Co-op留学を経てデータアナリスト 福島未来さん|目標のあるカナダ留学
「キャリアにつながる留学・進学」をサポートするMYNDS。私たちがこれまでにカウンセリング・留学サポートをし、現在は社会人としてカナダで活躍する方々にスポットを当てていきます。
- Data Analyst
- 福島 未来さん
- 宮崎県出身・トロント在住
- カナダ滞在歴… 2年半
- 滞在ステータス… 学生ビザ(Co-op)⇒ ワーキングホリデー ⇒ 現在 ROワーキングホリデー(セカンドワーホリ)
- カナダの好きなところ… 多様性があり、それぞれが個性を重んじようとする空気があること
- 日本の好きなところ… 全てきれいにまとめようとするところや、安くておいしいご飯がたくさんあるところ
- 目標・目的を達成するために大切なこと… まずは諦めないこと!また、その都度目標を振り返って、本当にこの方法で良いのか考えながら突き進んでいくこと
- カナダの大学・カレッジ進学に興味がある
- ワーホリで働きながら留学したい
- カナダで就職・移民が気になる
- Co-op、看護師留学など多数取り扱い
あなたに合った留学のカタチをご紹介します。留学のご相談は無料です。
目次
留学前
ー英語は小学校低学年の頃から学習されていると伺いました。海外に行きたいと思ったのはいつ頃、また何がきっかけだったのでしょうか?
初めて海外に行きたいと意識し始めたのは、中学生の時だったと記憶しています。たまたまインターネットで見かけた「ハゲワシと少女」という報道写真を見て(世界的な報道の賞であるピューリッツァー賞を受賞した作品)、私が住むこの世界は痩せ細ってハゲワシに命を狙われるような人が存在する世界であることを知り、大きな衝撃を受けました。自分とはかけ離れた生活を送る人々を助けたい、いろんな世界を見てみたいと思うようになり、将来は海外で働きたいという漠然とした夢が出来上がりました。8歳から英会話教室にも通っていて他の友人より英語ができるという自信もあった時期だったので、海外に出るという考えに必然的な流れでなったのではないかと思います。
ー日本では学生時代にどのようなことを学習されていたのですか?
将来は外交官か国連系の職員になって世界中の困っている人を助けたいという思いを抱えつつ、「何にでも潰しがきく」と親に言われるがまま法学部に入学しました。その中でも国際法や国際政治などを学ぶことができる国際系学科に進学し、民法や憲法、EU法や中国憲法などさまざまな法律を学びました。勉強はきらいではないので比較的楽しく学んでいたとは思いますが、ある時から法律に対して関心が薄くなってきました。というのも、法律は人を守るためではなく人の生活を不便にするためにあるのではないかという一種の疑問のようなものが浮かんできたからです。今思えばこじらせているな…とも思いますが、当時は真剣に「法律で人を救うことはできない」と思うようになり、いつからか外交官や国連などの仕事も「人助けにはならないかもしれない」と考えるようになりました。
海外に出ないままでは終われない。
ー大学卒業後は新聞記者になるという夢を叶えられたと伺いました。一度社会人になると、会社を辞めてまで留学はできないと思っている方も多いですが、夢の職業を辞められてまで海外に行こうと決断された理由は何でしたか?
外交官や国連職員の目標がなくなり、どうしようかと思っていた時に出会ったのが新聞記者の仕事でした。弱者に代わって記事を書くことで、政治家や国を動かすことができるかもしれないという希望を感じ、自分が進むべき道はこれだと思いました。やはり海外への強い興味があったので正直海外で記者になりたいと思っていましたが、そのためには英語力が足りないし留学もしてみたいという思いがあり、それならまずは日本で経験を積みながらお金を貯めようと思うようになりました。結果として新聞社で3年半働いた後に退職するのですが、入社前からいつか辞めると考えていたので、会社からすると良い迷惑だっただろうな…と反省しています(汗)
新聞記者として働く中で、主に警察担当で事件事故を取材し非常に苦しい日々が続きました。それでも自分のスクープが世間を動かしたという経験もし、記者の仕事はとても楽しかったです。その反面、あまりにもローカルなので英語に触れることが一切なく、自分はこのまま海外に出ないまま終わるんだろうか…そんなのは嫌だ!と思い立ったのがちょうど入社から4年目のことでした。やっぱり留学するなら世界の中心・アメリカ、ということで、1年後はアメリカの大学に行くという強い意志を持ち、周りの温かい応援の言葉を胸に退社しました。
ーご退職後はアメリカの大学に進学される予定でしたが、パンデミックで断念されたそうですね。日本で再就職された後、留学先として、アメリカではなく、カナダ・トロントを選ばれたのはなぜですか?
アメリカの大学に入学するため、無職の状態でひたすら英語の勉強と大学にアプライする準備をしましたが、入学直前でパンデミックが始まりました。魂が抜けるような感覚でしたがどうしようもないので、英語を使える仕事として某テレビ局の国際放送局で映像編集をする仕事に転職し、また海外に行ける機会を我慢強く待つことにしました。
1年くらい経った時、仕事がおもしろくなくてこのままの人生ではまずいと思うようになり、1年前に諦めた海外留学の道を探すことにしました。アメリカに行きたかったのですが、パンデミックや人種差別問題など、問題が山積みの国に行くのはとてもリスクが高すぎる。それならお隣カナダはどうだろうか、という気持ちからカナダが初めて私の中で候補地になりました。しかもカナダには、座学とインターンをセットでできるCo-op留学というものがあると知り、まさにこれだと心がワクワクしたことを覚えています。トロントを選んだのは、データ分析に興味があったのでITならトロントの方が強そうだったこと、そして日本人がそこまで多くないとも聞いたからでした。
ーCo-op留学では「データ分析」プログラムを受講されましたが、なぜ日本でのキャリアとは異なる分野を選ばれたのでしょうか?
データ分析について興味を持ち始めたのは、「データジャーナリズム」という一種の新しい報道手法について知ったからです。これからの時代、記者は取材するだけではなくデータを使って調査報道をしたり見せ方を考えたりさまざまなことが求められると知り、海外で記者をするならまさに学ぶべき分野ではないかと考えました。データジャーナリズムを学ぶカレッジはありませんでしたが、データ分析ならあるということで、文系から思い切って理転する気持ちでプログラムを決めました。データ分析を学ぶことで記者として専門スキルができるだけではなく、今まで考えたこともなかったビジネス系の分野でも働くチャンスが出てくるかもしれないという期待もありました。
留学中
ープログラム受講中、特に印象に残っている授業やプロジェクトについて教えてください。
座学の最後の授業に、Tableauというデータを可視化してグラフなどを作成するツールについて学ぶデータビジュアライゼーションの時間がありました。その中のプロジェクトで、5人1組になってあるテーマについてデータを集めてグラフを作り発表するというものがあり、仲良し5人でYouTuberのトレンド分析をテーマに取り組むことにしました。データ自体は大きくなかったので分析自体は難しくありませんでしたが、どういうグラフにするのかで非常に悩みました。5人で授業後にオンライン会議を何時間も開き、1人がアイディアを言っては議論の末ボツにしたり採用したり。思っている意見を何度もぶつけ合いながら良いものを作っていくという感覚が、非常に楽しかったことを覚えています。また、グラフについて単に棒グラフを作成するだけではなく、例えばYouTubeは赤と白のカラーイメージがあると思ったのでグラフの色を赤、背景の色を黒、文字を白にしてみるという案を出してみました。おもしろいということで採用され、実際に作ってみるとYouTube感が出て見栄えが良くなり大好評。アイディアを考えて作ってみるおもしろさを感じ、データ分析・可視化においてはデータをうまく“調理する“スキルこそが必要だと気づきました。この経験が今の仕事にもつながっているので、とても印象に残ったプロジェクトです。
一プログラムによっては毎日の予習や復習が欠かせないこと、また自主学習も必要になることがありますが、授業時間以外での学習はどれくらい必要で、どのようなことをされていましたか
授業の内容や先生によって、どれくらい課題があるのか、予習をどれくらいすればよいのかは全く違いました。ただ、英語でデータ分析を学ぶにあたって自分が知らない単語をあらかじめ予習して頭に入れておいた方が良いと思い、授業が終わってから授業で使ったPPTを読み込んでメモを入れたり、Googleで調べてみたりはしました。特にRというプログラミング言語を学んでいたときは全く授業についていけず、オンライン授業後に先生にメールで質問することもあれば1人で数時間勉強することもありました。時にはクラスメイトと会って休日に復習したり、ただ暗記するだけではなく、「なぜ」というところを突き詰めて頭にたたきこんだりといった勉強法をとっていました。幸い友人の中に優秀な人がいたので、その人に何度も質問しながら理解を深めるようにしました。知らなかったことがわかるようになるのがおもしろく、勉強自体はとても楽しくできたように思います。
成功例を取り入れることで、自分自身を成功へ導く。
一Co-op先を探すのにあたり、役に立った就職活動のノウハウやキャリアサポートなどはありますか。
学校ではレジュメや簡単な面接対策のセミナーを通したサポートがありました。また、さまざまな企業が集まる会社説明会のようなものも開いてくれていたので、そういうところに足を運べば就活に役立つのかなと思いますが、個人的にはあまり利用しませんでした。というのも、全てオンラインだったので企業と直接話すのが難しいのではないかと思っていたことや、Co-op先を見つけるのは難しいだろうという諦めが最初からあったからです。そんな時、クラスメイトの1人がCo-op先を見つけたと言っていたので話を聞いてみると、「Riipen」という企業と学生をマッチさせるサービスを使ったとのことでした。早速登録し、データ分析系のインターン生を募集している会社にメッセージをいくつか送ってみました。その中の1つから返信が来て、面接もなくすぐにインターンが決まり、ものすごくラッキーだったと思います。同級生の中にはCo-op探しを諦めて代替プロジェクトをすると決めていた人も多かったのですが、私の場合は成功例にとりあえず聞いてみるというところから新たな活路を見出すことができたのは良かったです。
一留学中は楽しいことばかりではなく、辛いこと、苦しいこと、失敗してしまうこともあると思います。困難な状況はどのように乗り越えられましたか。
私がカレッジに通っていた時期は、ちょうどパンデミックが少しずつ落ち着いていた時期でした。来た当初はまだ状況が良くなかったため全部がオンライン授業になるという、「私がカナダに来た意味はなんなんだろう…」ととても落ち込んだ日々でした。それから数ヶ月して状況が良くなって来たからついに対面授業に!と思いきや、私のカレッジはなぜか週に1回対面授業を提供するだけというなんとも理解しがたい連絡をしてきました。これはおかしいと思い、すぐにカレッジにクレームを入れたのですが、「決まりだから」の一点張り。ホストファミリーやクラスメイトたちと不満を話し合いながら、代表で再度クレームを入れたのですが反応は変わりませんでした。それでも諦めず何通も「毎日授業を開くべきだ」「授業料を払っているのにどうして学校に行ってははいけないのか」などメールを送りましたが、結局学校側は動いてくれませんでした。とても悔しい経験ですし「乗り越えた」経験では全くありませんが、みんなで話し合って「おかしい」と思ったことを何度も伝えるという経験はカナダだったからできたことかと思います。「思ったことを言わないのは知らないことと同じだ」とホストファミリーに言われ、その言葉がとても心に残っています。自分の思った通りにいかないのも人生だ、という教訓にもなった経験でした。
就職・キャリア
ー現在の職場での具体的な業務内容を教えてください。
今働いているのは、スタートアップを支援する企業や団体のためにその企業らが持っているデータを収集して可視化し提供するというサービスをしているNPO団体です。私はデータアナリストとしてクライアント企業からデータを受け取り、データを集めたり整理したり、クライアントの要望に応えながらグラフを作成するという仕事をしています。プログラミング言語を使うというよりもExcelやGoogleシートを利用していて、関数を使ってより効率的なデータの収集方法を考えてシステムを作るなどより見やすいデータ作りを考えています。
ー現在の会社に就職された経緯を教えてください。
実はCo-opでインターンとして働いて、そのまま紆余曲折を経てフルタイムで雇用された経緯があります。Co-opは3ヶ月と短い間だったのですが、もうすぐ終わるというタイミングで上司から「有給でアルバイトしない?」と言われたことがきっかけです。もちろん即答で「Yes!」と答え、それからパートタイム契約とフリーランス契約を結び、日本やカナダで仕事を続けました。それから1年くらい経った時、私が永住権取得を考えているという事情もあってフルタイム雇用に切り替えていただきました。LMIAはサポートしてもらえないのですが、どうにか永住権取得のため頑張る日々です。
ー就職活動で工夫された点は何でしょうか。どのようなアプローチが現在の会社に響いたと思われますか。
Co-opからそのまま就職したので正直就活やアプローチというのはありませんが、Co-op期間中に学べるものは何でも学んでやるという熱い気持ちで働いていたのが功を奏したのかもしれません(笑)。学校でTableauというデータ可視化ツールを学んだものの、インターンで求められたのは授業で学んでいないグラフの作成でした。どうやって作るのかネットで検索しては試行錯誤を続ける毎日。何度も諦めそうになりつつも、これができたらインターン期間中に成し遂げたことになる!と自分を励ましつつ、やっと2週間かけて完成させました。それを見た上司からは「Amazing!」と褒めていただき、クライアントにも喜んでいただけたということで大きな自信につながりました。それ以外の仕事もきちんとしていたからか、上司から「君みたいに仕事ができるインターンは初めてだよ」と、アルバイト採用の話をいただいた時に教えていただきました。
ー就職活動や現職の業務の中で、日本での社会人経験やカナダでの留学・アルバイト経験など、過去の経験や身に付けたスキルが役に立ったことはありますか。
新聞記者の経験から、コミュニケーション能力がある程度あることは役に立っていると思います。仕事柄クライアントとメールでやりとりをすることは多いですし、オンラインミーティングで話す機会もあります。また、最近はインターン生の指導を任されているので学生と関わる機会もあります。そういった中で、相手が求めていることを聞き出し理解することや相手と距離を少しでも近づけようと場を和ませられるような一言を言うことは大切だと思っていて、英語なので苦戦はしていますがある程度はできているのではないかと自負しています。まだまだジョークを言うことには慣れませんが、そういったところからより良いコミュニケーションスキルをもっと身につけていきたいです。
ー日本でのお仕事とは異なる分野で現在お仕事されていますが、日本とカナダの職場文化の違い(働き方や仕事の考え方)をどのように感じられていますか。
日本では新聞記者という少しユニークな環境にいたこともあって、上下関係をきっちりするという文化で働いていた経験を振り返ってみると、カナダは年齢が離れていてもとてもフランクにジョークを言い合ったり旅行の話をしたり、フレンドリーで話しやすい関係が仕事場でもできるのはとても興味深いです。リモートワークなので家で仕事をするスタイルなのですが、1週間に2回ほどあるミーティングではとても話しやすい雰囲気があると感じます。また、風邪をひいて病休を使おうとしたときに「今日は休んでもいいですか?」とメールしたところ、上司から「病気なのに許可なんかいらないよ!」と言われたことがあります。日本だと上司に申し訳ない気持ちを示しながら恐る恐る尋ね、時には仕事に出なければならないこともありましたが、カナダでは当たり前の権利として休むことが保障されているのはすばらしいことだと思います。バケーションも取りやすく、ワークライフバランスを考えるのがカナダの文化だと感じました。
カナダ滞在を通して
ーカナダに来たことによって、自分自身の価値観や人生観、キャリアに対する考え方は変わりましたか。
価値観と人生観については日本にいた時から広い視野で考えるようにしていたものの、やはりカナダに来てからさらに広がったように思います。アラサーという年齢でカナダに来たわけですが、正直結婚や就職について日本にいると「いつ結婚するの?」「いつになったら安定した仕事をするの?」と家族から言われることが多く嫌になっていました。カナダに来るとそんなことを聞いてくる人は全くおらず、むしろ私の人生を尊重し「おもしろい!」と言ってくれる人、「君はかっこいい」と言ってくれる人が多く、「私らしさ」を大切にしても良いんだという自信につながりました。やはりカナダは世界中から人が集まり、いろんな考えがミックスされるからだと思います。
キャリアについても、安定した仕事をすべきだという固定観念が自分の中で薄れた気がします。会社勤めが正解ではなく、例えばフリーランスで働いた方が家族にとって良いとか、転職することがキャリアに有利だとかそういった考えを知るようになりました。ホストファミリーの家族に会社を経営されている方がいるのですが、いろんな人と自分のやりたいことをしている姿は楽しそうですし、不安定な時代だからこそ自分でビジネスを始めるという選択肢もありだということに気づきました。いろんなオプションをカナダで吸収していると思います。
実生活で見えてくるマイナス面。現実と向き合い、目標のためにできることを。
ーカナダに来て初めて気づいたこと、学んだことはありますか。
「カナダは移民しやすい国だし住みやすい」と言われていた(今でも言われてはいますが)のでそれを信じて来たものの、現実はそう簡単ではないと気づきました。ビザが出たり仕事があったり、移民に比較的優しい国だとは思います。しかし手に職を持っているから待遇の良い会社で働くことができるわけですし、スキルのない移民を積極的に採用する会社が少ないのは当然だと思います。留学生がインターン先を探すのに苦労するのは当たり前であり、移民国家だからといって国が移民を守ってくれるわけでも、カナダ人が移民をスーパーウェルカムで受け入れてくれているわけでもありません。移民国家だから治安が悪くなっている側面もあるでしょうし、医療が足りない問題、給料格差問題などカナダに来る前は考えていなかったマイナス面をこれでもかというほど知りました。海外移住を夢見るのはいいけれど、現実をもっとちゃんと見て考え、その目標のためにできることをするべきだと学びました。
ーもともと英語力が非常に高い福島さんですが、それでも英語に対する苦労はあったと伺っています。英語での困難はどのように乗り越えたのでしょうか。また、英語力を維持・向上するためにはどのような工夫をされましたか。
正直、渡航してから2年経った今でも英語はできないと思っています…。英語でペラペラ話せる、というレベルではないと自覚していますし、これが今の一番の課題です。
最初カレッジに通っていた時は、インドなまりの先生の英語やなまりのある世界各地のクラスメートの英語がほぼ理解できずに焦った記憶があります。しかし耳は慣れるもので、いつの間にか理解できるようになってきました。いろんなアクセントがあるんだと理解するようにすれば、不思議と英語が聞こえるようにもなりました。また、グループ活動の時は積極的に話に参加することで、英語をもっと上手に話したいというモチベーションを意図的に作りました。そうすることで、英語を使ってみることへの抵抗感もなくなるし、自分の英語力(会話力)を顧みる良い機会にもなって、今度からはこういう話をしてみよう、この単語を使ってみようというふうに頭で整理ができるようになったのも良かったです。
ホストファミリーや友人との会話については、とりあえず発言してみるという度胸こそが大事だと気づきミスを恐れず話してみるスタイルに変えてからは、少し気持ちが楽になった気がします。ドラマを見たり本を読んだりして英単語を覚えるということもしていましたが、覚えたところで話さなければ身についたとは言えない!ということで、とりあえず学んだ言い回しをすぐ実践で使ってみたり、言葉に詰まっても遠回しに言葉を言い換えて伝えてみたり工夫もしてみました。アウトプットを続けることが大事だと思っているので、友人にたくさん会って英語を使う、英語で途切れ途切れにならないようひたすら話し続けることで英語力を向上できている部分はあると思います。
最後に
ー将来的に目指すキャリアのビジョンや目標について教えてください。
海外で英文記者になるという夢を掲げてここまで来たので、やはりカナダでもメディア系の仕事に就くことが夢です。データ分析の仕事をしながら少しずつデータを扱うことにも慣れてきたので、この経験を活かしてカナダの新聞やテレビ局などでデータジャーナリストとして働いてみたいです。今の課題はやはり英語力と記事のライティング力だと思いますし、それに加えてもっとデータをうまく見せるためのウェブデザインやグラフ作成スキルが必要だと感じています。もう少し勉強して、時が来たと思えばその時メディア企業にアプライしたいです。
ーこれからカナダで留学や就職を目指す皆様へ、メッセージをお願いします。
私は特別何かすごいことを成し遂げたわけでも、“かっこいい”生き方をしているわけでもないと思っています。ですが、自分がやりたいことを選んでこの道を進んできました。もちろん大変なことも多いですが、自分が選んだ道は正しかったと胸を張って伝えることができますし、何よりとても楽しいです。海外留学や就職に関して、たくさん悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。そんなみなさんにこそ、ぜひ自分が「楽しい」「やりたい」と思っていることをしてほしいです。人生はどうにかなるものだと思っています。とりあえず楽しんだものがちだと思っているので、夢を諦めずに自分が「これだ!」と思う道を進んでみてください。
▼英語とわたしとカナダ – 福島未来さん インタビュー
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