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キャリアチェンジを目標に。デジタルマーケティング受講

高橋 花帆さん
学生ビザ
トロントに滞在

【背景】
転勤族の家庭で育ち、幼少期には3年ほどアメリカで過ごす。大学卒業後は、IT企業と航空関係企業の2社で数年勤務。30歳という年齢を前にキャリアチェンジをしたいと思い、退職をして留学することを決意。海外経験は幼少期のアメリカ滞在と、海外旅行、そして2週間ほどの短期留学のみで、長期留学は今回が初めて。

“日本の魅力を発信する仕事に就きたい。そのためにはまず、海外から見た日本を知ること。”

前職での経験から、日本を知るための海外経験やキャリアチェンジに挑戦したいとカナダへの長期留学を決意。専門学校でデジタルマーケティングを学び、トロントでインターンシップを経験した高橋さんのストーリー。

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留学のきっかけ

きっかけは前職にあります。航空業界、その中でも珍しい仕事をしていました。様々な国籍のパイロットやフライトアテンダント、そして普段はお目にかかれないようなVIPの方々とお会いすることが多い仕事でした。様々な人と会う中で「日本が本当に好き!」「日本での滞在はいつも最高だ!」と言っていただけることがとても多く、いち日本人として誇らしい気持ちになり、次第に日本の魅力を発信する仕事に就きたいと考えるようになりました。

幼少期に海外経験があったものの、海外からみた日本を全く知らない状態だったため、海外経験を積みたく、留学を決意しました。

今回の留学の目的は大きく分けて3つあり、①海外から見た日本を知ること、②キャリアチェンジ、③自分の意見を持ち、伝える訓練をすることです。私はあまり自分の正直な気持ちを伝えることが上手ではなかったため、自分の正直な気持ちに向き合いそれを表現することを訓練し、自分で舵を取って人生を歩める人間になりたいと思いました。

留学準備

行っておいて良かったことは、英語に慣れておくこととデジタルマーケティングの基礎的な部分を勉強しておくことです。毎日新しいことを英語で学ぶので日本語で勉強するよりも集中力を使いとても疲れますが、事前準備のお陰で授業の吸収率が大幅に上がりました。また、貯金もしておいたことは良かった点です。

やっておけばよかったことは、日本についての勉強です。外国に出ると、私たちは「日本代表」になります。観光地、歴史的な場所、アニメ、アイドル、そして政治や歴史、領土問題など、本当にたくさんの質問をされます。ここでいかに自分自身が日本について知らないのかを痛感しました。

トロントの魅力

トロントは大都市ではあるものの、東京に長年住んでいた私にとっては大都会という印象はあまりありません。お店はたくさんありますし、交通もある程度整っていますが、空は広いですし、都会の範囲も東京よりも狭いです。なので、大都会をイメージしてくると拍子抜けするかもしれません。(笑)

良いところは、人種も言葉も全く異なる人達が一緒に暮らしていることです。みんな違うバックグラウンドを持ち、違うことが当たり前の中、自分らしく生きている人が多いです。溶け込みにくさや差別的な視線などを感じることが全くないのがトロントの魅力だと思います。

専門学校での学びとCo-op

座学期間はマーケティングの基礎から始まり、デジタルマーケティングに使われるツールの使い方を実際に手を動かしながら学んでいきました。実際にあるブランドのSNS投稿を作ったり、自分たちでブランドを新しく作ってそのホームページを作ったり、投資家からお金を集めるという設定でプレゼンをしたり、24週間で多岐にわたるツールの使い方や論理を勉強しました。

インターンシップの職探しは、合計24社応募し、うち3社の面接に進むことができました。就職活動中はIndeedやLinkedInを主に使用しました。

経験値が問われる職探し

経験がない中で有給、フルタイム、オフィスジョブなど好条件の仕事を得ることはとても厳しいことでした。始めはインターンとして無給で働き、経験値を上げながら有給の仕事を探し続け、パートタイムでの仕事を得て、そこでデジタルマーケティングのお手伝いもさせてもらえることになりました。もちろん好条件の仕事が取れたら最も良いですが、ある程度妥協が必要になってくるのも現実です。経験や語学力によっては、かなり難しい戦いであることはこれから留学する方たちに先に知っておいて欲しいと思います。

トロントではとにかく経験値がものを言います。インターン先は一箇所と決めずステップアップしていくことも視野にいれることが大切だと感じました。実際に私はインターンの経験を元に、履歴書をアップデートし、現地企業の有給フルタイムインターンの求人で二次面接まで進むことができました。内定を得ることはできませんでしたが、現地企業で面接を突破することができた時点で大きな前進でした。

また、履歴書には関連するスキルや経験をたくさん載せましょう。日本人は謙虚さが魅力的ですが、競合が強気で自己主張している中でそれは武器になりません。自信満々で臨むことが大切です。

留学経験とその先

どうにかなるという度胸や心の余裕、強さを得ることができたと思います。トロントに来て0から仕事探し、友達作り、部屋探しなどを経験し、また様々な国籍の友達もたくさんでき、日本の魅力にもたくさん気づきました。日本や仕事に固執しなくても生きていけるということを身体で学べたことはとても大きな経験です。

現在不安に思っていることは帰国後の進路です。日本の魅力を発信できる何らかの職業に就きたいと思っていますが、細かい部分は全く定まっていません。ただ、トロントで様々な経験をしたからこそ絶対に大丈夫だと思う時もあります。最終的には自分が幸せと思えるところに落ち着けると信じています。

留学を考え始めた時から今も変わらず日本の魅力を世界に発信する仕事に就きたいと思っています。今回Co-opで学んだデジタルマーケティングの分野はとても広く難しいものでした。世界に発信するという点でデジタルツールを使う場面はたくさん出てくると思うので、学んだ知識を活かしながら、より深い知識と経験を今後も得ていきたいと思っています。

これからカナダへ来る留学生へ

Now or Never、今が一番若いです!行きたいと思った日からたくさん調べて話を聞いてみてください。その結果留学に行かない選択をしても、予定よりはやく帰国することになっても、永住権の取得に挑戦することになっても良いのです。動いて、考えて、経験しないとわからないことはたくさんあります。興味があるのであればまずは動いてみてください。誰がなんと言おうと、挑戦するからこそ見える景色が確実にあります。

【一問一答】

  • 役に立ったツールやアプリ、SNS
    Instagram、Whatsapp、Google Map、TTC Watch
  • 英語力のレベル
    リスニング力が特に伸びたと感じます。スピーキング力は、同じ語学学校の方と話す際には特に問題ないですが、ネイティブの方と話す際はスピードについていけないです。
  • 辛かった・きつかったこと
    とにかくお金がない!仕事がない!という期間がきつかったです。お金の余裕がなくなってくると心の余裕もなくなり、貯金を切り崩すこともまたストレスでした。
  • うれしかったこと、楽しかったこと
    日本を出なければ出会うことのなかった、いろんな国の友達とパーティーをしたり飲みに出かけたりしている時は、自分の挑戦を褒めたくなりました。また、職場の愚痴を言い合っているのもまた同じ人間なんだなあと思って嬉しかったのを覚えています。
  • 留学ライフを一言で表すなら?
    勉強も遊びも旅行もすべてまとめて経験値、Now or Neverで挑戦したから見える景色

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