映画鑑賞で楽しく英語学習!自宅でできる効果的な活用法

自宅での英語学習をもっと楽しく・効果的にしてみませんか?
寒い季節や外出が難しい時期、机に向かって勉強するのももちろん良いのですが、せっかく家にいるのであれば、映画鑑賞をしながら楽しく英語学習をするのはいかがでしょうか?
映画鑑賞は、リスニング力や語彙力の向上だけでなく、英語圏の文化や表現に自然に触れられる優れた学習法です。最近ではNetflixやAmazon Primeなど、オンラインの動画配信サービスが非常に充実しています。スマホやタブレットで気軽に映画が観られるので、留学中も利用している方も多いですね。
こちらの記事では、映画鑑賞を活用した英語学習のメリットと効果的な勉強のポイントをご紹介します。
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Table of Contents
映画で英語を学ぶ5つのメリット
①自然な英語を学べる
英語圏で実際に使われている単語や表現を学ぶことができます。文法書や単語帳などでは例文が記載されていたりましますが、実際の文章や会話の中でどのように出てくるのかは分かり辛いです。当然ながら映画ではナレーションや会話があるため、どのような場面でどのような英語が使われているのか知ることができます。日本語にはない英語のリズムやイントネーションなども学び取れます。
②文化や習慣も学べる
言語を身に着けるにはその言語が話されている文化や習慣を知ることも必要と言われていますが、映画では英語圏に住む人々がどのような生活をしているのか、目で観て知ることができます。例えば、朝食にシリアルと牛乳が出てきたり、通勤で自転車を持って電車に乗ったりする場面があるとします。映画の中の出来事なので、当然のように流してみてしまいがちですが、日本ではあまり見られない外国らしい光景ではないでしょうか。
③英語の4技能が学べる
映画で言語を学ぶとなると、リスニング力が身に着けられると思われますが、学習の方法次第ではしっかりと4技能を身に着けることができます。内訳としては、音声を聴くことでリスニング、英語字幕を読むことでリーディング、聴き取った英語を書き出すことでライティング、聴き取った英語を自分で発することでスピーキング、となります。映画一本がまるで一つの教科書のようですね。
④話題になる
他の留学生や英語圏の方たちとお話をすると、映画の話題になることがあります。皆さん、割とたくさん映画を観ているのですね。洋画を観ておくと外で会話のネタとして使えます。さらに、カナダでは映画祭が各地で開かれ、ボランティアの機会があります。映画の内容を語ることができれば、アプリケーションフォームや面接でアピールできます。ボランティアに参加している方々は映画好きの方がほとんどです。映画を通してコミュニケーション力を養うことも期待できますね。
⑤モチベーションが続く
英語学習は、継続こそが成果につながる鍵です。しかし、机に向かって単語帳や文法書とにらめっこするだけでは、どうしても飽きてしまうことがありますよね。
映画はストーリー性があるため、次の展開が気になって自然と集中力が持続します。特に、自分の興味があるジャンルや好きな俳優が出演している作品であれば、楽しみながら英語を吸収できるのが大きなメリットです。「英語の勉強をしなきゃ」ではなく、「映画を観たいから英語で観てみよう」という気持ちに切り替えることで、学習そのものがストレスではなくなります。
映画を使った英語学習の5つのポイント
①興味のある映画を選ぶ
ディズニーなどの子ども・家族向けで幼稚過ぎないもの、ラブストーリーやヒューマンドラマ系の映画では日常生活で使われる会話が多く出てきて理解しやすいためおすすめです。刑事ものや医療系は、難しい専門用語も多く、展開が早いとついていけなくなってしまうことがあります。以前に日本語で観たことのある映画を再度観てみてみるのも良いでしょう。既にストーリーを知っていれば、たとえ少し英語が理解できなくても内容を完全に見失ってしまうことはないはずです。何度観ても飽きないよう、興味のある内容の映画を選んでみてください。
②最初は字幕付きでも大丈夫
まずは日本語や英語のサブタイトル(字幕)をつけて観てみましょう。最初はついつい字幕を読んでしまいますが、それは仕方ないと割り切ってしまいましょう。全く字幕を読まずにストーリーが理解できないとなると、それこそ映画自体を楽しむことができなくなってしまいます。少しずつ耳を英語の音声に慣らして、2回目以降は字幕をなるべく見ない、回数を重ねるごとに字幕なしで観てみるといったようにステップアップしてみてください。
③分からない単語があるのは当然
分からない単語が出てきた場合でも、毎回調べたりせずに観続けてみましょう。最初のうちは分からない単語や表現が多いかもしれませんが、正直、毎回映画を止めて辞書で調べていたらキリがありません。映画のストーリーの前後関係で、単語の意味を予想できることもあります。意味を予想するというスキルは、英語のリーディングでも役立つのでぜひ習慣づけてみてください。気になったり覚えておきたい単語や表現がある場合はメモに残して後から意味や他の例文を調べてみたりするのもいいですね。
④シャドーイングに挑戦
シャドーイングは英語学習方法のひとつで、聴いた音声を復唱することです。文法やフレーズを理解していても、なかなか言葉に発して使用できない日本人はとても多いです。シャドーイングでは、リスニング、スピーキング、語彙力を同時に強化できると言われています。映画で使われている表現やアクセントをぜひ自分のものにしてみましょう。シャドーイングであれば、ポッドキャストでもできますが、やはり映画の良い所はその英語が使われている場面を目で観ながら英語を発することができるところです。
⑤同じ映画を繰り返し観る
多くの種類の映画を観たいものですが、同じ映画をぜひ繰り返し観てみましょう。一度観ただけでは英語をスムーズに聴き取れたとしても表現を覚えることや真似してみるところまでは辿り着けない可能性があります。同じ映画を何回か観て、同じ英語表現を繰り返し練習することにより、確実に身に付きやすくなります。このため、①でも触れている通り、興味のある内容の映画を選ぶことが鍵です。
映画英語学習におすすめのジャンル
映画を英語学習に活用する際には、ジャンルの選び方が学習効果を左右することがあります。
特に初級~中級の英語学習者の方には、以下のジャンルがおすすめです。
ラブストーリー・ヒューマンドラマ系
おすすめポイント:日常会話が多く、語彙や表現が実生活で使いやすい。
例:『Notting Hill』『The Intern』『About Time』
家族や恋人、友人との関係がテーマの映画は、日常英会話に頻出する表現が満載です。話すスピードも比較的ゆっくりで、感情表現も豊かなので、リスニングにも最適です。
アニメーション映画(特にディズニー・ピクサー)
おすすめポイント:セリフが明瞭で、英語がクリア。
例:『Finding Nemo』『Zootopia』『Toy Story』
子ども向けだからといって侮れません。アニメ映画は、ナレーションやセリフが非常に聞き取りやすく、字幕なしで観る練習にも向いています。ストーリーも分かりやすいため、初心者の英語学習にぴったりです。
学園もの・青春映画
おすすめポイント:若者同士の会話表現やスラングを学べる。
例:『The Perks of Being a Wallflower』『Mean Girls』
友達同士の自然な会話、SNSで使われる表現など、リアルな英語を学ぶには最適なジャンル。英語のリズムやカジュアルな言い回しを身につけたい方におすすめです。
実話をもとにしたドラマ(伝記・歴史系)
おすすめポイント:語彙はやや難しいが、文脈から理解しやすい。
例:『The King’s Speech』『Hidden Figures』『The Social Network』
多少専門的な語彙が含まれていても、ストーリー性が高く、感情移入しながら英語に触れることができます。TOEICやIELTSなど試験対策にも有益です。
初心者の場合、英語学習用としては避けた方がよいジャンルもあります。
例えば:
法定や刑事ドラマ系 → 専門用語が多くて難解
SF・ファンタジー系 → 架空の単語や世界観が実用的でなく、学習には不向きなことも
ただ、特に縛りがあるわけではありませんので、興味があって楽しく勉強できそうであれば、進んで鑑賞してみましょう。
まとめ:映画は楽しみながら続けられる学習ツールのひとつ
英語学習に限らず、例えばジムやダイエット、その他の習い事でも同様ですが、継続することが成果に繋がります。自分が楽しめないと長続きしない、苦痛になってしまうということも同じことが言えるかもしれません。映画鑑賞では「観たい」「知りたい」「感動したい」と思える気持ちが、英語を学ぶ原動力になります。たとえ最初は英語がほとんど聞き取れなくても大丈夫。大切なのは、完璧を求めるのではなく、「続けてみること」です。
もし、これまで映画を娯楽として見ていた方は、少しだけ視点を変えて、「学びのツール」としても活用してみてください。
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