
カナダ渡航準備Q&A(よくある質問と回答集)
カナダへの渡航準備を進める際、航空券、荷物、入国審査など、事前に確認しておきたいことがたくさん浮かんでくると思います。しっかり準備をしているからこぞ、細かなことも気になってしまいますよね。
こちらのページでは、渡航前に多くの方が抱く疑問をQ&A形式でまとめています。入国に関する注意点や航空券、荷物のポイントなど、皆さんのカナダ渡航が円滑に進むよう解説していますので、ぜひご活用ください。
尚、掲載内容はできる限り正確を期していますが、最新の情報やルールについては、ご自身でも必ずカナダ政府の公式サイトや航空会社、関係機関の案内をご確認ください。
Co-op留学・カレッジ/大学進学などをお考えの方は、各項目のQ&Aも合わせてご覧ください。
Table of Contents
飛行機
フライトが遅延や欠航した際、どのような手続きがありますか。また、入国が予定とずれた場合、ビザの受け取りや入国条件に影響はありますか。
カナダ交通機関庁(Canadian Transportation Agency)は、カナダへのフライトが遅延・欠航した場合、航空会社は代替便の提供や補償を行う義務があるとしています。各航空会社によって対応は異なりますが、例えばエアカナダでは、欠航が発生した場合は代替便への無償振り替えや運賃の払い戻し、遅延が発生した場合は食事や飲み物の提供、宿泊が必要となる場合は宿泊費や空港ー宿泊先の交通費を補償するとしています。これらは航空券を手配した旅行会社やチケット代理店などではなく、航空会社が提供するものです。搭乗日前や移動中は航空会社からの連絡を見逃さないように確認してください。
https://www.aircanada.com/jp/ja/aco/home/fly/flight-information/flight-disruptions.html#/
また、もしフライトが予定日の翌日以降にずれた場合でも、ビザの受け取りには通常影響はありません。
予定していた入国日が8月1日で、フライトの遅延により入国が翌日になった場合は、ビザの発行は入国日の8月2日となります。
ワーキングホリデーの場合、用意している保険証書が8月1日~翌年7月31日の365日とすると、発給されるビザの期間は8月2日~翌年8月1日ではなく、【8月2日~翌年7月31日】となる可能性はあります。
入国時に予期せぬ待機や案内の変更があることを考慮し、柔軟に対応できるよう準備をしておきましょう。
飛行機の乗り継ぎがある場合、預けた手荷物の受け取りや再チェックインは必要ですか。
乗り継ぎ時の手荷物の取り扱いは、航空会社、路線、当日のシステムの状況によって異なります。
乗り継ぎ空港で預け荷物の受取りが不要(通しでの預け、スルーバゲッジ)となる場合の主な条件は次の通りです。
・乗り継ぎ時間を満たしていること
・同じ空港で乗り継ぐこと
・同じ日に乗り継ぐこと
・乗り継ぎ先が同じ航空会社、もしくはスルーバゲッジ提携航空会社の運航であること
・単一の航空券に含まれる旅程であること
これらの条件に当てはまっていたとしても、アメリカで乗り継ぎの場合は、最初に到着したアメリカの空港で入国審査を行って預け荷物を一旦受け取り、再度預け直す必要があります。
このように例外もありますが、ひとつの目安としては、最初の出発地で乗継便の搭乗券も発券してもらえる場合、荷物が最終目的地まで運ばれるケースが多いです。その日の状況によっても異なる可能性があるため、乗り継ぎがある場合は出発空港で確認することはもちろん、念のために乗り継ぎ空港でも確認するようにしてください。
①同一航空会社/コードシェア便(航空会社が同じまたは連携あり)
例:成田 → バンクーバー → トロント(Air Canada)
このように同一航空会社で通しの予約・搭乗券を持っていれば、バンクーバーで手荷物をピックアップせずに、最終目的地のトロントまで送られることが多いです。
空港側も通しの荷物タグを確認し、直接次の飛行機に送る仕組みを整備しているケースが多く、特にAir Canada便ではスムーズです。
②異なる航空会社(複数航空会社、別チケット)
例:成田 → バンクーバー(ZIP Air) ・ バンクーバー → トロント(Air Canada)
このケースでは、バンクーバーで一度手荷物を受け取り、再チェックインする必要がある可能性があります。これは荷物の通しチェックがないためです。
入国審査
荷物を少しでも減らすために書類はスマホに保存しています。印刷して持参しなければいけませんか。
カナダ入国時に提示する書類(ビザ承認レターや入学許可証など)は、カナダ移民局(IRCC)やカナダの税関(CBSA)のガイドラインに基づき、印刷したものを手荷物として保管することが推奨されています。もし必要な書類が不足していた場合、入国審査で遅れが生じる可能性や、最悪の場合入国拒否される可能性があることも明記されているため、必ず印刷してお持ちください。
実際に、承認レターを電子デバイスに保存していた学生が入国審査を受けた際、審査官に承認レターを持っていないとみなされ、学生ビザが発給してもらえずにビジターで入国となってしまったケースが報告されています。このケースはカナダに入国できただけ運が良かったですが、最悪の場合入国拒否になっていた可能性もあります。
このため、重要書類は必ず印刷し、手荷物に入れて携帯しましょう。その上で、スマホやパソコンなどにPDFデータを保存しておくと安心です。
カナダ入国時、知人がスマホやPCを見られたと言っていました。検査やパスワードの提示を求められることはありますか。
カナダに入国する際、カナダの税関(Canada Border Services Agency: CBSA)は、入国者の電子デバイス(スマートフォン、パソコン、タブレットなど)を検査する権限を持っています。これは、特に不正行為の疑いがある場合に行われるもので、通常はランダムではなく、特定の状況下で実施されます。この時、パスワードの提示を求められることもあります。もしパスワードの提供を拒否すると、デバイスの没収や拘束が行われる可能性があるため、オフィサーの指示に従うことが重要です。
実際に、写真やSNSの履歴が問題となり、入国審査で時間がかかったというケースがあります。
万が一検査を受けることになった場合に備え、端末のパスワードをすぐに答えられるよう準備し、不要なデータは削除しておくか、事前にクラウドに移しておくことをお勧めします。加えて、重要なデータは必ずバックアップを取っておきましょう。
これは入国審査に限ったことではなく、例えば、携帯電話を紛失した場合等に備える意味でも、電子デバイスの整理やバックアップ、パスワード管理は定期的に行っておくことが推奨されます。
渡航の際、できれば復路の航空券があると安心だと思うのですが、帰国予定の1年先の航空券の用意ができません。片道航空券では入国するのが難しいですか。
カナダ移民局(IRCC)やカナダの税関(CBSA)によると、入国審査では、「滞在後に確実にカナダを出国する意思があることを審査官に納得させる」必要があります。この方法として、復路の航空券の用意は帰国の意思を示す証明として有効と言えます。ただ、カナダの入国審査では必ずしも復路の航空券が必須と言っているわけではありません。
それぞれのビザの入国規定と航空券との関係を確認してみましょう。
ワーキングホリデーの場合
入国条件として、「カナダからの出国便のチケット、またはそのチケットを購入するための十分な資金」と明記されています。ワーキングホリデーではほとんどの方がカナダ入国から1年後に帰国を予定されますが、1年後の航空券を取得しておくのは困難です。そのため、片道航空券+復路の航空券を購入するに足りる資金を用意します。
学生ビザの場合
学生ビザの入国条件の一部に、次のような項目があります。
・帰国するための理由(本国に仕事、住居、財産、家族など)があることを納得させること
・移民審査官に対して、カナダ滞在終了後に必ず帰国する意思があることを納得させること
・カナダ滞在中に生活できるだけの十分な資金があること
これらより、目的が終わったら帰国すること、カナダに不法に滞在しないこと、不法に就労しないことなどが確認されていることが分かります。復路の航空券は必須ではありませんが、あれば帰国する意思の表示としてみなされるでしょうし、その他、日本の銀行の残高証明書は日本に財産があることや、滞在資金の証明になります。
実際、片道航空券でカナダに渡航された学生やワーキングホリデーの方が、書類をしっかりと準備していることで、スムーズに入国できたケースが多くあります。
観光ビザ(ビジター)の場合
観光ビザの場合は特に復路の航空券が必要と思われていることが多いようです。ところが、入国条件は学生ビザの場合とほぼ同様の条件で、復路の航空券を持っていなければならないとは明記されていません。
観光ビザの場合、飛行機に搭乗する際に問題になることがあります。航空会社によっては片道航空券での搭乗を認めておらず、搭乗を拒否されたり、その場で復路の航空券を購入しなければならない可能性があります。観光ビザで片道航空券を利用する場合は、必ず事前に利用予定の航空会社へ確認し、搭乗可否や条件を確認しておきましょう。
いずれの場合でも、復路の航空券がないからといって絶対にカナダに入国できないわけではありません。「帰国意思」や「資金の裏付け」が明確であれば、片道航空券でもスムーズに入国できているケースは多くあります。 不安な場合は、必要な書類を事前に整理し、万全の体制で渡航に臨みましょう。
日本、カナダを除く、第三国を経由する場合は、その国の乗り継ぎ規定や入国規定をしっかりと確認してください。カナダは片道航空券で入国できる可能性はありますが、各国の規定では復路の航空券が必要な場合があります。特にアメリカを経由する場合は、カナダの入国予定ビザに限らず、片道航空券では日本で飛行機に搭乗ができない、アメリカで入国ができない事例が発生していますので、注意が必要です。
渡航日は学校が始まるどれくらい前にしたらいいですか?学校開始の2週間前など、早く到着しても問題ないですか。
カナダ移民局(IRCC)は、留学生(学生ビザの方)が「学校開始前にどれくらい早く渡航してよいか」について具体的な日数制限は設けておらず、「学業を始める準備のために合理的な時間であれば問題ない」としています。
そのため、学校開始の2週間前に到着するのは特にカレッジや大学をスタートする留学生にとっては一般的で、住まいや生活環境の整備、時差調整、学校のオリエンテーション参加などに余裕を持って備えることができます。実際に一部のカレッジや大学では、現地での生活基盤を整えるためやオリエンテーションへの参加を促すため、プログラム開始の2~3週間前の到着を推奨していることもあります。
※プログラム開始前は、キャンパス内外での就労は認められていません。就労が可能になるのは、プログラムが正式に始まってからです。
一方で、プログラム開始の3か月以上前など、あまりに早く渡航すると、入国審査で理由を問われる可能性があり、審査が厳しくなる場合もあります。
実際には、語学学校や私立専門学校への通学の場合、プログラム開始日の1日前~5日前、カレッジ・大学への通学の場合、プログラム開始日の約1週間前に到着している方々が多いです。ホームステイや学生寮など、滞在先への入居日が決まっていることもありますので、その入居日に合わせて到着日を決めることが一般的です。
持ち物
カナダに食べ物を持って行きたいです。税関でひっかかりたくないのですが、どんな食べ物なら良くて、どんな食べ物だと引っかかりますか。
基本的にカナダに持ち込むすべての食品、植物、動物製品を申告することが義務づけられています。特に肉類、乳製品、植物由来の製品は制限が厳しくなっています。
申告しなかったり、必要な許可証・証明書を提示できなかった場合は、持ち込んだ物品の押収や最大1,300カナダドルの罰金、法的処罰(起訴)を受ける可能性があるため、注意が必要です。
実際には多くの入国者が、食品や植物・動物製品が国境を越えてもたらす危険性を理解せず、加工食品や缶詰など、申告せずに持ち込んでいることがあるようです。食べ慣れた食品を持ち込みたい、ステイ先などへのお土産を渡したい、という気持ちは十分に理解できますが、食品である以上はきちんと申告を行ってください。
食品の規制に関しては、カナダ政府のウェブサイトで確認ができます。
https://inspection.canada.ca/en/food-safety-consumers/bring-food-personal-use
日本からカナダに薬を持って行きたいです。何か気を付けることはありますか。
カナダへ薬を持ち込む際は、処方薬(Prescription drugs)と市販薬(Over-the-Counter, OTC)でのいずれも、個人使用目的で持ち込み可能です。
ただし、カナダに3か月以上滞在する場合であっても、持ち込みができるのは90日分までとされています。その後の必要分は90日分まで3か月ごとに郵送または宅配便で追加で持ち込むことができます。
処方薬の場合は注意が必要で、麻薬(narcotics)や控制薬(controlled drugs)、ベンゾジアゼピン系などの規制薬物に該当する処方薬については、異なる条件が課されています。(1コース分または最大30日分の処方量まで持参可能、税関での申告が必要、郵送での受取不可)
処方薬・市販薬ともに、必ず元のパッケージに入れて持参し、必要に応じて医師の英文証明書や処方内容の写しを用意してください。特に処方薬の場合は、規制薬物が含まれているかどうかを確認するのは自己責任となっています。規制薬物を含む場合、入国時には税関への申告を忘れずに行い、説明できるように準備してください。
個人使用目的の健康製品の持ち込みについて
https://www.canada.ca/en/health-canada/services/drugs-health-products/compliance-enforcement/importation-exportation/personal-use-health-products-guidance.html
規制薬物を含む処方薬の持ち込みについて
https://www.canada.ca/en/health-canada/services/health-concerns/controlled-substances-precursor-chemicals/controlled-substances/compliance-monitoring/travelling-into-and-out-of-canada-with-prescription-medication-containing-controlled-substances.html
日本から現金はいくらくらい持っていけばいいですか。
カナダは日本よりもキャッシュレス支払いが進んでおり、多くの人がクレジットカード、デビットカード、スマホ決済で支払いを済ませています。
とはいえ、カナダへ渡航する際、ある程度の現金は持っていた方が安心です。一般的には、現地到着直後の生活に備え、500〜1,000カナダドル程度を持参するのが安全な目安です。
目安以下、または目安以上の現金を持ち込んではいけないわけではありません。金銭感覚は人それぞれですので、現金が必要になる場面を想定して、ご自身が安心できる範囲で持参しましょう。
現金が必要になる場面の例:
・空港からの交通費(タクシーやバスなど)
※送迎を手配していたとしても、飛行機の遅延を連絡できずに、送迎がキャンセルになってしまった時などの備えとして
・数日間の食費や生活用品の購入
・寮や滞在先での初期費用(鍵のデポジット等)
・クレジットカードが使えない自動販売機・洗濯機など
※渡航後すぐにカナダの銀行口座を開設し、日本からの海外送金を受け入れる予定だとしても、予定通りにいかない場合の備えとして
なお、カナダへの現金の持ち込みに上限はありませんが、10,000カナダドル(または相当額)以上を持ち込む場合は、税関での申告が義務付けられています。申告すれば持ち込みは可能です。申告しなかった場合、罰金や没収の対象になる可能性があるため注意してください。
スマホやWi‑Fiはどうしたらいいですか。
基本的に、スマートフォン(端末)は日本で使っていたものをそのまま使用し、カナダの通信会社(キャリア)でSIM契約をするのが一般的で安心です。空港や学校、街中には無料Wi‑Fiも整備されていますが、外出先や緊急時など、モバイル通信が必要になる場面も多いため、現地のSIMまたはeSIMを用意するのがおすすめです。
カナダには日本語対応で留学生向けプランを提供している携帯会社があります。月額30〜50カナダドル程度で、データ通信・テキスト(SMS)・通話の利用が可能です。カナダ国内の電話番号も取得でき、家探しや仕事探し、学校、友人、勤務先との連絡など、生活に必要なやり取りにも支障がありません。
こうしたプランは、日本からオンラインで事前に申し込むことができます。渡航前にSIMやeSIMの契約を済ませておくことで、カナダ到着後すぐに現地の通信が使えるため、空港での連絡や乗り換え、緊急時にも安心です。
また、日本の携帯会社でも、カナダでそのまま使える海外ローミングプランが提供されています。通常、海外プランを利用するには手続きが必要で、コストが高くかかります。
中には、カナダでの使用に際して、追加料金や特別な手続きをせずにそのまま使用できるプランもあります。ただ、その場合であっても、使用できる日数に上限があったり、データ量が小さいといった不便があります。日本の海外プランはもともと旅行などの短期利用者向けに設計されているため、留学後数日の間、または1週間などの短期であれば問題ありませんが、留学やワーキングホリデーには不向きです。
その他
渡航前に現地の天候や災害情報をチェックしたいのですが、おすすめの情報源はどこですか。
渡航前に現地の天候や災害情報を確認することは、適切な服装選びや安全対策に役立ちます。カナダは地域ごとや季節ごとに天候が異なるため、滞在予定の地域の特徴を知って準備に臨んでください。また、特に近年、夏の山火事や雨季の大雨・洪水被害は留学生の住む地域にも影響を与えていることがあります。カナダ政府が提供している公式の情報源を利用することで、正確で信頼性の高い情報を得ることができます。
Environment Canada(カナダ環境省)
ここでは、カナダ全国の天候予報や警報を確認できます。特に渡航先の都市名で検索することで、温度、降水量、風速などの詳細な天気情報や、警報(例えば、寒波、暴風雨、熱波など)が表示されます。どのような服装で過ごすか、現地の天候に合わせて荷物の準備ができます。
https://weather.gc.ca/
地域ごとの災害情報
カナダでは、地域ごとに火災、洪水、山火事などの災害情報が頻繁に更新されます。特に、山火事や干ばつの影響を受けている地域では、特別警報が出ることがあるため、これらの情報を事前に確認しておくと渡航に備えられます。
各州や市の公式ウェブサイトはもちろん、「地域名 + fire warning」や「regional emergency alert」と検索することで、最新の災害情報を確認できます。
また、該当する地域の日本国大使館や総領事館から情報が発信されることもあるため、在留届やたびレジの提出・登録も忘れずに行ってください。
私の留学は在留届やたびレジが必要ですか。渡航前に登録はできますか。
在留届やたびレジは、万が一の緊急時に、日本政府や在外公館からの連絡や支援を受けるための重要な手段です。どちらも自分の安全を守るための重要な安全対策制度ですので、ご自身の滞在内容に応じて、適切なタイミングで提出・登録を行ってください。
まず、在留届は、外国に3か月以上滞在する日本人に法律で義務付けられている届出です。現地で災害や事件・事故が発生した際に、安否確認や緊急支援を受けるために活用されます。カナダで3か月以上、留学やワーキングホリデーをされる方は、現地での住所が決まり次第、速やかに在留届を提出してください。提出は外務省の「在留届電子届出システム(ORRネット)」からオンラインで行うことができます。また、引っ越しや帰国の際には変更届や帰国届の提出も必要になります。
一方、たびレジは、3か月未満の短期渡航者や、在留届を提出している方が他国を旅行する際などに利用できるサービスです。たびレジの登録は任意ですが、登録すると、滞在先の最新の安全情報や緊急時の注意喚起などがメールで届き、いざという時に外務省や現地の日本大使館・総領事館からの支援を受けやすくなります。たとえば、カナダで1年間の留学中にアメリカへ短期旅行する場合、カナダ滞在のためには在留届を必ず提出し、アメリカ旅行のためにはたびレジを登録しておくことが推奨されます。
在留届は現地到着の90日前から提出が可能、たびレジはいつでも登録が可能です。カナダ到着後は移動の疲れや生活の基盤づくりで大変かもしれませんので、渡航前の出発日や滞在先が決まった時点で提出・登録しておきましょう。
留学やワーキングホリデーでは日本の住民票は抜いた方がいいですか。
留学やワーキングホリデーでカナダに渡航する場合、日本の住民票を抜くべきかどうかは、多くの方が悩まれている点です。
まず、海外転出届(住民票を抜く手続き)は、1年以上の海外滞在を予定している人には、住民基本台帳法に基づき提出が義務付けられている届出です。たとえば、1年間のワーキングホリデーや、2年間の大学・カレッジ留学などが該当します。出発前に市区町村の役所で手続きすることで、日本の住民登録から外れ、住民票が除票されます。
この手続きを行うことで、現地滞在中に日本の住民税や国民健康保険料、国民年金保険料などの支払い義務がなくなります。特に、現地の医療保険に加入する留学生や、現地での収入をもとに生活するワーキングホリデーの方にとっては、大きな負担軽減になります。
一方で、1年未満の滞在については、海外転出届の提出は義務ではありません。たとえば、語学学校に3か月〜半年通うような短期の留学では、住民票を残したまま渡航する方がほとんどです。ただし、自治体によっては1年未満の海外滞在であっても、届け出を受け付けてくれる場合がありますので、判断に迷う場合は事前に役所へ確認すると安心です。
住民票を残しておくことで、たとえば親の健康保険の扶養に入り続けられたり、帰国後すぐに日本の保険制度を使って医療機関を利用できたりするメリットがあります。ただその反面、日本にいない間も住民税や保険料の支払い義務が発生するため、実際にはサービスを使わないのに支払いだけが続くということになるかもしれません。
1年以上の長期で海外滞在を予定している方は、住民票を抜いてから渡航するのが原則です。ただ、滞在期間が1年未満の場合は海外転出届は提出しない/1年以上の場合は提出する、とは一概に言えず、最終的に住民票を抜くべきかどうかは、ご自身の渡航期間や一時帰国の有無、日本の制度をどの程度利用するかなどによって判断します。ご自身での判断が難しい場合には、各自治体には相談窓口がありますので、確認して必要な手続きを行ってください。
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