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オンタリオ州の資格、Smart Serve(スマートサーブ)

突然ですが、皆さんカナダへいらっしゃって「日本と違うなぁ」と実感されたことはありますか?

私もカナダに来たばかりの頃は、日本では経験できない良いことや逆に不便なことなど、色々な違いが新鮮でしたが、その1つにこちらのお酒に関する厳しい規制がありました。

春に桜で有名なトロントの公園ハイパークへ行くと、思いのほか大規模な桜のエリアでは、読書やお散歩、ピクニックなどを楽しむ多くの人々の姿に何だかほっとしたものの、日本のお花見とは何かが違う… 何か足りない…… 何だろう………と思っていました。

それは、桜の木の下での大宴会がないことでした。

近年はようやく一部のスーパーマーケットでも限られた種類のお酒の販売が開始されましたが、日本のようにコンビニや自動販売機で24時間いつでも購入できるわけではなく、基本はLCBOやBeer Store、Wine Rackといった免許を持つ酒屋さんでのみ、そして購入したアルコールもまた、日本のように公園やビーチ、路上など、好きな所で飲んで良いわけではなく、レストランやバー、自宅、イベント会場でも限られた区間のみで飲酒が許可されています。

それだけ厳しい取り締まりのあるオンタリオ州ですから、お酒を販売・提供する場でお仕事をする場合、サーバーやバーテンダーだけではなく、ドアマンや警備員であっても必要な資格があります。それがSmart Serve (スマートサーブ)、州のお酒に関するルールや、お酒を提供する側の責任や心得、お酒が原因で起こり得るトラブルを防ぐための知識や対処法を習得しているということを証明する資格です。

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スマートサーブはアルコールを取り扱う上で必要不可欠の資格です

スマートサーブプログラムはオンタリオ州のアルコール及びゲーム委員会(Alcohol and Gaming Commission of Ontario (AGCO) )によって唯一認められたアルコールを取り扱う上で必要となるトレーニングプログラムです。トレーニングを受け、資格を取得することによって、州の法律に沿った適切なアルコールの取り扱い方法を習得でき、初めてアルコールの取り扱いができるようになります。逆にスマートサーブ資格を持たずにアルコールを取り扱った場合は違法行為になります。たとえば、お仕事だけでなく、ボランティアでお酒の試飲提供をする場合などもスマートサーブは必須です。たとえば、gourmet food & wine expoではスマートサーブ資格の有無によって選択できるポジションの幅が左右されます。

スマートサーブ公式ウェブサイトはこちら

トレーニングについて

オンライントレーニングとインクラストレーニングがあります。

【オンライン】

オンライントレーニングは24時間365日、いつでもどこでも自分の都合が良いときに受講することができます。トレーニングビデオはもちろん、クイズやゲームなど、体験型のアクティビティを通して資格テストに備えます。料金は$44.95、トレーニングとテスト2回分が含まれています。英語、フランス語の他、中国語、韓国語、パンジャーブ語、スペイン語の6言語が利用可能、日本語の選択肢はありません。オンタリオ州の資格ですので、たとえ日本語があったとしても、英語での学習がおすすめです。

まずは公式ウェブサイトよりアカウントを作成し、アカウントにログインしてオンライントレーニングを購入します。

トレーニングは自分のペースで進められます。進捗状況は保存されるため、トレーニングを中断しても続きから始めることができます。トレーニングをすべて修了すると、最終の資格テストに進むことができます。

スマートサーブの公式ウェブサイトにはトレーニングは約4時間かかると記載されていますが、日本人の私たちにとっては、英語であること、文化や習慣の違いなどがあるため、4時間で終わらせることは非常に難しいです。1-2週間はかかると思っていいでしょう。

【インクラス】

インクラストレーニングの場合、各トレーニング施設に直接連絡して申し込みます。プログラムの料金は各施設ごとに異なるので確認する必要があります。トレーニング修了後にテストのトークンを受け取ります。

トレーニング施設はこちら

テストについて

トレーニングを修了するとテストを受けることができます。テストも24時間365日、自分の都合の良いときに受けることが可能です。

【テストに必要なもの】

  • 個室
  • 顔写真付きのID(パスポート、オンタリオフォトカードなど)
  • デバイス(パソコン、タブレットスマートフォン)
  • インターネット環境
  • ウェブカメラ

ステップ1

カメラと音声を有効にして、テストの準備をします。
テストに使用しないブラウザは閉じておいてください。

ステップ2

ウェブカメラでご自身とIDの撮影をします。

ステップ3

テストを開始します。
テスト中は監視されています、カメラは有効にしておいてください。ルールが破られると、不合格とみなされます。

* * *

80%以上の正解率で合格です。1回の申し込みでテストは2回まで受けられるため、もし1回で80%に満たなかった場合はもう一度チャンスがあります。万が一2回とも80%に満たなかった場合は、再度申し込む必要があります。
ひっかけ問題や回答が複数ある場合もあるので、問題文と回答文をよく読み、よく考えましょう。テスト時間に制限はないので、焦らず回答できます。

ご注意

  • スマートフォンやタブレットでも受講、受験は可能ですが、Smart Serveではパソコンの使用を推奨しています。特にスマートフォンの場合は画面が小さく、アクティビティなどでは操作しにくいかもしれません。もしスマートフォンを使う場合はデータ通信が超過しないように注意してください。
  • Internet Explorerは利用できず、ChromeまたはFire Foxを使って受講します。
  • トレーニング、テストともに24時間365日、いつでもどこでも受けることはできますが、有効期限があります。申し込みから30日以内にトレーニングを済ませ、テストを完了しましょう。返金はできないので、期限を過ぎてしまうと、再度申し込まなければなりません。

資格の更新について

スマートサーブ資格の有効期限は無期限とされていましたが、2021年11月末の法改正により、有効期限が5年となりました。これは、法改正前の資格取得者にも適用されます。

  • 2018年6月30日以前の資格 → 2023年6月30日に失効
  • 2018年7月1日以降の資格 → 5年後に失効

引き続き資格を保有していたい場合は改めてトレーニングとテストを受ける必要があります。資格の有効期限内であれば、更新用のプログラム($29.95)の受講が可能です。

レストランやバーはもちろん、最近ではカフェでもアルコールを提供するお店が増え、スーパーでの購入や宅配サービスも可能になりました。こういったお酒類を取り扱う場所でお仕事をされたい場合は、事前にスマートサーブを取得しておくと、お仕事探しの際に役立ちます。

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