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キャリアプログラムコーディネーター 飯田友希さん|目標のあるカナダ留学

「キャリアにつながる留学・進学」をサポートするMYNDS。私たちがこれまでにカウンセリング・留学サポートをし、現在は社会人としてカナダで活躍する方々にスポットを当てていきます。

Career Program Coordinator 飯田 友希さん
  • Career Program Coordinator
  • 飯田 友希さん
  • 東京都出身・オタワ在住
  • カナダ滞在歴… 9ヶ月。1度目の留学を含めると1年半。
  • 卒業校… Algonquin College
    Project Management 1年
  • カナダの好きなところ… みんな違うことが当たり前なこと。
  • 目標・目的を達成するために大切なこと… 目の前のことを、まずは一生懸命取り組むこと。当たり前の日々に感謝すること。
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  • カナダで就職・移民が気になる
  • Co-op、看護師留学など多数取り扱い

あなたに合った留学のカタチをご紹介します。留学のご相談は無料です。

現在について

ー現在のお仕事について教えてください。
Career Program Coordinatorとして、カナダでのキャリアサポートプログラムの立ち上げを米国資本の人材会社で行っています。カナダに留学・滞在している日英バイリンガルの方々を中心に、就職関連情報の提供や就職相談、プロのグローバルキャリアコーチの紹介等の事業コーディネート全般を担当しています。

ーなぜこのお仕事を選ばれたのですか?
日本で5-6年ほど外国籍の留学生の日本就職支援に携わっていたこともあり、グローバル人材のキャリア支援に強い関心と可能性を感じてきたからです。

ーお仕事のやりがいはどのようなところですか?
頑張っている人を応援できることが何よりうれしいです!特に、仕事探しは、その人の人生に直結しますし、経験や思いにマッチする仕事を見つけるサポートをすることで採用側のビジネスにも良い影響を与えられるなど、間接的に社会全体に貢献できる可能性を秘めている仕事だなと思います。

ーキャリアは皆さんの人生においても生活の基盤ですが、そういった重要な部分に携わるとあって、お仕事される中でも難しいと思うことはあるのではないでしょうか?
日本でもグローバル人材の採用、特に外国籍の方の就職支援・採用支援には様々なハードルがありますが、カナダでも各求職者のビザの状況や市場の採用状況による仕事獲得の難しさ等、さまざまなハードルがあることを実感しています。まずは採用側のグローバル人材に対するハードルを私自身もっと把握したいと思っていますが、私自身も外国人なので、自身のビザの状況や情報収集など、現在カナダで仕事を探している方々と同じような部分で難しさを感じることもあります。その分、仕事探しをしている方々の気持ちに寄り添い、ニーズを体感しながら仕事に取り組めることを自身の強みと考えて頑張っています。

一度目の留学

ー日本の大学ではどのようなことを学ばれていたのですか?
学生時代、日本の大学では教育学を専攻していました。日本の小学校で学習支援ボランティアをする中で、外国につながる子どもたちの支援の方法について興味を持ちました。

一度目の留学ではオタワで日本文化の先生をされていたと伺いました。留学のきっかけや経緯、目的などについて教えてください。
当時、私の大学では外国ルーツの子どもたちの支援について体系的に学ぶことのできる授業がなく、第二言語教育や移民への教育の最先端であるカナダで多文化共生社会における学習支援を学びたいと思ったことがきっかけです。文部科学省が主催する「トビタテ!留学JAPAN」という奨学金を得て、2016年に大学を1年間休学し、9ヶ月間オタワの公立小学校で日本文化の先生としてインターンシップをさせていただきました。当時のオタワ滞在では語学学校や大学には所属せず、渡航してすぐに小学校でインターンをはじめました。全学年の子どもたちへ、英語で日本文化の発信をするという名目で活動を始めたのはよいものの、最初は子どもたちの突然の質問に柔軟に対応できる英語力を持っていなかったため、体当たりで授業を行う毎日。自分の思いが上手く伝えられないもどかしさと戦いながらも、日々支えてくれる先生仲間や慕ってくれる子どもたちに恩返しがしたいという思いで英語力を伸ばす努力をしました。英語でコミュニケーションをすることの楽しさを感じられるようになってからは、オタワの公立図書館で日本語会話サークルを立ち上げ、日本文化に関心のある幅広い年代の参加者の方と友だちになり、カナダが大好きになって帰国しました。

一度目の留学時、校庭で子どもたちと

一大学卒業後の就職(業界)についてはどのように選択されたのですか?
元々は一度目のカナダ留学後、小学校の先生になろうと思っていました。ですが、多様な価値観を当たり前のように受け入れるカナダと、まだまだ外国人に対して抵抗のある日本社会に大きなギャップを感じ、まずはここに貢献できる仕事をしようと決意しました。

留学を通して世界で活躍できる人材としてパワーアップしたい

二度目の留学

ー留学前はどのようなことをされていたのですか?
新卒で東京都が主催する外国人就職支援事業を担当させていただけることになり、それからは外国籍の方の就職支援に強い課題感とやりがいを感じながら同じ分野の仕事を企業、大学、非営利団体で担当させていただきました。主な仕事内容としては外国人向けのジョブフェアの運営や大学・私立大学の留学生向けのインターンシッププログラムのコーディネート、留学生向けの就職相談窓口での対応などです。日本での就職活動のハードルの一つとして、日本語での情報収集の難しさを挙げる方が多かったため、外国人向けの情報サイトの運営や、YouTubeチャンネルを通した日本の就職活動の情報発信を行いました。外国人留学生専門のキャリアアドバイザーはまだ日本に多くないため、留学生向けのキャリアガイダンスの講師としても活動させていただき、結果的に20以上の大学で講義をさせていただくことになりました。

ー日本ではかなり精力的に活動されていたと思いますが、なぜ今回のカナダへ留学しようと思われたのですか?
日本での外国籍の方のキャリア支援を通して、グローバル人材とよばれる人たちの可能性や支援ニーズを感じつつ、わたし自身も彼らのように留学を通して世界で活躍できる人材としてパワーアップしたいと思う気持ちが大きくなっていきました。英語力アップはもちろん、今後のキャリアをより豊かにする留学をしたいと思った矢先に目に入ってきたのがカナダのカレッジ留学でした。

ーカナダ留学を決意した際に考えていた将来のプランや掲げていた目標について教えてください。
日本では外国人専門のキャリアアドバイザーとして主に活動していましたが、自身の仕事をより事業として自分で管理できる力を高めることを目標にしました。また、将来日本だけでなく大好きなカナダをはじめとした海外で働ける人材となるための語学スキル・職業スキルを身につけることも目標でした。

ーカレッジではどのようなことを学んでいたのですか?
オタワに一つしかない公立カレッジであるAlgonquin Collegeの、Graduate Certificateの1年間プログラムで、Project Management を専攻しました。事業管理に必要な事業計画の作成、予算管理、リスク管理等をグループワークや実践課題などを通して体系的に学びました。

ーたくさんあるカレッジやプログラムの中から、アルゴンキンカレッジとプロジェクトマネージメントプログラムを選ばれた理由を教えてください。
2022年夏に、トロントとオタワに旅行がてら公立カレッジをいくつか見学しにいきました。そのなかで、Algonquinのプログラムコーディネーターさんの熱い思いを聞けたことが決め手となりました。オタワは日本人が比較的少なく、様々な国の友人とも仲良くなりやすいことや、一度留学した経験から当時の友人や街並みに馴染みがあったことも大きな理由です。

ーカレッジ生活で印象に残っているエピソードはありますか。
日本人がほぼいないカレッジなので、自身の英語力を頼りに情報収集をしながら生活・勉強することは大変なことも多かったです。特に英語で授業を受ける経験は人生ではじめてだったため、理解できなかったことについて質問するのも一苦労。そんな中でも友だちに助けてもらったり、優しい教授に授業後に説明をしてもらったりして、良い成績で卒業することができました。また、グループワークではカナダの非営利団体へのチャリティプロジェクトをグループメンバーと企画・実行する必要があり、メンバーと議論を重ね準備を重ねてイベントを企画・開催しました。オタワの地元の協力企業とコミュニケーションをとりながらイベントを円滑に開催できたことは、Project Managementに関連する学びが得られたこと以上にかけがえのない思い出になりました。

ーカレッジ在学中のアルバイトやボランティア活動等について教えてください。プログラム受講のみでも大変な中、両立するために工夫されたことはありますか?
仕事の時間と勉強の時間をしっかり分けてそれぞれに集中できるようにすることが大切だと感じました。グループでの課題が多くなるとグループメンバーのアルバイトの都合も考えながら計画を立てる必要があるのでとても大変ですが、お互い両立の大変さはわかっているので、助け合える関係性を築くこともとても大切だなと感じます。

ーカレッジのサポートや施設で利用されていたもの、学業や将来のために役に立ったものがあれば教えてください。
留学生センター主催のメンタープログラムも在学中とても役立ちました。同じプログラムの先輩がメンターになってくれたため、授業の相談やアルバイトとの両立方法など幅広く相談にのってもらえました。またクラスのClass Representative(学級委員のようなもの)になれたことで、プログラムの教授やクラスの仲間と仲良くなり、卒業後も繋がりを持てていることはこれからのカナダ生活にとても良い影響を与えると思います。

挑戦と勇気。
自分から動かないと仕事はやってこないことも意識して活動

就職活動

ーCo-op先探し、就職活動で工夫された点や難しいと思った点はありますか?
私はカナダに留学する前からカナダでのアルバイト先・就業先をLinkedInやIndeedで探していました。幸い現職の会社にパートタイムで採用してもらえることになり、カナダに渡航してすぐにアルバイトを始めることができたのですが、いずれにせよアルバイト探しは準備と時間が必要なので、早くからはじめておくことに損はないと思います。

ーカナダでの就職活動は日本とは異なると言われていますが、飯田さんが就職活動される中でそれを実感した場面はありましたか?
これはカナダにいる人達みんなが言っていることかもしれませんが、幅広いつながりを持っていることが就職にも良い影響を与えるなと感じます。カナダは日本よりも外国にルーツのある方が圧倒的に多いので、困ったときはお互い様という感じで普段から助け合うことを意識しておくこと(自分が困ったときも遠慮せずにサポートをもとめること!)が、結果的に就職にもつながっていくことはあると思います。また、待ちの姿勢でも仕事のスカウトが来る日本と違って、自分から動かないと仕事はやってこないことも意識して活動することが大事だなと痛感します。私のオタワの友人は日本以外からの留学生が多いのですが、彼らの求人獲得に対する積極性は半端ないので、彼らと競争していることを意識しながら履歴書をもって売り込んでいくアクティブさも必要だと思います。

ー留学生がカナダで就活する際、“就職活動”のノウハウを知っておくことが必要とされていますが、飯田さんはどのように就職活動についての情報収集をされていましたか?また、カナダで就職活動する際の心構えについて教えてください。
先輩に話を聞くことや友人と積極的に情報交換をしつつ、情報収集できそうなサイトを行政のサイトや学校の就職窓口などを使ってリサーチしています。日本の就職活動よりもよりまとまりがなく、求人もより流動的な印象があるので耐えず情報のアップデートは必要だなと感じます。カナダで得られる日本語での就職関連情報はまだ少ないと感じているので、自分からも積極的に発信していきたいと思います。

ーずばり、飯田さんの中でキャリアアップの心得は?
挑戦と勇気。失敗を恐れないこと。

メッセージ

これからカナダでの就職を目指す学生さんへメッセージをお願いします。
様々なリスクやお金を投資してカナダに来ることに不安を感じている方もいらっしゃると思いますが、ここでできる経験や人とのつながりは、お金には変えられない価値があると実感しています。日本の外でキャリアを広げるきっかけとしては、カナダは挑戦しやすいビザや環境が整っていると思います。ぜひお話しながら一緒にカナダ就職のプランを考えましょう!

 

英語とわたしとカナダ – 飯田 友希さん インタビュー

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