カナダ留学、カレッジ・大学進学の費用はいくらかかる?
カナダには全土合わせて220校以上ものカレッジ・大学があります。カナダは隣接国アメリカに比べ、安全で住みやすい環境と言われており、多くのカレッジ・大学が州立でしっかり管理がされているため、どの学校へ進学しても教育水準に大きな差がないところが最近注目を浴びています。さらに、在学中は就労が認められており、卒業後も通学期間に合わせてワークビザ(Post Graduate Work Permit: PGWP) の受給資格がもらえるので、卒業後は日本に帰国せずにカナダに滞在して仕事ができるチャンスもあります。もし、留学する国や教育機関を検討していて、アメリカやイギリス同様の費用をかけるならば、カナダのカレッジや大学へ進学する方が将来的な収支を考えてもお得ですね。
ここではカナダ進学に際して「どのくらい費用がかかるのか?」「費用を抑える方法はあるのか?」に関してご案内します。
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目次
進学に向けてどのくらい費用を貯める必要があるの?
アメリカやイギリスと比べると比較的安いカナダの進学。ただ一方で日本の大学生活とは異なり、カナダのカレッジ・大学では課題も多く、しっかり勉強しなければ単位を落とすことも非常によくあります。そのため、カナダでのカレッジ・大学生活は予想以上に忙しいです。在学中もアルバイト(就労)ができるからといって、「アルバイトで稼ぐ収入を生活費に充てれば大丈夫!」と思うと大変なことになります。学業に割く時間が圧倒的に多くなり、在学中のアルバイトだけで生活費全てを賄うことは難しいため、予算の計画をしっかり立てて渡航しましょう。
公立 カレッジ | 公立 4年生大学 |
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160-230万円/年間 | 200-300万円/年間 |
生活費 | |
150万円~260万円/年間 ※家賃 65万円~180万円、 食費 35万円、 交通費 19万円、 雑費 30万円 |
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アルバイト収入 | |
100万円~200万円 ※学生ビザにはオフキャンパスワークパーミットが付随するので、就学中はパートタイム(週20時間)・夏休み等の休暇期間はフルタイム(週40時間)のアルバイトが可能です。 |
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その他 | |
航空券・学生ビザ申請費用など |
学費の支払い方
カナダの公立カレッジ・大学の学費はセメスターごとに支払い手続きをします。
まず、出願して合格した後すぐにデポジットを支払います。デポジットはプログラムの席を確保するためにも定められた期限までに支払いを済ませなければなりません。このデポジットははじめのセメスターの学費の一部となり、追って残りの学費を支払います。留学生の場合、通常はプログラム開始の数週間~数か月前までには、はじめのセメスターの費用の支払いを完了する必要があります。その後のセメスター分の支払いは通学開始後、次のセメスターの前に順次支払うという流れが一般的です。
<注意!>
セメスターごとの支払いだからといって、費用は後から貯めようと考えているあなた!
学校への支払いはセメスターごとであっても、就学に必要な学生ビザを申請する際に、学費や生活費を支払う能力があるかどうかの証明として残高証明を提出します。その時点で留学費用が確保できているかどうかを確認されるため、要注意です。
進学費用を抑える5つのポイント
進学はしたいけど、少しでも費用を抑えたい方、下記の5つのポイントをご紹介します。
ポイント① 進学に必要な英語力をなるべく自分で高めておく
進学したいけれど英語力が不足しているとなると、語学学校にかかる費用も予算に加える必要があります。なるべく費用を抑えたい場合、早めの計画と早めの語学学習がキーポイントになります。早めに語学学習をすることで英語力をある程度上げ、進学前の語学学校への費用を抑えましょう。ただし、自分で英語力を上げるのには限度があるかと思います。そんな時は是非私たちにご相談ください。
ポイント② 奨学金や学生ローンを検討する
数はそんなに多くありませんが、カナダに留学をするにあたって「給付型」、「貸与型」などの異なったタイプの奨学金などの制度も利用することも可能です。詳しくは【カナダ留学の奨学金事情】のページをご確認ください。
ポイント③ 移民後の再進学も視野に入れる
「いずれは4年制大学を卒業したいけれど…初めから4年間の留学費用はなかなか出せない!」そのような方も多いと思います。実は、移民をした後(永住権を取得した後)は国籍は日本のままでも、カナダ人の方たち向けの学費が適用されるのをご存知ですか?
例えば、まずは2年間留学生としてカレッジに通学し、卒業後にワークパーミットを取得。カナダで働き、移民を経て4年制大学へ編入する、というような方法も可能です。
※ただし、編入する際はカレッジのとったプログラムや成績によって編入できる学年は変わる場合もありますのでご注意ください。
ポイント④ カレッジで4年制大学卒業と同等の卒業資格取得
カレッジに比べて費用が大分高くなる4年制大学。ストレートに4年制大学の卒業資格は欲しいけれど、費用の面で躊躇している方もいらっしゃるかと思います。実は、公立カレッジで4年制大学の卒業資格(Bachelor’s Degree)を取得できるプログラムもあります。もちろん費用も大学に4年間通学するより断然抑えられます。また、元々、大学と比べて少人数のクラス形態を取っているカレッジの授業では教授たちの目が生徒に行き届いており、生徒も分からないことがあれば質問などしやすい、つまり、授業の内容に付いて行きやすい環境にあります。英語が母国語ではない留学生にとって、学費が抑えられるだけではなく、カレッジの方が大学よりも良い成績を取りやすい環境であることも利点ですね。
<Bachelor’s Degree取得可能プログラム例>
Senena College
Bachelor of Engineering (Software Engineering)
George Brown College
Honours Bachelor of Commerce (Digital Marketing)
ポイント⑤ 私立のキャリアカレッジのプログラムを受講
卒業後は特にカナダに残りたい、カナダで就職したいというわけではなく、日本へ帰国を希望する場合、公立カレッジ卒業後に取得できるワークビザ(Post Graduate Work Permit: PGWP) は必要がないため、あえて公立のカレッジに通学しなくてよいという場合もあります。 私立のキャリアカレッジにも専門スキルと実習を合わせて経験できるDiplomaやCertificateのCo-opプログラムがたくさんあります。プログラムは半年〜2年の期間で提供されており、費用もだいぶリーズナブルです。
まとめ
カナダは他の国に比べ、比較的安く留学できる国と言われているとはいえ、卒業するまでには思った以上に多額のお金がかかります。ただ、色々な道が開ける可能性も十分ある進学。費用面もしっかり確認して、目標を持って早めに準備することが進学までの近道、費用を抑えるためのポイントとなります。
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