ビザの記載内容が違う? 学生ビザ・就労ビザの修正・再申請の判断ポイント

カナダではビザや移民に関するアドバイス、申請代行は政府公認の有資格者が行うことになっています。
留学とビザは切り離せないもの。こちらではMYNDSが提携するKaede Immigration Servicesの代表・移民コンサルタント、阿萬さんより留学・ビザ・移民に関してご案内いただきます。
ビザの記載内容、しっかり確認していますか?
学生ビザや就労ビザなど、カナダのテンポラリーレジデントドキュメントを受け取ったあと、「内容をよく見たら記載が違っていた」「本来あるはずの条件が書かれていない」と気づくことがあります。
記載内容の誤りは珍しいことではありませんが、その原因がどこにあるのかによって、取るべき対応は大きく異なります。
本記事では、申請者側のミスとカナダ政府側のミス、それぞれの場合にどのように対処すべきかを、阿萬さんに解説いただきました。

阿萬さん
今回は学生ビザや就労ビザなどのテンポラリーレジデントドキュメントの記載内容に間違いがある場合の対処方法についてお話しようと思います。
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記載内容誤りの原因とその対処法
「受け取ったドキュメントの記載内容が間違っていた」という経験がある方もいらっしゃると思います。原因は以下の二つが考えられます。
1) 申請者が提出した情報やドキュメントが間違えていた(申請者側のミス)
2) カナダ政府が間違えた情報でドキュメントを発行した(カナダ政府側のミス)
誰にでも間違いはありますが、申請者 or カナダ政府のどちらがミスをしたかによって対処方法が異なります。
1) 申請者が提出した情報やドキュメントが間違えていた場合(申請者側のミス)
→ ドキュメントの記載内容が間違えている旨を説明したレターを付けて再申請します。申請料も再度支払う必要があります。
2) 移民局や入国管理局など、カナダ政府が間違えた情報でドキュメントを発行した場合(カナダ政府側のミス)
→ 修正をリクエストします。申請料はかかりませんが、郵送での申請となるためその費用がかかります。
情報修正が可能なテンポラリーレジデントドキュメント
• ビジターレコード
• 学生ビザ
• 就労ビザ
• テンポラリーレジデントパーミット
記載情報を変更できるのは期限が有効なドキュメントのみです。すでに有効期限が切れたもの情報変更はできません。
ケースごとの事例
情報修正ではなく、再申請が必要になる事例
例1:学生がDesignated Learning Institution (DLI) ナンバーが同じ学校でESLコースを終えて本科に進む場合、同じ学生ビザで就学しつづけることができますが、オフキャンパスでの就労が認められていない学生ビザの場合は、就労できる条件を追加してもらう必要があります。この場合は申請料を支払い、学生ビザを再申請しなくてはいけません。
例2:雇用主限定の就労ビザを持っている労働者が別の雇用主の下で働く場合、新しい雇用主の情報が記載された就労ビザが必要です。
情報修正のリクエストが可能な事例
例1:カレッジや大学の入学許可書で学生ビザを申請したが、発行された学生ビザに「オフキャンパスでの就労可能」の文言が入っていない場合、カナダ政府のミスなので修正のリクエストが可能です。
例2:ワーキングホリデーのためカナダ入国前に1年間の保険に加入し、カナダ入国時にその証明書も見せたが、発行されたワークパーミットの有効期限が1年未満だった場合、カナダ政府のミスなので修正のリクエストが可能です。
再申請も修正リクエストもできない事例
日本人がワーキングホリデーに参加する場合、最長1年間の滞在が認められています。しかし、「カナダ入国前に、滞在期間をカバーする保険に加入していること」が条件です。要は、日本にいるうちにカナダ入国日から1年間有効な保険に加入し、その証明書を持ってカナダに渡航することになります。
1年に数回、「日本人のワーキングホリデーは1年なのに、ワークパーミットの期間が1年より短い」とお問い合わせがあります。「カナダに渡航する前に日本で1年間の保険に加入しましたか?」と伺うと、1年より短い期間しか加入していない方がほとんどで、その理由が「クレジットカード付帯の保険と合わせて1年分あるから」というものです。
クレジットカード付帯の保険ではカバー期間の証明がないので、認めてもらえません。必ず料金を支払って保険に加入し、カバー期間が記載された証明書を持って渡航しなくてはいけません。カナダ入国後に保険の加入期間を延長しても、ワークパーミットの延長はできないので、注意してください。
記載内容の間違いの原因が何かによって、どう対処すればいいかがわかると思います。今回の情報がお役に立てば幸いです。
自己判断が難しい場合は専門家へご相談を
学生ビザや就労ビザの記載内容に誤りがあった場合、再申請が必要なのか、修正リクエストで対応できるのか、あるいはどちらもできないのかは、状況によって異なります。
大切なのは、「誰のミスなのか」「何を変更したいのか」を正しく整理することです。対応を誤ると、就労や就学に制限がかかってしまう可能性もあります。
少しでも不安を感じた場合は、早めに専門家へ確認し、正しいステータスで安心してカナダ滞在を続けられるようにしましょう。
執筆者のご紹介
Kaede Immigration Services
移民コンサルタント 阿萬 ひとみさん(R512097)
Regulated Canadian Immigration Consultant (RCIC)でCollege of Immigration and Citizenship Consultants (CICC)メンバー
トロントを拠点にカナダのビザや永住権の代理申請のサポートを行っており、サービスは学生・就労ビザ、ワーキングホリデー、個人・結婚移民、雇用主が外国人労働者を雇うときに申請するLabour Market Impact Assessment (LMIA)など多岐に渡る。MYNDSのビザサポートの監修も行っている。
ウェブサイト:https://en.kaedeimmigration.com/
Kaede Immigration Servicesのサービス、阿萬さんへのインタビューも併せてご覧ください▼
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