留学生の食費節約術。今すぐ実践できる、カナダで無理せず月々の出費を抑える方法

出費をなるべく抑えて留学生活を送りたい!
カナダ留学を始めて多くの方が最初に直面するのが、「物価が高い…」という現実です。
家賃、食費、交通費、通信費…。十分に資金を用意していても、「留学生活を上手く続けられるのだろうか」と経済的に不安になる方も少なくありません。
ご安心ください。実際には、無理な我慢をしなくても、やり方次第で月数万円単位の節約は十分可能です。
その中でも食費に関しては、節約術を知っているのと知っていないのとで、支出がかなり違ってきます。
こちらの記事では、今日からすぐ実践できる、現実的でストレスの少ない食費節約術をご紹介します。
- カナダの大学・カレッジ進学に興味がある
- ワーホリで働きながら留学したい
- カナダで就職・移民が気になる
- Co-op、看護師留学など多数取り扱い
あなたに合った留学のカタチをご紹介します。留学のご相談は無料です。

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スーパー選びがカギ、どこで買うかで抑えられる食費
カナダで数年暮らしていると、物価高を最も強く感じるのが食費です。
ただ、カナダのスーパーでは、同じ食材でも、買うお店によって価格が1.5〜2倍以上違うことも珍しくありません。
多くの留学生が最初に行きがちなのが、以下のようなスーパーです。
・Sobeys
・Metro
・Save-On-Foods
これらは立地が良く、店内もきれいで商品も豊富ですが、価格は全体的に高めです。
節約を意識するなら、次のようなスーパーを積極的に使いましょう。
・FreshCo
・Food Basics
・Walmart
実は、No FrillsはLoblaws系列、FreshCoはSobeys系列、Food BasicsはMetro系列です。系列は同じでも、ブランドが異なると、商品の価格が全く異なります。系列のハイブランドの余り物が回ってきているのでは?と疑ってしまうかもしれません。確かに、生鮮食品は若干の差があるようにも感じますが、ほとんどは同じ品質です。
セールを使いこなす
カナダのスーパーでは、毎週必ずフライヤー(チラシ)が出ています。このセールを使わず定価で買い続けるのは、正直かなりもったいないです。
留学生に限らず、現地の人の多くが次のような方法でセールを利用していますので、ぜひ取り入れてみてください。
・各スーパーの公式アプリ
Flippは複数スーパーのフライヤー(セール)情報を一括検索でき、「Egg」「Chicken」「Rice」などで検索するとセールを行っているお店が一発で分かります。
よく使う野菜や日用品など、毎週どこかでセールになっているので、利用しない手はありません。
半自炊のすすめ
「留学中は自炊が一番節約」とよく言われますが、実は完全自炊が必ずしもコスパが良いとは限りません。
理由は、
・少量売りが少なく、少量売りは割高
・自炊のための初期費用がかかる
・使いたい調味料(例:日本のもの)が高い
・時期によっては生鮮食品が高いことがある
からです。
現地の留学生が多く実践しているのは、自炊+出来合い活用のハイブリッド。
・ローストチキン($10前後)+旬の野菜
・出来合いのサラダ+自作のハンバーグ(余った分は冷凍)
・冷凍ミール+自作のスープ
特にスーパーのローストチキンは、
そのまま食べる → 残りでサンドイッチ/チャーハン/サラダ等 → 骨でスープ と複数に渡って活用ができ、3〜4食分になります。
時短にもなるので、学校や仕事で忙しい方にとっては、時間の節約にもなり、一石二鳥です。
見切り品の存在
多くのカナダのスーパーでは、賞味期限が近づいている食品に30%OFFや50%OFFなどの割引シールが貼られています。
特に割引が出やすいのが、デリ(総菜)、精肉、パン、ヨーグルト などです。
すぐに使う食品や冷凍しておくことができる食品であれば、割引されているものを買った方がお得ですね。
野菜については、少し傷みが出てきたものが 専用の割引棚にまとめられているケースも多く、カレー用・炒め物用などには十分使えることもあります。
外食はタイミング
カナダでは外食は基本的に高いですが、時間帯や曜日などを選べば半額近くになることもあります。
代表的なものとしては、
・Happy Hour(夕方の割引時間帯)
・週1限定ディール(Wing Night、Taco Tuesday など)
・アプリ限定クーポン(Uber Eats、DoorDash など)
特に学校周辺では学生向けの割引を出している店舗も多く、「毎週水曜はバーガー半額」「月曜はピザ半額」といった情報は、留学生同士の口コミで回っていることもあります。
カナダ人が当たり前に使っている節約制度
● Price Match(プライスマッチ)
他店のチラシ価格をレジで見せると、その場で同じ価格にしてくれる制度です。
・Superstore
・No Frills
・FreshCo など
Flipp などのチラシアプリを使えば、スマホ画面を見せるだけでスムーズに対応してもらえる場合が多く、1回の買い物で$10以上安くなることも珍しくありません。
● Rain Check(レインチェック)
セール商品が売り切れていた場合でも、あとでその商品が入荷された際に、同じセール価格で購入できる引換証を発行してもらえる制度です。
「もう無いから仕方ない」と諦めてしまう必要はありません。お米などの割引が大きな商品の場合は特に嬉しいですね。
● スーパーのアプリ&ポイントカード
よく利用するお店ではメンバー登録しておくのが一般的です。
多くのスーパー・飲食チェーンには、
・メンバー限定割引
・アプリ限定クーポン
・ポイント還元
が設定されています。特に代表的なのが、
・Scene+
などのポイントシステムです。貯まったポイントは、そのまま買い物の支払いに使えるため、実質“現金割引”と同じ効果があります。
留学生でも簡単に登録でき、「同じ買い物をしているのに、年間で数百ドル単位の差が出る」ということも十分にあります。
節約が続く人の特徴
節約が上手な留学生に共通しているのは、毎回迷いすぎない“自分なりの基準”を持っていることです。
例えば、
「野菜はこれくらい買う」
「お肉は割引が出た時に買っておこう」
「外食は週1回くらいはOK」
といったように、ざっくりでも自分なりのルールがあると、無駄な出費が増えにくくなります。
節約というと、どこかひもじい思いをしなければならない…というイメージがあるかもしれませんが、決して我慢を増やすことではありません。出費を抑えるにはどんな方法があるのかを知っておき、その環境に合った買い物の仕方を習慣化することで、無理せず節約することができます。
まとめ:食費の節約は「削る」より「選ぶ」
食品の価格は年々高くなっています。これは日本もカナダも同様です。
ただ、買う場所や時期、アプリやサービスの選択や活用によって、生活の質を下げずに、しっかり節約することができます。
無理に切り詰めるのではなく、買い物の方法を知っておくことがカナダ留学で一番賢い節約術かもしれません。
賢く選んで、留学中の食生活を充実させましょう。

