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ビザ申請で通る人/通らない人の違いとは?カナダ留学・ワーホリ前にしっておくべきポイント

ビザ申請で通る人/通らない人の違いとは?カナダ留学・ワーホリ前にしっておくべきポイント

カナダではビザや移民に関するアドバイス、申請代行は政府公認の有資格者が行うことになっています。
留学とビザは切り離せないもの。こちらではMYNDSが提携するKaede Immigration Servicesの代表・移民コンサルタント、阿萬さんより留学・ビザ・移民に関してご案内いただきます。


カナダのビザ申請は通りやすい?

最近はカナダのビザに関する情報や申請手順を日本語で詳しく案内しているサイトがたくさん出ています。
日本語で書かれていると、分かり易いですし、安心しますね。

カナダのビザ申請は諸外国と比べて簡単、書類さえ整えれば許可がおりる、と言われることがあります。留学やワーキングホリデーを検討している方にとっては嬉しいお話ですが、実際はどうなのでしょうか。
現実的には、申請が100%通過しているわけではないようです。同じように見える条件でも、申請の通る人・通らない人には明確な違いがあります。

今回は、日々多くのビザ・移民申請サポートを行う移民コンサルタント・阿萬さんが、現場で感じた“申請が通る人・通らない人”のリアルな違いを教えてくださいました。これからカナダでの就学・就労を考えている方は、ご自身に思い当たるところがないかどうか、申請前にぜひご一読ください。

Kaede 阿萬

阿萬さん

これまでビザサポートをさせていただいた中で、いろいろなタイプのお客様がいらっしゃいました。今回は「ビザ申請で“通る(申請が承認される)人と通らない(申請が却下される)人”の違いはどこにあるのか?」について気が付いたことをお話しようと思います。

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情報収集の仕方

【通る人の場合】
移民局のサイトから情報を得る
一番正確な情報を得ることができるサイトですが、サイトは英語とフランス語になります。英語もしくはフランス語がお出来になる方でしたら、移民局のサイトを読んでインストラクション通りに進めていけばほぼ間違いなく通ると思います。

【通らない人の場合】
日本語のブログやSNSから情報を得る
英語やフランス語がわからないからと、申請経験者の日本語のブログやSNSで情報を集める方が多いですが、これはかなり危険です。申請ルールや条件は頻繁に変わるので、情報が古いと間違った方法で申請することになり、その結果申請が却下されることもあります。

MYNDSメモ

規定変更のタイミングでの却下
カナダの学生ビザ申請の際に準備が必要な残高証明は、24年1月、25年9月(7月発表)に引き上げとなっていますが、その引き上げ規定を知らずに、古いガイドを使って却下を受けたケースが実際にありました。特に、必要な添付書類や最新の申請フローが年々変わるため、数年前のブログ記事を鵜呑みにするのは非常にリスクが高いと言えます。
また、留学エージェントなどが出しているガイドで申請される場合でも、個別の細かいケースについてのアドバイスは入っていないため、途中まで自分で進めた結果、結局、代行依頼に切り替える方も毎年多くいらっしゃいます。
カナダ政府移民局・公式ウェブサイト

https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship.html

準備を始める頃合い

【通る人の場合】
時間に余裕を持って準備を始める
ビザの期限が切れる何ヶ月も前から準備を始めると、精神的にも余裕が出てくると思います。学生の方の場合は授業やテストなどで時間がない時もあるでしょうし、ワーキングホリデーの方ですとお仕事で忙しく、なかなかビザ申請の準備に時間が取れないという方がいらっしゃるかもしれません。早めに準備に取り掛かれば、一日にできる作業は少しだとしても、1~2ヶ月もあれば準備が整うと思います。

【通らない人の場合】
ビザが切れる直前に準備を始める
「気が付いたらビザが切れるまであと1週間しかなかった」など、有効期限を把握されていらっしゃらない方がたまにいらっしゃいます。有効期限をご存知の方でも学業やお仕事で忙しく、なかなか申請準備に取り掛かることができない方もいらっしゃると思います。きちんとプランニングすることが大切です。

MYNDSメモ

審査期間を過信して渡航延期に
SNS等で、自分と同じビザの申請をした方が2週間くらいで出た!と目にしていたため、だいたいそのぐらいの期間で出るものだ、と思い込んでいたというケースもよくあります。実際にはケースバイケースのため、全く同じビザの申請でも審査期間にはズレが出ますし、移民局の処理状況自体がは時期によって変動します。
数週間の申請時期の違いで、大きく審査期間の目安が増えてしまうこともあり、ビザが下りなければ渡航延期の必要も出て来ます。余裕を持った申請スケジュールを立てましょう。カナダ政府移民局・Check processing times
https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/application/check-processing-times.html

理解度

【通る人の場合】
わからないことはきちんと調べる
わからないことがあれば専門家に相談したり、直接移民局に問い合わせたりして、きちんと理解してから申請する方は承認される確率が高い傾向にあります。

【通らない人の場合】
わからないことを調べない
調べる方法がわからないのか、調べるのが面倒なのかはわかりませんが、「適当に」申請する方は却下される確率が高いです。

MYNDSメモ

分からない部分を分からないまま申請
職歴の箇所を「忘れているところは書かないでいいだろう」と自己判断でスキップして結局追加情報のリクエストが来たケース、チェックマークが必要な箇所をよく読まずにとりあえず全部「YES」と回答して却下など、「分からないままの申請」で却下や遅延が生じたケースは非常に多いです。他にも、実習が必要なプログラムのため、学生ビザの申請時にCo-opワークパーミットの申請を行い取得をしたものの、インターン開始前になって就労ビザにまさにご自身が就労している分野の就労制限についての記載があることに気づき、現地で慌てて移民コンサルタントに相談されるケースなど、健康診断・無犯罪歴証明書などの漏れも起きがちです。
分からないことは自己判断を避けて専門家に相談するなど、後になって大変な事態にならないように、事前に十分な確認を行うことが重要です。

資金や知識の有無

【通る人の場合】
必要経費と割り切って専門家を雇う
英語またはフランス語が理解できない、学校や仕事で忙しく自分で調べる時間がない、自分で申請するのは不安なので全て専門家に任せたい、など理由は様々ですが、専門家に任せると申請が承認される確率がかなり高くなります。移民局に支払う申請料に加え、専門家に支払う費用も発生しますが、「安心と時間をお金で買う」とお考えになる方は結構いらっしゃいます。

【通らない人の場合】
不十分な知識・情報のまま自分で申請する
きちんと移民局のサイトを理解でき、申請書を間違いなく記入し、ドキュメントも完璧にそろえて申請することができれば専門家を雇う必要はありません。しかし「申請が却下されました」とご相談に来られる方のほとんどが出費をおさえるために不十分な知識・情報のままご自身で申請された方です。「却下歴が付いた上に再申請のサポート料が高くなるのであれば最初から専門家に頼んだ方が良かった」と仰る方もいらっしゃいます。

MYNDSメモ

ビザサポートを利用された方のお声
「はじめは日本語のサイトを見ながら自分でできるかな、なんて思っていたのですが、過去の渡航履歴などもあって心配だったため、途中からビザサポートを利用しました。
結果的に、自分では絶対に気がつかなかった点などもきちんと確認していただけて、スムーズに申請が通りました。やはり専門家に頼って正解だったと感じています!」
このように、「不安な点があったからこそプロに任せてよかった」と実感される方も多くいらっしゃいます。

まとめ

きちんと自分で調べることができ、申請方法が理解できる方は承認される可能性が高いです。自信がない方は専門家を雇うことで承認される可能性を高めることができます。申請が却下されてしまうと就学や就労を一時的にストップしなくてはいけなくなったり、カナダへの渡航を遅らせなくてはいけなくなったりするので、正しい選択をしてください。

※お願い※ 手遅れになってしまう前に

ブログ・SNS・AIツールなど情報源が溢れている時代ですから、それらを参考に準備を進める場合でも、他の方に当てはまることがご自身に当てはまらない可能性があることは十分にご理解ください。
特にカナダのビザ制度は頻繁にルールが変更され、情報の鮮度と信頼性が問われます。移民局の公式サイトの内容を正しく読み取れるか、あるいは専門家にきちんと相談できるかが、承認のカギを握ると言えます。ビザ申請は留学計画を左右する大きなステップですので、安易に考えず、慎重に行ってください。カナダ政府公認の移民コンサルタントKaede Immigration Servicesでは、正確かつ最新の情報をもとに、一人ひとりのケースに応じたサポートを提供されています。ビザ申請に自信がない方、過去に却下された経験がある方は、ご相談いただくことをおすすめいたします。

 

執筆者のご紹介
Kaede Immigration Services
移民コンサルタント 阿萬 ひとみさん(R512097)
Regulated Canadian Immigration Consultant (RCIC)でCollege of Immigration and Citizenship Consultants (CICC)メンバー
トロントを拠点にカナダのビザや永住権の代理申請のサポートを行っており、サービスは学生・就労ビザ、ワーキングホリデー、個人・結婚移民、雇用主が外国人労働者を雇うときに申請するLabour Market Impact Assessment (LMIA)など多岐に渡る。MYNDSのビザサポートの監修も行っている。
ウェブサイト:https://en.kaedeimmigration.com/

Kaede Immigration Servicesのサービス、阿萬さんへのインタビューも併せてご覧ください▼

ビザ・移民手続きの心強いサポート。Kaede Immigration Services

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カナダではビザ・移民に関するアドバイス、申請代行は政府公認の有資格者のみが行っています。Kaede Immigration Servicesは一人ひとりに合わせたアドバイスと手続きを丁寧かつ迅速に行っています。

 

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