発音やスペルを間違えると大変!‐日本人が間違いやすい英語-

留学生が気をつけたい「日本人が間違いやすい英語」と対処法
英語では、ほんの少しの発音やつづりの違いで意味がまったく変わってしまうことがあります。
カナダなどの多文化社会では、多くの人が第二言語として英語を話していますし、英語を母語としない留学生や移民に対して、言語理解への配慮もあります。そのため、英語の発音やスペルで多少ミスをしてしまっても、文脈で理解してもらえることがほとんどです。ただ、時には誤解されたり、意図と違う意味に取られてしまうリスクもあります。
こちらでは、よくあるミスや防ぎ方、間違えたときの切り返しについてまとめています。出発前や日常会話でぜひチェックしてみてください。
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Table of Contents
発音や言い間違いにご注意!
※( ) 内が本来言いたかった単語です。
I prayed (played) with my host family’s kids yesterday. 昨日、ホームステイ先の子どもたちと祈りを捧げた。
「play」と「pray」は、日本人が最も混同しやすい LとR の違いの代表例です。舌を歯茎の裏につける “L” と、どこにもつけずに巻く “R” は、意識しないと区別が難しい音。信仰を尊ぶカナダでは、ステイ先で子どもたちと一緒にお祈りをしたとしてもおかしくはないので、前後の文脈によっては「pray」の意味でとられてしまうことも。
因みに、子どもと大人がままごとをして遊ぶ時や子ども同士が遊ぶ場面では “play” を使いますが、大人が一緒に出掛ける場合の「遊ぶ」は普通 “hang out” などを使います。
I like sick (thick) noodles like udon. 私は病気な面が好き。
“thick” の【θ】音が苦手な日本人が “sick” に置き換えてしまう定番の誤り。“sick noodles” は「病気の麺」という意味不明な表現になります。舌先を前歯の間に軽く挟んで空気を出すのが【θ】。
“think” “thank you” などと同じ要領で練習してみましょう
I am sinking (thinking) right now. ワタクシは、ただ今、沈んでおります。
こちらも【θ】音の定番ミス。“think”(考える)は普段からよく使う単語ですが、“th” を意識しないとつい “s” の発音になってしまいます。前後の文脈から分かってもらえるかとは思いますが、“think” の “th” をしっかり出す練習を。鏡を見ながら舌先が歯の間に見えるくらいでちょうど良いです。

Crap (Clap) your hands! 手にうんこ。
“clap” と “crap” の違いは、わずかな母音と子音の濁りの違いですが、意味は天と地。“clap” は「拍手する」、一方 “crap” はスラングで「うんこ」や「くだらないもの」。文脈によっては非常に下品に聞こえてしまうため、発音には特に注意しましょう。“clap” は軽い「クラッ」、 “crap” は喉の奥をこもらせて「クラァプ」。
Please shit (sit) down. くそ座って。
このミスは有名なジョークですが、実際に “i” と “ɪ” の区別を誤ると起こり得ます。“sit”(座る)と “shit”(排泄する)は母音の長さと口の開き方が違います。“sit” は短く軽く「スィッ」、 “shit” は口をもう少し開けて「シィット」。
※“Please sit down.” は、授業などでよく使われる基本表現です。
I am aliving (arriving) now. 私は今、生きている
“aliving” は存在しない英単語です。“alive” は形容詞(=生きている)で、動詞としては使えません。「到着する」と言いたい場合は “arrive” が正解。 “alive” は状態を表す形容詞、“arrive” は動作を表す動詞。文法的にも間違いやすい例です。
I love flies (fries). ハエが大好き。
“fly(ハエ)” と “fry(揚げる)” は、どちらも複数形にすると “flies / fries” とそっくりです。発音の違いは、最初の子音 “fl” と “fr” の舌の位置。“fly” は口を広めに、「フラァイ」、“fry” は唇をすぼめて「フルァイ」。舌と唇の形でしっかり区別を。
I rub (love) you so much. 私はあなたを猛烈に摩擦する。
“rub(こする)” と “love(愛する)” は母音と子音の両方が違います。こちらも “r” と “l” の違いもあり、誤るとまったく別の意味に。英語学習者の方の中には、英語っぽくしようと思ってか、ラ行の時に “r” を使ってしまう方もいます。特に “I love you.” (“love you.”) は、カナダではよく使う表現なので、練習してみると良いかもしれません。
“love” の “l” は舌を上歯の裏に当て、“rub” の “r” は舌を後ろに引いて巻きます。

スペルミスにも注意。似ているけど違う単語
英語では、発音だけでなくスペルが一文字違うだけで意味が変わることが多いです。メールやレポートでのケアレスミスにも注意してください。
例えば:
desert(砂漠) vs dessert(デザート)
form(書類) vs from(〜から)
collage(コラージュ) vs college(大学)
書くときは一度声に出して読むか、提出前にスペルチェック機能を使う習慣をつけましょう。
誤解を減らす発音のコツ。すぐ使える練習法
前項の例からも、日本語にない「r と l の使い分け」「th 音」「母音の長さ」がミスの大きな原因のようです。発音は一度で直るものではないので、「正しい」発音で何度も繰り返し練習をすることが大切です。
r と l の区別
r:舌の後ろを少し丸める。唇も少し丸める。
l:舌先を上の前歯の付け根に当てる。
right / light / write を繰り返す。
th を正しく出す
舌先を上下の前歯の間に軽く出して、息を出す(有声音と無声音を区別)。
think /θɪŋk/ と this /ðɪs/ を交互に言う。
母音の長さ(短母音 vs 長母音)
bit vs beat、ship vs sheep のように 短く/長くを意識。
メトロノームに合わせ、短母音は1拍、長母音は2拍で発音。
s と sh, t と th 等の摩擦音
s は前歯の裏、sh は口の奥で。
練習は鏡を見て口の形を確認しながら行うと効果的。
録音して聴く(セルフチェック)
自分の音声をスマホで録音 → ネイティブ音源と比べる。自分の声を録音するなんて恥ずかしいと感じるかもしれませんが、実際に聞いてみることは改善する上でとても重要です。
このように自分で練習を重ねることもできますが、なかなかどの発音が本当に正しいものなのか、判断ができないこともあります。誤ったまま練習しても意味がありませんので、正確な発音を習得したい場合は語学学校の発音矯正やスピーキングクラスで鍛えることをお勧めします。
間違えたときに焦らない。切り返しフレーズ
発音を誤ってしまったとしても、慌てず、次のようなフレーズを使って訂正や補足をしてみましょう。
“Oops — I meant play, not pray.”
(あ、playのつもりだった!)
“Sorry, wrong word — I meant fries, not flies.”
(間違えた、friesのつもり!)
“Oh, my bad — I said sit, not that other word.”
(あっ違う違う、sitって言いたかった!)
“Sorry — I’m still working on my pronunciation.”
(まだ発音練習中で…)
“Oh, sorry — let me say that again.”
(ごめん、もう一回言うね。)
“Thanks for correcting me!”
(直してくれてありがとう!)

間違いを恐れず、伝わる英語を身につけよう
日本人が普段使っている日本語でも言い間違いをするように、英語でも誰でも発音やスペルを間違えます。
大切なのは「完璧な英語」よりも、「相手に伝わる英語」を意識すること。間違いを訂正できるくらいの余裕を持てれば、それは立派なコミュニケーション力です。
正確な発音を身につけたい方は、語学学校の発音矯正クラスやネイティブ講師とのスピーキング練習を取り入れてみるのもおすすめです。
小さなミスを恐れず、実際の会話の中で「伝わる英語力」を磨いていきましょう。

