エンジニア就職と永住権取得について
質問:
未経験からのエンジニア就職を目指しています。カナダの私立カレッジにコープ留学するのと、カナダ以外の大学でComputer Scienceの学位を取るのとでは、どちらの方が永住権取得に有利でしょうか。(カナダの公立カレッジ等は考えておりません)
そもそも論にしてしまって恐縮ですが、公立カレッジは考えていない、というのは、公立が私立に比べて学費が高い、就学期間が長い、などの理由でしょうか。
私立カレッジの方が確かに短く、安く、同じトピックの内容を学べるように感じますが、「永住権取得」を目標に置いてその手段として考える場合は、公立カレッジを敢えて除外するメリットがあまりないように思いました。(カナダ以外の国での学位取得に関しては既に末永様が回答されていますので割愛します)
私立キャリアカレッジで学び、仮にCo-opでの就労ができたとしても、カナダで移民の際の就労経験としてカウントされるのは1年からになると思います。多くのプログラムのCo-op就労は6ヶ月~1年などだと思いますから、それ以上続けようと思ったら企業からワークサポートを受けるなどが必要です。サポートを受けるのには、縁も運も必要で、望んでいても受けられずに延長できなければ滞在自体がそこで終わりになります。
一方で、公立カレッジの場合は2年行くと、自動的に3年の就労ビザを取得でき、その3年の中の就労期間を移民申請に使用できます。上記で、ワークサポートを受ける場合は、サポートしてくれた雇用主の元でしか働けないのに対して、PGWPのワークパーミットの場合は、自由に働く場所を選ぶことができますので、言わば5カ年計画で移民を目指すことができます。確かにお金も時間もかかりますが、未経験で、目標がカナダの永住権であればなおさら、カナダの公立の教育機関で学ぶのが、”正攻法”と言えるとは思います。
もし、あくまで上記の二択から、ということであれば、未経験のまま留学してすぐに希望の仕事、かつ移民可能な職種に就ける可能性は低いため、日本で学び、エンジニアとしての職歴をつけ、英語力を上げて、現地で即戦力として働ける人材になってから、私立キャリアカレッジはあくまで一番安く短い方法として利用し、最短で就職・ワークに繋げる方が良いと思います。
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