大学キャンパスでのプロパレスチナ抗議運動
大学キャンパスでのプロパレスチナ抗議運動
2024年4月27日からモントリオールのマギル大学のダウンタウンキャンパスで学生団体によるキャンプを張った抗議活動が続いている。
この抗議活動は、イスラエルとハマスの戦争でガザへの攻撃が行われている中、プロパレスチナ抗議運動の一環としては、カナダで最初に注目されたデモ。抗議活動は、前例に習って、テントの集団によるキャンプという形がとられている。(McGill University pro-Palestinian encampment)キャンプはマギル大学と近隣のコンコルディア大学のプロパレスチナ学生団体の集合体によって組織されており、大学がイスラエルとの関係を断つこと、特に武器メーカー等のイスラエル関連の資金からの撤退を要求している。
隣国アメリカでは4月中旬からニューヨークのコロンビア大学でも始まっていた。カナダではマギル大学を発端として、オタワ大学、トロント大学をはじめ、全国の大学へと活動が広がっている。
この抗議活動によって大学の授業等が中止になる、在学生に危害がある等の影響は現時点で発生していないが、大学によっては抗議活動が及ぼす悪影響について懸念している。現にマギル大学は安全性や講義の激化を懸念してケベック州裁判所へ活動の指し止めを求めたが、裁判所は平和な抗議活動としてこの要求を却下した。
多文化国家として知られるカナダ。居住者のバックグラウンドは様々で信仰している宗教も様々。そのため、世界各国で発生している出来事に関心を持つ人が多く、宗教に関しては特に敏感な問題として捉えられている。
一部大学では警察の介入が必要になる場面も出ているが、Freedom of Expressionとして、抗議活動を認めている大学もある。
カナダ留学・進学のご相談はMYNDSまでお気軽にお問い合わせください。