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エンジニアとしての実務経験を武器に、カナダで工学を学ぶ。社会人のカレッジ進学と挑戦

エンジニアとしての実務経験を武器に、カナダで工学を学ぶ。社会人のカレッジ進学と挑戦

「キャリアにつながる留学・進学」をサポートするMYNDS。本インタビューでは、MYNDSを通じて留学相談・学校手配を行った方の留学体験談をご紹介しています。

“迷ったら動く。英語も技術も一歩ずつ、カナダで積み重ねた挑戦の日々。”

エンジニアとしての実務経験を武器に、カナダで工学を学ぶ。社会人のカレッジ進学と挑戦・海外留学

谷口さん

出身地:埼玉県

留学都市:オンタリオ州ロンドン

学校:Fanshawe College

ステータス:ワーキングホリデー、学生、PGWP


大学卒業後、未経験から電気設計職へ進み、約5年間エンジニアとして経験を積まれた谷口さん。海外や英語への憧れを抱き続ける中、「やるなら早いうちに」という思いからカナダ留学を決意されました。ワーキングホリデーで現地生活を経験した後、オンタリオ州ロンドンのFanshawe CollegeでElectromechanical Engineering Technicianを専攻。電気・機械・ロボット・PLCなど幅広い分野を学びながら、課題やテストに追われる忙しい学生生活を送りました。英語の苦労やビザ制度の変化、将来の選択など、さまざまな壁に向き合いながらも着実に前進してこられた留学生活を振り返っていただきました。

 

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背景・留学前

ー留学前のご経歴についてお聞かせください。

 大学を卒業後、電気設計として地方のエンジニアリング会社に勤務していました。主な業務内容はお客様から依頼を受けた産業設備の立上げ、PLCやロボットのシステム設計、デバッグを行っていました。また、お客様の工場へ出張して、設備の調整や改造工事も行っていました。大学の専攻は生物だったため、未経験からの挑戦でした。

 5年ほど勤めていたのですが、海外と英語への憧れが捨てきれず、やるなら早いうちにということでカナダ留学を決断しました。

 
ーカナダ進学を考えることになったきっかけは何でしたか?

 カナダを選んだ理由は永住権取得が目指せそうだったからです。留学後上手くいって仕事が見つかったとしても、外国人として滞在するのでビザ問題が付きまといます。長く働かないと経験が積めないと考えていたので、長期的な視点で見た際に永住権の可能性があるカナダがいいかなと思いました。

 最終的にElectromechanical Engineering Technician というコースを選びました。日本での工学系の学歴がなかったので履修したほうが座学での経験とこれまでの実務経験が役に立つと考えたからです。留学検討当初のコース志望はかなりブレブレでしたが、結果的にこの選択でよかったと感じています。

 
ーカナダ進学ご決定後、まずワーキングホリデーで渡航されていますが、なぜワーキングホリデー → 進学の流れを取られたのですか?

 学校が始まるまで比較的時間があったので、カナダの生活に慣れたり、資金を貯めたりするためにワーキングホリデーをしました。ワーキングホリデー中に留学ビザの厳格化があったのですが、すでにカナダにいたということもあって申請後すぐに受理され、この判断は結果的にラッキーでした。当時は万が一ビザが取得できなかったらと思いかなりストレスフルでした。

 
ー留学前の準備期間についてどのようなことをしましたか?また事前にもっとこうしておけば良かったなど、現在検討中の方へのアドバイスがあれば是非お願いします。

 仕事をしながら中学英語の文法復習を行い、退職後すぐフィリピン留学へ3か月行きました。フィリピンから帰国後は半年ほど家族の手伝いをしながら毎日英語の勉強をしていました。フィリピン帰国一か月後に進学に必要なIELTS 6.0 を取得しました。

 アドバイスは、カレッジ留学にあたって英語力は高ければ高いほどいいということです。勉強のプライオリティとしてはリスニングに重点を置いて勉強を行うこと、次にスピーキングです。相手が言っていることが分からなければ返答ができないのと、分かっても言葉にできなければ話が続きません。言葉にできないというのは想像以上にストレスです。どちらも進学時から7.0くらいあったらもっと有意義な留学になったと思います。リスニングの勉強で失敗だったなと感じるのは、100%単語を聞き取ることばかりに集中して、全体として相手が何を言っているのか聞き取る練習をしていなかったことです。聞き取れない単語が来るたびにそこで思考停止してしまっていたので、全部聞き取れなくても、相手が何を伝えたいか予想しながら聞くのがいいのかなと思います。

カレッジ生活

ーカレッジで受講されたプログラムはどのような内容でしたか。実際に学んでみて感じたことがあればお聞かせください。

 Electromechanical Engineering Technician コースでは、座学と実技をバランスよく学びました。例えば、電気の授業でオームの法則を学んだら、次の日の実習のクラスで実際にブレッドボードにコンポーネントの配置や配線を行って、実際の電圧や電流などを計測、という感じです。他にもマシニング、ロボット、PLC、CAD、3DCADなど同様に座学と実習で学びました。

 序盤の内容は基礎的なので問題ないのですが、基礎をマスターしておかないとセメスターが進むにつれてどんどん辛くなっていくイメージでした。また、セメスター1から3はクラス数が多く、やることが多くて慣れるまでかなり大変でした。最後のセメスターは卒業制作があるのですが、これも自分たちで問題解決をする必要があり大変でした。

 このコースは機械、電気の両方を学ぶので、2年では時間が少し足りず全体的に急ぎ足になってしまっていたかなという印象も受けました。(現在はもうこの2年コースはなく、3年のコースになっていると思います。)

エンジニアとしての実務経験を武器に、カナダで工学を学ぶ。社会人のカレッジ進学と挑戦・海外留学・Fanshawe College・卒業制作

卒業制作

 
ー学校生活全体についてお聞かせください。授業の進め方や課題の量、クラスの雰囲気など、印象に残っている点はありますか?

 テストが1セメスターに3回ほどあるのですが、7個か8個ほどの座学・実技のテストが1週間に行われるのでかなり忙しかったです。1つ1つのテストはそこまで難しくないです。ただ、日頃から復習しておかないとテスト前に復習が間に合わないです。

 私のクラスはタイミングやコース選択の偏りなのか、留学生が9割以上でした。そのうち半分はインド系の学生だったのが印象的です。また、1年を通して開校しているのですが、5-8月は夏休みの生徒が多く、9月から学校に人が増えて校内が狭く感じたのも印象的でした。

 
ークラスメイトや講師との関わりで、印象に残ったことや思い出深い出来事はありましたか?

 思い出深いのは、深夜に研究室で同級生と課題を終わらせたことです。最後のセメスターは1つ1つの課題が重く、またある課題では全体で使える機材が3つしかなく、締め切りに近づくと取り合いになっていました。

 私がアルバイトを終えて深夜1時頃に研究室に行くとまだ粘っている同級生がいたので、どれくらいかかるか聞いて、仮眠して4時頃にまた戻って課題を終わらせました。結局そこにいたメンバーは朝9時くらいまで粘っていました。

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街中、学校の校内、裏庭、どこにでもいるスカンク

カナダ生活

ーロンドンでの生活風景について教えてください。

 ワーキングホリデー中はトロントに住んでいたのですが、トロントと比較して自然が多いです。学校、家の周りにウサギやスカンク、リス、シマリス、グラウンドホッグ、ブルージェイズなど、野生動物が多くて気に入っています。

 地下鉄がなく、バスしかないので、そこは不便なところかなと思います。トロント同様、よく遅延します。車、自転車なしで生活していたのでよく歩いて買い物に行っていました。

 
ー在学中に、勉強以外で経験されたこと(ホームステイやシェアハウス、アルバイト、インターンシップなど)の中で印象に残っている出来事があればお聞かせください。

 シェアハウスで過ごしていました。シェアハウスはドミトリーとタウンハウスの2つで経験しましたが、一緒に住む住人によってはかなりストレスが溜まるなという印象です。特に共有スペースの使い方を気にしない住人が多く、キッチンやバスルームを使うたびに汚れているとかなりイライラしました笑。幸い、どちらにも1人ずつ掃除レベルが近い住人がいて助かりました。

エンジニアとしての実務経験を武器に、カナダで工学を学ぶ。社会人のカレッジ進学と挑戦・海外留学・留学生活

ドームのメンバーと

 
ー生活費や学費について、実際に来てみて感じたことや、想定との違いはありましたか?

 留学検討時の為替と、留学時の為替がかなり違ったので、貯金をだいぶ削られました。学費を支払うタイミングでWISEから換金していたのですが、いつも円安になっていて泣きそうになっていました。

 家賃は日本より圧倒的に高かったです。おそらくほとんどの方がシェアハウスになるのではと思います。シェアハウスはコンドに比べると安いですが、狭い1部屋 + キッチンや風呂シェアという感じで$600~が相場かと思います。食費は1週間$40くらいでした。

 
ー留学中つらかったこと、きつかったことはありますか?また、どのようにして乗り越えましたか?

 第二言語をうまく使えないというところで、精神的につらいことがしばしばありました。

 何か辛いことがあったというわけではないのですが、毎日自分の英語の出来なさにジワジワと心を削られ、時々ふと落ち込むことがありました。かと思うと月に数日、相手が言っていることも全部分かるし、言いたいことも全部言えるみたいな無敵状態みたいな日もありました。そういう安定していない状態が精神的によくなかったのかもしれないです。

 落ち込んだときは英語から離れて日本のコンテンツを楽しんだりしていました。あとは良く寝るようにしていました。

インターン・就労

ーカレッジ在学中のCo-opの探し方や応募プロセスについて教えてください。

 Coopに関する単位をカレッジで取得し、次のセメスターで求人を探して応募する形式でした。カレッジには求人サイトがあります。専用サイトに求人がなくても、自分で企業とやりとりして取ってくるという方法もありました。

 
ー今後のご予定について教えてください。

 今年の9月に帰国を決めたので、今はアルバイトで貯金を貯めつつ、最後のカナダ生活を満喫しています。

 帰国を決めた理由はパートナーとの今後の人生を考えたとき、日本でキャリア形成をした方がいいだろうという結論に至ったからです。またここ数年カナダ永住権の競争率がかなり高くなっているので、取れるかどうかを現実的に考えたときに、取れなかったときに失うものの方が大きいと考えたからです。

留学を振り返って

ー進学や、これまでの軌跡を振り返って、頑張ったな、成長したな、と感じる点はどのようなところでしょうか?

 リスクに対しての対応力が上がったと感じます。例えば、ビザに関しては頻繁に、また突然ルール変更が起こるので、いつでも提出できるように書類を集めておく、情報をこまめにチェックするなどです。また、公共交通機関の運行時間はあてにならないので早めに移動や、徒歩やUberなどを検討するなど、先回りして準備しておく癖がつきました。

 進学で成長というか刺激になった点は、新しいツールに対してのハードルが下がったことです。新しいツールには使い方を覚えなければいけないというハードルがあると思いますが、めんどくさがりな私はそこで挫折してしまいがちでした。進学でそれがやらなくてはいけないに変わったのと、使ってみると以前使っていた他のツールと共通点があり、意外と簡単だという成功体験を積めたことから、新しいことを始めるハードルが下がったように感じます。

 
ーMYNDSカウンセラーの進路アドバイスやサポートについて、何か印象に残っていることや助かった面などがあれば、教えてください。

 当初考えていたカレッジに落選してしまった際、新たに3つほど同じ分野のコースを紹介していただき助かりました。
 面接対策の個別セミナーを受けさせていただき、大変勉強になりました。

エンジニアとしての実務経験を武器に、カナダで工学を学ぶ。社会人のカレッジ進学と挑戦・海外留学

初めてみたオーロラと

これからカナダへ来る留学生へ

ーこれからカナダ進学や、同じ分野への進学を考えている人にメッセージをお願いします。

 カナダ進学は楽しいこともあればもちろん辛いこともあります。特に、お金に関しては余裕を見ておいた方がいいです。アルバイトをして生活費を賄うこともできますが、授業についていくのがかなり大変になります。毎日貯金と為替を見つめる日々は辛いです。事前に貯金をしておく、頼める親戚がいればお願いをしておくのがいいかなと思います。

 また、色々なコースがありますが、個人的に余裕があれば期間が長いコースがいいのではと思います。環境にも慣れることができますし、同じメンバーと長く過ごす中で人間関係も深められると思うからです。短いコースを選ぶ方は最初からそれなりの英語力がないと、何も身についていないうちに終わってしまった、となりうるのではと思います。

少しシリアスなメッセージかもしれませんが、社会人の方は進学後の未来を見据えて、コツコツと留学生活を楽しんでほしいと思います!

エンジニアとしての実務経験を武器に、カナダで工学を学ぶ。社会人のカレッジ進学と挑戦・海外留学・留学生活・旅行・バンフ

Banff – Lake Louise

 

【一問一答】

    • カナダでおすすめの場所は?
      バンフ
    • カナダでお気に入りの食べ物は?
      バインミ(ベトナム料理ですが…)
    • 絶対おすすめのツールやアプリ、SNSの使い方は?
      言語設定を英語にすること
    • 進学開始前の自分に一言アドバイスするとしたら?
      もっと英語を口から出す
    • 長い留学生活を乗り切るコツは?
      時々日本語のコンテンツを楽しむ
    • もし留学生活を一言で表すとしたら?
      自分を変えるチャンス

 

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