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留学のカタチ
介護・福祉・幼児教育
- カナダの大学・カレッジ進学に興味がある
- ワーホリで働きながら留学したい
- カナダで就職・移民が気になる
- Co-op、看護師留学など多数取り扱い
あなたに合った留学のカタチをご紹介します。留学のご相談は無料です。

介護・福祉をカナダで学ぶ
日本と同様カナダでも、高齢化や多文化社会の進展により、介護・福祉の分野では、安定した人材需要があります。Personal Support Worker(介護職) や Health Care Aide(介護助手) など比較的短期間で取得できる資格から、Social Service Worker(社会福祉士) や Early Childhood Educator(幼児教育士) のようにカレッジで2年間のDiplomaが必要なプログラムまで、幅広い学びの選択肢があります。平均年収は、Personal Support WorkerやHealth Care Aideで 約$38,000〜$50,000、Early Childhood Educatorで 約$38,000〜$52,000、Social Service Workerで 約$45,000〜$60,000 が目安で、日本の同職種と比べると高めの水準です。シフト制で残業が少ないなど日本と比べて労働環境も良く、現地での就労や移民申請に繋がるキャリアパスと言えます。
子どもや高齢者を支え、地域社会に貢献できる仕事であることから、人の役に立つやりがいを実感できる点も大きな魅力です。
このような方におすすめ
・日本で保育士や介護士などの資格や経験があり、カナダでのキャリアに活かしたい方
・社会貢献や人の役に立つ実感を伴う仕事に魅力を感じる方
・移民や現地就労を視野に、需要の高い分野で働きたい方
・英語で専門分野を学び直し、国際的な職場で経験を積みたい方
・幼児教育や福祉における「日本とカナダの違い」を理解し、将来、日本でのキャリアにも活かしたい方
介護・福祉留学の基本情報
学べる主な分野と職種
Personal Support Worker(介護職):高齢者や障がい者の日常生活を直接サポートする仕事。短期間で資格取得が可能
※ブリティッシュコロンビア州やアルバータ州では、Health Care Aide(介護助手)、カナダ東部州では、Continuing Care Assistantという名称が一般的。州によって呼称が異なるが、Personal Support Workerとほぼ同じ役割を担う。
Social Service Worker(社会福祉士補):相談支援やケースワークを通じて、人や家庭の生活課題をサポートする専門職
Early Childhood Educator(幼児教育士):幼児教育の専門職。州の登録制度に基づき、保育園や幼児教育施設で働く
プログラムの期間
Personal Support Worker / Health Care Aideは、私立カレッジで約6か月、公立カレッジで約1年(2セメスター)程度と比較的短期。学費にかけられる予算に縛りがある方や、既に日本で似たような職務経験がある方におすすめ。
Social Service Worker / Early Childhood Educator:公立カレッジのDiplomaで2年間が標準。
私立カレッジの短期プログラムは魅力ではありますが、留学生の場合は、卒業後にカナダで働くことのできる就労ビザ(PGWP)の申請が可能なカレッジのプログラムを選ぶ方が、現地での就労チャンスが増えることになります。カナダカレッジ進学については、こちらもご覧ください。
就職先の例
Personal Support Worker / Health Care Aide:介護施設、病院、在宅ケアサービス
Social Service Worker:福祉団体、地域センター、学校、行政機関
Early Childhood Educator:保育園、幼児教育施設、アフタースクールプログラム
おすすめプラン
ここまでのご案内を踏まえて、いくつかプログラムをご紹介します。ただ、介護・福祉・幼児教育の分野は、コミュニティ内での需要が常に高いため、どのカレッジでも開講しています。あくまでピックアップしてご紹介していますので、サンプルとしてご覧ください。ご希望の州やカレッジを踏まえてご提案可能ですので、詳しくはご相談ください。
①Ontario州: Sheridan College – Social Service Worker(2年)/ Social Service Worker – Gerontology(老年福祉特化)(2年)
オンタリオ州はカナダの中でも特に高齢化が進み、介護・福祉分野の人材需要が高い地域です。その中で、Social Service Workerの中でも高齢者支援に特化した「Gerontology」プログラムは、今後の就労や移民にも直結しやすい分野として注目されています。Sheridan Collegeのほか、Seneca PolytechnicやGeorge Brown College、St. Lawrence Collegeなど複数の公立カレッジでも開講されており、現場実習を通じて高齢者ケアの専門スキルを実践的に学ぶことができます。
②Ontario州:George Brown College – Personal Support Worker Program (1年)
トロント中心部にあるGeorge Brown CollegeのPersonal Support Workerプログラムは、実習重視のカリキュラムと大規模なシミュレーション施設が特長です。複数の12床ラボや在宅ケアを再現した環境を備え、実際の現場に近い形で学べる点が高く評価されています。卒業後は病院や介護施設、在宅ケアサービスなど幅広い職場に進むことができ、トロント市内の豊富なネットワークを活かした就職サポートも整っています。
③British Columbia州:Camosun College – Early Learning Care (2年)
ビクトリアにあるCamosun CollegeのEarly Childhood Educationプログラムは、少人数制で実践的な学びができる点が魅力です。カレッジ内に附属チャイルドケア施設を持ち、授業で学んだ理論をすぐに現場で実践できる環境が整っています。自然に囲まれたキャンパスで、多様な子どもたちを支える教育スタイルを学べるため、国際的な視点を持つ幼児教育者を目指す方に適しています。
よくある質問と回答
日本で保育士や介護士などの資格を持っています。カナダでそのまま書き換えは可能ですか?
残念ながら、日本の国家資格や免許はカナダでそのまま使うことはできません。カナダには州ごとの資格登録制度があり、保育士であれば Early Childhood Educator (ECE) のDiploma取得と州登録、介護士であれば Personal Support Worker (PSW)やHealth Care Aide (HCA)の修了証 が必要になります。ただし、日本での経験や知識は実習や就職活動の場で評価されやすく、現地での学び直しに大きな強みとなります。特に幼児教育や福祉分野は、日本とカナダで教育理論や制度が異なるため、現地で学び直すこと自体に十分な価値があります。
Social Service WorkerとPersonal Support Worker、名前が似ていて仕事のイメージがしにくいです。違いを教えてください。
2つの職種は名前が似ていますが、役割は大きく異なります。Social Service Worker(ソーシャルサービスワーカー) は、生活に困難を抱える人や家庭を支援する「相談員・ケースワーカー」に近い仕事です。面談や支援計画を通じて、福祉制度や地域サービスにつなぐことが主な役割です。Personal Support Worker(パーソナルサポートワーカー) は、高齢者や障がいを持つ方の日常生活を直接支援する介護職にあたります。食事や入浴、移動のサポートなど、生活の現場で身体的ケアを行う点が特徴です。
Social Service Workerは「相談・制度支援」、Personal Support Workerは「生活介助・身体的サポート」が中心という違いがあります。
カナダと日本、幼児教育や介護の現場で大きく違う点はどういう所でしょうか?
一番大きな違いは、子どもや利用者の権利と自立を重視する姿勢です。日本では先生や介護士が主体的にお世話をする場面が多いのに対し、カナダでは「本人ができることは自分で行う」ことを優先し、スタッフはあくまで見守りや必要最小限のサポートに徹します。たとえば、幼児教育の現場では「おねしょ後の着替えを先生が手伝う」「泣いている子どもを抱っこする」といった日本で一般的な対応は基本的に行わず、プライバシーと安全の観点から身体的な接触も最小限に抑えられます。介護においても、時間効率より利用者本人の尊厳を尊重し、自立を支援するケアが徹底されています。
特に日本での経験がある方ほど、最初はこうした違いに戸惑うことが多いですが、留学中にしっかり事前に学ぶことで「カナダ流の現場対応を理解できて良かった」と感じられるはずです。
英語で学んで、すぐに現場に出ることができるか、不安です。
その不安はもっともです。特に介護や幼児教育では、英語だけでなく専門用語や現場でのコミュニケーションが必要になります。ただ、安心していただきたいのは、多くのプログラムでは実習やインターンシップが必修となっており、学んだことを現場で体験しながら身につけられる仕組みが整っています。近年は、カレッジ内の施設も非常に充実しており、実際にケアの現場で使用されている機材・ベッドなどを授業の実習で使うことが可能です。そのため、全く実務経験がないまま卒業することはほとんどなく、段階的にスキルと自信を育てていくことができます。
カナダで介護や福祉を学ぶと、移民(永住権)につながりますか?
介護や福祉はカナダ全体で人材不足が続いているため、移民制度と結びつきやすい分野です。ただし、移民プログラムは州ごとに仕組みが異なること、その要件も頻繁に変更があることから、「絶対にできる」わけではない点はご注意ください。カナダ永住権取得は「どの州で学び、どの州で働くか」によって条件が変わるため、卒業後の進路を考える際には希望地域の制度を事前に確認することが重要です。留学中に実務経験を積むことは就職だけでなく、移民申請の大きなステップにもなります。
MYNDSでは、資格のある移民コンサルタントのご紹介もできますので、永住権を目指しての介護・福祉関連プログラムでの留学を検討されている場合は、ご相談ください。