カナダのワーキングホリデーでオフィス職に就ける?知っておきたい現実と戦略

カナダ留学・ワーキングホリデー等、カナダでは外国人に就労の機会が与えられています。しかし、就労するとなると立ちはだかるのが、就職活動の方法が異なることをはじめ、文化や言葉、経験の壁と様々です。
こちらではMYNDSが提携するMiyaco Inc.の代表・カナダ就活アドバイザー、渡辺さんよりカナダでの就労や就職活動に関してご案内いただきます。
「カナダのワーキングホリデーでオフィス職に就けるの?」
これはカナダ現地で就職活動支援をしている私自身がよく聞かれる質問です。日本人がカナダでワーキングホリデーを2回取得できるようになったこともあり、事務、カスタマーサポート、経理、ITエンジニアなど、オフィスで働くお仕事を検討する方が増えています。しかし実態としては、ワーキングホリデービザでオフィス職に就くことは可能ですが、現地企業の採用慣習を理解し、戦略的に動かなければ非常に困難な道でもあります。

渡辺さん
本記事では、ワーキングホリデービザでオフィス職を目指す前に知っておきたい「現実」と、成功に近づくための「戦略」を徹底解説します。単なるホリデーで終わらせない、実りあるカナダ生活を送るための参考にしてください。
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カナダのワーキングホリデービザでオフィス職に就ける?
ワーキングホリデービザでのオフィス職就職は決して不可能ではありませんが、難易度は非常に高いです。その理由は、ビザの有効期間が1年(2回取得した場合は2年)しかないことにあります。
オフィス職の採用において、企業は通常「長期的に働ける人材」を求めています。入社後半年~1年程度かけて基本業務を習得し、その後は継続的にスキルアップしながら会社の利益に貢献する働き方が一般的です。だからこそ、ワークパーミットの有効期間が1~2年しかなければ、企業にとっては採用にコストをかけても得られる利益が少なく、ワーキングホリデー利用者を採用するメリットが低いと考えられているのです。

ワーキングホリデーで事務職を勝ち取ったAさんの話
とはいえ、ワーキングホリデービザでも高い難易度を乗り越えてオフィス職の採用を勝ち取っている方がいます。私の知人のAさんもその一人です。
Aさんは日本で事務職を5年経験した後ワーキングホリデーでバンクーバーに渡航し、2か月程の就職活動を経て現地企業の事務職として採用されました。
彼女にワーキングホリデーでオフィス職に就職できた理由を聞いてみました。
Aさんの声:
「日本での5年間の事務経験を徹底的にアピールしました。単に『事務ができます』ではなく、『ExcelでVLOOKUPやピボットテーブルを使い、月50時間の工数削減をした』といった具体的な数値をレジュメに記載しました。面接では、日本でのスキルがカナダの業務にどう直結するかを具体的に説明したことが評価されました。」
つまりAさんは、「入社後すぐに会社に利益をもたらしてくれる即戦力」であることをアピールしたのです。その結果企業は、Aさんを雇用し教育するコストは低く、短期でも十分利益は得られるだろうと判断し、Aさんの採用を決めたのだと考えられます。
ワーキングホリデーでオフィス職に就くための戦略とは?
Aさんのようにワーキングホリデーでも「入社後すぐに会社に利益をもたらしてくれる即戦力」と評価されるには、具体的にどのように就職活動を進めるといいのでしょうか?3つの具体的な戦略をご紹介します。
① 渡航後すぐに就活を開始する
ビザの残り期間が11ヶ月の人と、6ヶ月の人では、オフィス職の採用率が劇的に変わります。だからワーキングホリデー期間が始まったらすぐに応募を始めましょう。語学学校に通っている場合でも、スキマ時間に応募を進めるのがおすすめです。また自己分析やレジュメ作成、面接練習は日本にいてもできるため、渡航後すぐに応募を始められるように渡航前から準備を始めておきましょう。
② 日本での経験を「STARメソッド」で効果的にアピール
「日本で働いていた」と伝えるだけでは、企業にどのように貢献できるかをアピールできません。STARメソッドに沿って、日本での経験をレジュメや面接の回答で具体的に表現しましょう。STARメソッドを使ったアピールの方法については、下記記事の『「現地経験」がなくても押さえたいポイント」を参考にしてみてください!
▼参考記事
③ コネクション(Networking)を最大限に活用
カナダの採用においてはコネクションが非常に重要で、オフィス職においては70~85%のポジションが紹介によって採用されると言われています。特に就職活動に時間をかけられないワーキングホリデーでは、コネクションを活用することが一番の近道にもなります。
ビジネス用SNSであるLinkedInで現地のプロフェッショナルと繋がったり、ミートアップに参加したりして、積極的に人脈を広げましょう。
▼参考記事
よくある質問
Q. 日本でオフィス経験がない場合でも、ワーキングホリデーでオフィス職に就ける?
A. 日本でオフィス職経験がない場合は、カナダでのオフィス職就職の難易度はさらに高まります。未経験でカナダのオフィス職に就職することは不可能というわけではありませんが、貴重なワーキングホリデー期間を無駄にしないために、オフィス職以外の仕事を目指すことをおすすめします。
Q. 雇用主にビザの期限を聞かれたらどう答える?
A. 正直に現在のビザ期限を伝えましょう。嘘は絶対にNGです。ただし、もし他のビザへの切り替えや2回目のワーキングホリデー取得による滞在延長を視野に入れているなら、延長後の期限を伝えましょう。働ける期間が長いほど、企業側が採用を検討する可能性が高まります。
Q. 面接時に企業に対してビザのスポンサーを依頼してもいい?
A.入社前にビザのスポンサーを依頼するのは、採用見送りのリスクが高まるため避けましょう。なぜなら実際の戦力が分からない候補者に対して、企業がビザのスポンサーになることを判断するのは難しく、また候補者を「自分の利益しか考えないテイカー」とみなす可能性があるからです。選考の段階ではスキルや経験をアピールするにとどめ、入社後の働きぶりを通して「この人を手放したくない」と思わせることに集中しましょう。

まとめ
カナダでのワーキングホリデーによるオフィス職採用は、ビザの期限という壁があるため決して容易ではありません。しかし渡航直後から戦略的に動き出し、現地のコネクションを最大限活かしながら、「即戦力」であることをアピールできれば、採用を勝ち取れる可能性は高まります。まずは現実をしっかり理解したうえで、限られた1年間を最大限に活用するための参考にしてください。
カナダでの仕事探し、一人で悩まないで
「自分の経歴でカナダのオフィス職を狙えるのかな?」と不安に思うのは、あなたが自分のキャリアを真剣に考えている証拠です。カナダではレジュメの書き方や面接での回答一つで、採用率が劇的に変わります。Miyaco Careerでは、カナダ現地の採用動向を知り尽くしたアドバイザーが、あなたの日本での経験を「カナダ企業が欲しがる実績」へと変換するお手伝いをいたします。ワーキングホリデーでの挑戦を「ただの思い出」で終わらせないために、まずはお気軽にご相談ください。
執筆者のご紹介
Miyaco Inc.
Kyo Watanabe – カナダ就活アドバイザー
Instagram: https://www.instagram.com/kyo.miyaco/
・Career Professionals of Canada の Career Development Foundations Course 修了
・飲食・航空・オフィス系等、多岐にわたる業界で日本人の就職活動を支援
・ハミルトンのマクマスター大学で9か月間の交換留学経験あり
・日本で3年のIT営業を経てカナダ・トロントに移住、現地で証券会社アシスタント職を経験
Miyaco Inc.のサービス、渡辺さんへのインタビューも併せてご覧ください▼




