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Bill 96、ケベック州でフランス語を保護する法律の制定へ

 ケベック州で、物議をかもしていたフランス語を保護する法案が、5月下旬に通る見通しだ。この法案が通れば、教育からヘルスケアや、他の言語でサービスを受けている移民者たちの権利など広範囲に渡ってケベック州の複数の法律やケベック州のCharter of the French Language(フランス語憲章)が見直されることとなる。フランス語大臣である、Simon Jolin-Barretteはケベック州はフランス語の州であるため、公的にもフランス語が使用されるべきだとの考えで、ケベック州でのフランス語の使用レベルを高めるには、まずそのように動くべきだと話している。

しかしながら、この法案には、カナダ自由憲章を上書きできる“Notwithstanding Clause(適用除外条項)”の適用の仕方などに批判の声も多い。(中略)Bill 96は、カナダ外からケベック州にやって来る移住者に非常に大きな影響がある。新しいルール下では、ケベック州にやってくる難民や移民者は、到着後、最初の6ヶ月は英語もしくは他の言語でもサービスを受けることができる。ただし、その後の全ての州政府のサービスは、“健康・公共の安全、またはPrinciples of Natural Justice(自然正義の原則)”から認められる例外を除き、完全にフランス語となる。つまり、例えば政府の役人が第1言語がイタリア語である移民をサポートしていたとして、もしその役人がイタリア語を話すとしても、フランス語を使わなければならない、ということになる。

https://www.cbc.ca/news/canada/montreal/bill-96-explained-1.6460764

おっちゃん’s EYE

 「ケベック州ってなんでこんなにも他のカナダと違うんやろう?」と思ったことないやろか。今回のニュースで出てきた、“Notwithstanding Clause”(適用除外条項)”って言葉は是非知っとくと面白いと思うわ。カナダは日本みたいに国で統一やなくて、州ごとにかなり独立して運営してるのは知ってると思う。とは言え、大元のルールとしては日本の憲法みたいなCanadian Charter of Rights and Freedoms(カナダ自由憲章)ってのがあるんや。だから、ある程度はみんな足並み揃えて動くんやけど、フランス系移民で構成されてるケベック州は、「カナダの国はそうするとしても、ケベック州はしませんわ」って条項を使って、独自にルール立てしてるねんな。(グーグルのやつに翻訳やらせたら「にもかかわらず条項」って言うとったわ)数年前に新移民者へのテストを導入したり、どんどんフランス語強化の方針のケベック州。この機会にカナダの成り立ちと歴史を、ぜひいっぺん調べてみてや!

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