している。
趣味はパブリックスピーキング、ズンバ、ヨガなど。
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