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【高校生のお子さんをお持ちの方へ】カナダのカレッジ進学、親御さんが知っておきたいこと。大学との違い・費用・卒業後の道まで

カナダ進学ならMYNDS
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はじめに

高校卒業後の進路として、日本の大学だけでなく、海外進学を検討するご家庭が少しずつ増えています。

私がトロントで留学エージェントを始めて、15年以上になります。この間にお会いしてきた方の多くは、ある程度の年齢になってから「やっぱり海外で学び直したい」「英語を身につけたい」と自分でカナダにやってきた社会人や大学生でした。おそらく、今この記事を読んでいる親御さんご自身も、そのような感覚をお持ちではないでしょうか。

「まずは語学学校で現地の雰囲気を掴んでから、進学は後で考えればいい」
「高校卒業からいきなり海外は早い。まず日本の大学に行って、留学したければ短期留学から」
「もし重ねて勉強したければ、社会人になってから本人が自分で考えればいい」

これは決して間違った考え方ではありません。実際に私自身も、その「後から来た人たち」を長年サポートしてきました。
ただ、今は少し事情が変わってきていると感じています。

ひとつは、円安です。
かつては社会人になってから自分で費用を貯めて留学するという道が現実的でしたが、今の為替環境では、お子さん自身が留学費用を捻出することのハードルが以前とは比べものにならないほど高くなっています。「行きたければ自分でなんとかしなさい」が通用しにくい時代になっています。

もうひとつは、AI時代の到来です。
「とりあえず大学を出ておけば安心」「英語ができれば強い」、そういった時代は、正直なところ終わりつつあります。学位そのものよりも「何ができるか」、英語力そのものよりも「英語で何の専門性を持っているか」が問われる時代に、急速に変わってきています。だからこそ、私は今、高校卒業のタイミングでの海外進学を、もっと選択肢として考えてほしいと思っています。そして、お金のある家庭だけが行ける大学進学ではなく、カレッジという現実的なルートで、より多くのお子さんに海外に出るチャンスを掴んでほしいという気持ちがあります。

この記事は、そのための情報をまとめたものです。

この記事で分かること
・「まず日本の大学、留学は後で」という従来の考え方が、円安・AI時代においてなぜ見直す必要があるのか
・カナダのカレッジが日本の専門学校・短大と何が違うのか、大学との垣根がどう変わってきているのか
・費用・期間・卒業後の選択肢など、大学進学と比較したカレッジ進学の現実的なメリット
・Co-op(有給インターンシップ)や卒業後の就労ビザ(PGWP)など、カナダで働く・残る道の仕組み
・実際にカナダへ進学した方の経歴と現在。どんなお子さんがどんな道を歩んでいるか

なぜカナダなのか

「海外進学」と聞いてまず浮かぶのは、アメリカやイギリスという方が多いかもしれません。留学先として歴史があり、知名度も高い。ただ、今の時代に「費用対効果も含めて現実的な選択肢」として考えたとき、カナダはかなり有力な答えのひとつになります。

費用が、英語圏の中で現実的な水準にある
カナダの公立カレッジは年間170〜200万円前後が目安で、英語圏の中では比較的検討しやすいと言えます。特に円安の影響を大きく受けているアメリカでは、予算を考えてカナダに進学先を変更する方も増えています。

多文化社会の中で「外国人として生きる力」が身につく
カナダは国として移民を受け入れてきた歴史があり、様々なバックグラウンドを持つ人が共存することが前提の社会です。日本人だから、英語が完璧でないから、という理由で不当に扱われることが少なく、「違うのが当たり前」という空気の中で学べる環境は、これからの時代を生きるお子さんにとって大きな財産になります。

「英語を学ぶ」だけでなく、「英語で何かを学ぶ」場所がある
先ほど触れたように、英語力そのものの価値は相対的に下がっていきます。大事なのは「英語で何の専門性を持つか」です。カナダのカレッジには、IT・ヘルスケア・デザイン・建設技術・幼児教育など、実践的な専門プログラムが充実しており、英語環境の中で専門的なスキルを身につけるという、次の時代に求められる学び方ができます。

卒業後も、選択肢が広い
日本に帰っても、カナダに残っても、どちらの道にも対応できるのがカナダ進学の強みです。この点については、後ほど卒業後の就労ビザ(PGWP)と合わせて詳しく説明します。

大学とカレッジ、どちらを選ぶのか

海外進学と言えば、やはり「大学(University)」をイメージされる方が多いでしょう。カナダには「カレッジ(College)」という教育機関があり、弊社では主にこちらへの進学サポートを行っています。

資金に余裕があり、成績も良く、4年間のコミットに問題がない場合は、大学進学で全く問題ありません。
一方、次のようなご家庭には、カレッジという選択肢をぜひ知っておいていただきたいと思っています。

授業料+生活費×4年分の経済的なコミットに不安があるご家庭
カナダの大学は授業料だけで年間250〜500万円、そこに生活費が年間200万円前後加わります。カレッジは授業料170〜200万円で、プログラムは1〜2年が多いため、総額を大きく抑えられます。

お子さんの興味・やりたいことがある程度はっきりしているご家庭(IT・デザイン・ヘルスケア・美容・建設技術・幼児教育など)
大学の場合、1〜2年次は一般教養科目が中心で、専門的な学びに入るまでに時間がかかることが多いです。一方カレッジは、入学直後から専攻に直結した実践的な授業が始まります。「コンピューターを使った仕事がしたい」「医療や福祉の分野に進みたい」「デザインやファッションに興味がある」など、お子さんの中にすでに方向性がある場合、カレッジの専門的なカリキュラムはその興味を直接伸ばす環境として非常に適しています。「何を学ぶか」が決まっているなら、遠回りせずにその分野へ進める点がカレッジの強みです。

まず現地での生活や学習が合うかどうか試してみたいご家庭
海外での生活が初めてのお子さんにとって、言語も文化も異なる環境に4年間コミットするのはリスクが大きいと感じる親御さんも多いと思います。カレッジであれば、まず1〜2年という比較的短い期間で「カナダで学ぶ」という経験ができます。現地の生活や英語での学習が合っていると感じれば、そのまま就職や大学編入に進むことができますし、思っていたものと違うと感じた場合も、早い段階で判断し直せるというメリットがあります。大きな決断を一度にするのではなく、まず一歩踏み出してみるという選択ができるのがカレッジの柔軟さです。

高校の成績に自信がなく、日本の大学受験に迷いがあるお子さんを持つご家庭
カナダのカレッジは、日本のような一発勝負の入学試験がありません。高校の成績証明書と英語力の証明が主な出願条件で、大学と比べて入学のハードルが低めに設定されています。「高校の成績が振るわず、日本の大学受験に自信が持てない」「受験勉強のプレッシャーから別の道を探している」というお子さんにとって、自分のペースで新しい環境に挑戦できる場として機能します。また、カレッジで好成績を収めれば大学への編入も可能なため、「今の成績がすべてを決めるわけではない」という点も、親御さんにとって安心材料になるかもしれません。

ワーキングホリデーや語学留学を検討していたが、もう少し目的を明確にしたいご家庭
「まずは英語だけでも」という気持ちから、ワーキングホリデーや語学留学を検討されているご家庭もあると思います。それ自体は決して悪い選択ではありませんが、ワーキングホリデーは気軽なビザで30歳までであればいつでも使えます。また語学留学は英語力を伸ばす場としては有効ですが、それ単体ではキャリアに直結しにくい面があります。語学学校を経てカレッジへ進学するルートを最初から組み込んでおくことで、英語力を伸ばしながら専門的な学びとキャリアにつなげるという、より目的のはっきりした留学設計が可能になります。

カレッジは「大学より下の選択肢」と思われる方もいらっしゃいますが、カナダのカレッジは日本の専門学校・短大とはかなり異なります。1~2年からプログラムの設定があるため、親御様の負担も軽減した上で、現実的に検討できる選択肢と言えるでしょう。

カナダのカレッジでできること

「専門学校」のイメージは一度リセットしてください。

学士(Bachelor)を取ろうと思ったら、必ず4年制大学(University)へ行かなければいけないと思っている親御様も多いのですが、実は、カレッジでも、学位(Bachelor’s Degree)の授与権を持つ機関が増えています。また、大学では秋学期と冬学期(日本で言う前期・後期)を挟む夏休みが長く取られていますが、カレッジでは、夏にもセメスターを受講できることも多いです。

そのため、最短3年で学位授与までたどり着くことができるようにカリキュラムを設定している学位プログラムもあります。「実を取る」という意味では、タイムパフォーマンス・コストパフォーマンス共にカレッジの方が優れていることもあります。

また、学位授与の権利と同様、カレッジと大学の垣根は近年、どんどん低くなっています。

・ユニバーシティトランスファー(University Transfer):カレッジで1〜2年学んだ後、提携する4年制大学に編入できるプログラム。カレッジからスタートして後から大学に移るルートが整備されています。高校の成績が奮わず、直接大学進学を考えることができない場合でも、セカンドチャンスとして、トランスファー制度を利用するのも一手です。

・ジョイントプログラム(Joint Program):カレッジと大学が共同で提供し、修了すると大学の学位が取得できるプログラムもあります。

その他、取得できる資格はプログラム期間によって異なり、Certificate(1年)・Diploma(2年)・Advanced Diploma(2〜3年)・Degree(3~4年)があります。就職や将来の移民を視野に入れる場合は、Diploma以上を目指すケースが多いです。

就職を最優先に設計されている

多くのプログラムでCo-op(コープ)と呼ばれる有給インターンシップが組み込まれており、在学中に実際の企業で働く経験が積めます。プログラムによってはエクスターンシップ・プラクティカムなど名称が異なることもありますが、在籍中の就職体験が組み込まれているという点では同じです。

また、カレッジ内での就職フェアや、キャリアセンターなどでのサポートも積極的に行われています。

新卒制度のないカナダでは、大学を卒業してもなかなか職につけない若者も多い中、卒業時点で「学歴」と「実務経験」の両方を持てるのは、就職活動において大きなアドバンテージです。カナダでは日本ほど学校名のブランドが重視されず、「何ができるか」が問われる採用文化の中で、カレッジ卒業+Co-op経験は十分に評価されます。

ワンポイントアドバイス
近年、私立キャリアカレッジが提供しているCo-opプログラムが非常に有名になったため、Co-opとは、学業と就職を同期間経験できるもの、固定の決まったプログラムがあるもの、との誤解をお持ちの方も多いようです。Co-opとは、元々はCo-operative Educationの略で、プログラムに付随して行う就労の総称です。Co-opがついていないプログラムもありますし、Co-opタームが任意(選択制)の場合はつけずに卒業する方もいます。カレッジ・プログラムによって、Co-opの扱いは異なります。

卒業後の就労ビザ(PGWP)と移民への道

在学中に経験を積んだ上で、卒業後にはどんな道があるのでしょうか。

カナダでは、規定の条件を満たすプログラムを卒業すると、PGWP(Post-Graduation Work Permit/通称ポスグラ)という就労ビザを申請できます。これにより卒業後もカナダに残って働くことが可能で、最長3年間の就労期間中に積んだ職務経験は、永住権申請へのステップにもなります。

ただし2024年11月の制度変更により、カレッジの場合は政府が指定した特定分野のプログラムを修了した場合のみPGWPが申請可能となりました。対象はヘルスケア・STEM・建設技術・農業・運輸・幼児教育などです。プログラム選びの際は必ず確認が必要な点ですので、カウンセリングの中で一緒に整理しましょう。

カナダに残るか日本に帰るかはその時点での本人の意志次第ですが、帰国後も英語力・海外学歴・実務経験は日本の採用市場でプラスに働きます。どちらの選択をしても、無駄にならないというのがカナダ進学の強みのひとつです。

実際に進学した方の声

「カレッジ進学ってどんな感じなんだろう?」というイメージをより具体的に持っていただくために、弊社でサポートした方々のインタビューをご紹介します。

進学のきっかけも、選んだ分野も、その後の道もそれぞれ違います。ご自身のお子さんと重なるケースが、どこかにあるかもしれません。


映像・メディア

緒方さん

高校卒業 → 語学学校(トロント)→ Fanshawe College(Film/TV Production)→ インターン経験

幼い頃からの映画制作の夢を抱いてカナダへ。語学学校を経てオンタリオ州ロンドンのFanshawe Collegeに進学し、在学中のプロジェクトでは実際に映像制作の現場を担当。「目標がはっきりしていたから、迷わず動けた」という姿が印象的です。

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スポーツ・健康科学

K.Y さん

高卒認定取得 → BC州・College of the Rockies(キネシオロジー専攻)

小中高をホームスクールで学び、高校3年生の春に「カナダへ」と進路を切り替えた異色の経歴の持ち主。BC州クランブルックという地方都市の寮生活で、英語と格闘しながら運動学を専攻。「日本の受験レースとは違う道もある」と教えてくれるケースです。

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IT・コンピューターサイエンス

A さん

高校卒業 → 語学学校 → Senecaカレッジ → York大学(コンピューターサイエンス)編入

文系出身で数学が苦手だったにもかかわらず、語学学校からカレッジへ、そして大学のコンピューターサイエンス学科へと段階的に編入。「ステップを踏んだことで確実に力がついた」——焦らず積み上げることの大切さを示してくれています。

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教育・留学サポート

山田 早月さん

中学時代からカナダに憧れ → 語学学校 → カレッジ進学 → 語学学校スタッフとして就職

「新しい留学生の力になりたい」という目標を持ってカレッジへ進学し、卒業後はトロントの語学学校でスタッフとして活躍中。就職活動の苦労を乗り越え、カナダで学んだ経験がそのまま仕事につながった一例です。

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ビジネス・自動車販売

大森 湧也さん

大学時代の短期渡航でカナダに惹かれ → Algoma大学(社会学)→ 大手自動車メーカー営業職

日本人が少ない地方都市で社会学を学びながら、学生時代には週末限定のお好み焼き屋を自ら運営。卒業後は人脈を活かして就職し、現在は大手車メーカーの営業として信頼を積み上げています。

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工学・ソフトウェアセールス

徳橋 巨樹さん

UBC(機械工学)卒業 → 2年の就職活動 → 製造業向けソフトウェア会社セールス(10年勤続)

カナダトップクラスのUBCで機械工学を専攻し、卒業後は苦労しながらも「日本語×エンジニアリング」という自分だけの強みで道を開いた徳橋さん。在学中のCo-op・実務経験の重要性を率直に語ってくれています。

インタビューを読む →

MYNDSのサポートについて

トロントの現地で進学相談を頂戴する方から、「希望していたプログラムは競争率が高く、成績や英語力の条件を満たすのが思ったより難しかった」「高校の特定の科目の単位や成績が出願に必要だったことを、渡航してから初めて知った」「語学学習に必要な期間や現地の生活費の見積もりが甘く、想定より時間もお金もかかってしまった」というお話を聞くことは多いです。

カナダに来てから軌道修正することは不可能ではありませんが、時間もお金も余分にかかります。最初の設計が正確であるほど、その後の道がスムーズになります。

弊社MYNDSは、トロントを拠点に15年以上、カナダ進学のサポートをしてきました。現地にいるからこそ把握できるプログラムの競争率や出願条件の変化、学校ごとの実態を踏まえた上で、お子さんの希望・英語力・予算・将来の方向性に合ったプランを一緒に整理していきます。

最後に、少し率直なことをお伝えします。

カナダへの進学は、本人の意志が全てです。どんなに良いプランを組んでも、本人に「自分で決めた」という感覚がなければ、現地で踏ん張れません。逆に、「自分がやると決めた」場合は、困難があっても乗り越えていきます。これは長年現場を見てきた中での、正直な実感です。だからこそ、まず親御さん自身がある程度の情報を持った上で、お子さんと一緒に話してみていただきたいと思っています。「行ってらっしゃい」と送り出すためにも、基本的な理解は必要です。

弊社MYNDSでは、カウンセリングは必ずお子さん本人と一緒にご参加いただくことをお願いしています。お子さんの興味・現在の英語力・予算・将来の希望などを踏まえながら、具体的な進学プランを一緒に整理していきます。

・どのプログラムが向いているか
・今の英語力でどう準備するか(足りない場合の準備ルートも含めて)
・費用のシミュレーション
・卒業後の選択肢(就職・帰国・移民)

これらをまとめて、無料でご相談いただけます。まずは、この記事をお子さんとシェアしてみてください。そして一緒に話を聞いてみようと思っていただけたなら、ぜひお問い合わせください。

まとめ

カナダのカレッジは、「大学の代わり」でも「格下の選択肢」でもありません。目的と状況によっては、大学進学よりもずっと合理的な選択になり得ます。

・費用を現実的な範囲に抑えたい
・お子さんの「やりたいこと」を軸に学んでほしい
・就職に直結した実践的な学びをさせたい
・カナダで働く・暮らすという選択肢も視野に入れたい

そういったご家庭には、ぜひ一度カレッジという道を知っていただければと思います。

【2026年版】MYNDSカナダ進学Q&A|進学ガイド
留学のカタチ:カレッジ・大学進学について
▶ 大学在籍中のお子さんをお持ちの方向けの記事(第2弾)は近日公開予定です。

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