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カナダ留学中に注意!ドラッグ被害から身を守るための知識と対策

カナダ留学中に注意!ドラッグ被害から身を守るための知識と対策

“ドラッグ”というと怖いイメージがあったり、絶対に手を出してはいけないと考える方がほとんどかと思います。一方で日本でも著名人がドラッグに手を出し、逮捕されてしまったというニュースも時々目にすることがあります。著名な方々がこのように薬物に手を染めてしまう事件を聞くと何だか悲しくなってしまいますね。

ここ、カナダは、世界の中でも治安が良いことで知られていますが、薬物使用は社会問題として度々取り上げられており、特に近年はニュースなので耳にすることも増えてきています。普通に生活をしていればまず関わることはありません。ただし、ちょっとした油断が思わぬ被害につながることもあります。

こちらでは、カナダ滞在中にドラッグから身を守るための情報をご紹介します。

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大麻(マリファナ)とその他の薬物

カナダでは2018年10月から大麻の所持・使用が合法化されました。とはいえ、日本では大麻取締法により所持・譲受・購入は違法とされており、海外での行為であっても帰国後に処罰の対象になる場合があります。また、覚醒剤やコカイン、ヘロイン、MDMAなどはカナダでも違法です。合法であっても、留学生として法や規則を理解し、誤解やトラブルを避ける行動が重要です。

薬物被害から身を守るために知っておくべきこと

薬物取引が行われやすい場所の特徴

薬物の取引は、主に以下のような場所で行われることが多いです。

  • ・ナイトクラブやバー:人が集まり、アルコールが提供される場所では、薬物の取引が行われやすくなります。
  • ・イベント会場:音楽フェスティバルや大規模な集会など、多くの人が集まる場所では、薬物の使用や取引が報告されています。
  • ・オンラインプラットフォーム:SNSやメッセージングアプリを通じて、薬物の取引が行われることもあります。

これらの場所では、薬物の使用や取引に巻き込まれないよう、周囲の状況に注意を払い、見知らぬ人との会話に注意する必要があります。

マリファナ入りの食品の表示について

カナダでは、マリファナを含む食品(エディブル)は、以下のような表示が義務付けられています。

  • ・THC含有量の明記:パッケージには、含まれるTHC(テトラヒドロカンナビノール)の量が明記されています。
  • ・標準化された警告シンボル:赤い八角形の中に「THC」と表示されたシンボルが必ず表示されており、消費者に対して注意喚起がなされています。
  • ・成分表とアレルゲン情報:食品の成分やアレルゲン情報が詳細に記載されており、消費者が安全に使用できるよう配慮されています。

これらの表示を確認することで、意図せずにマリファナ入りの食品を摂取してしまうリスクを減らすことができます。

カナダ留学中に注意!ドラッグ被害から身を守るための知識と対策・大麻・マリファナ

薬物を摂取してしまった場合の症状と対応

薬物を摂取してしまった場合、以下のような症状が現れることがあります。

  • ・意識障害:ぼんやりとした意識や、反応が鈍くなる。
  • ・呼吸困難:呼吸が浅くなったり、息切れを感じる。
  • ・吐き気や嘔吐:胃の不快感や、実際に吐いてしまうことがある。
  • ・錯乱や幻覚:現実感が薄れたり、幻覚を見ることがある。

症状が現れた場合、直ちに次の対応を取ることが推奨されます。

  1. 緊急通報:カナダでは911が緊急通報番号です。速やかに通報し、状況を説明してください。
  2. 安全な場所への移動:可能であれば、安全な場所に移動し、他の人の助けを求めてください。
  3. 冷静な対応:パニックにならず、落ち着いて行動することが重要です。

自分を守るための基本的な心構え

断る勇気を持つ

薬物の使用を勧められた際には、はっきりと「NO」と言う勇気を持つことが大切です。

そのお菓子、本当に大丈夫?

ドラッグは一目でそうと分かる見た目をしているとは限りません。例えば大麻はクッキーやチョコレートなどに加工されて売られていることもあります。また若者に広まっているドラッグの中には警戒心を持たれにくいよう、あえてキャンディーのような可愛らしい見た目をしている物も…。 スーパーなどで売られている市販のお菓子が危ない、といったことは決してありませんが、誰かから勧められた場合などで怪しいなと感じたらむやみに口にしないようにしましょう。

周囲の状況に注意を払う

自分がいる場所の治安や、周囲の人々の行動に注意を払い、不審な点があればその場を離れる判断をしましょう。

ドリンクをしっかり見ていないと…

ナイトクラブやバーによってはお客さんの中にドラッグの売人がいて、新しい顧客獲得や更なる犯罪行為のために人のドリンクにドラッグなどを混ぜることがあるそうです。自分のドリンクは常に視界の範囲内に置いて、目を離さないようにしましょう。
また、知らない人からドリンクをおごると言われた場合も、何が入っているか分からないので、バーテンダーが目の前で作ったりボトルを開けたりしたもの以外は断りましょう。

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信頼できる人と行動する

初めて訪れる場所やイベントには、信頼できる友人と一緒に行動することで、安全性が高まります。

仲良くなった人からの頼み事?

カナダだけでなく、特に中南米やカリブ地方へ旅行に行った際、旅先で仲良くなった人に「これを日本にいる知人に届けてほしい」と頼まれるケースがあります。一見普通のお菓子の箱のようでも、実は二重底になっていて、間に違法ドラッグが詰まっているということも…。知らない間に運び屋にさせられていることになりますが、国境での取り締まりの際などは”知らなかった”では済まされません。
闇バイトなど、運ぶだけで簡単にお金が稼げるといった内容で募集をしている場合もあります。

誘いを断るのが難しい場合の注意点

日本人は相手を傷つけたくない、場の雰囲気を壊したくないという理由で、断れない場面に遭遇することがあります。しかし、「少しだけなら大丈夫」と考えること自体が危険です。ドラッグは少量でも健康被害や法的リスクを伴います。また、知らないうちに他人に勧められたり、運搬を頼まれたりするケースもあります。特に旅行先やシェアハウス先での依頼は、見た目が普通の荷物やお菓子でも、違法薬物が隠されていることがあります。

断る際は、「自分は法律上の理由でできない」「体質上無理」など、具体的な理由を添えると角が立ちにくいことがあります。また、信頼できる友人・知人に相談して、状況に応じた安全な対応策を検討しましょう。

【関連情報】特殊詐欺事件に関する注意喚起(加害者にならないために)
外務省 海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2025C003.html

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まとめ:自分の身を守るのは自分自身

カナダでの生活を安全に楽しむためには、薬物に関する知識と注意が必要です。特に、ナイトライフやイベントに参加する際は、知らない人からのドリンクの提供を断る勇気を持つことが大切です。また、エディブル製品のラベル表示を知っておく、包みに入っていないお菓子を渡されたら断るなど、摂取のリスクを回避するよう心掛けましょう。万が一、薬物の摂取による症状が現れた場合は、速やかに911に連絡し、適切な対応を受けることが大切です。

安全なカナダ生活を送るために、常に自分の身を守る意識を持ち続けましょう。



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