キャリアの可能性を広げる、Continuing Studies
北米では、Continuing Education (継続的な学習) として、社会人が学校に戻ったり、大学卒業後に専門学校に通う、趣味から発展した学習、通信制の学習など、生涯を通して学習する制度や環境(生涯学習)が整っています。その為、年齢、性別、社会人経験問わず多くの人が継続的に教育を受けられるセミナーやコースが、カレッジ・大学・地域のコミュニティなどで用意されており、選択肢がたくさんあります。その教育制度は留学生や移民者へも広く提供されています。
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目次
Continuing Studiesの基本
カナダの殆どのカレッジ・大学では生涯学習の幅を広げるため、Continuing Studiesとして、幅広く様々なコース・プログラムを提供してます。
Continuing Studiesのコース・プログラムは既にカレッジ・大学卒業後、専門分野の知識をエキストラで学ぶ場であり、社会人を経験した後に知識をブラッシュアップしたり、趣味の一貫で学ぶこと、もしくは仕事をしながらコースを取る、という方向けの開講プログラムがほとんどです。その為、授業時間は短く・夜などの開講・3ヶ月に1度程度の頻度で開講・1コース単位など、通常はパートタイムにあたるため、”学位なしの短期コース・プログラム”がメインとなります。
フレキシブルさが特徴ではありますが、一部例外を除き、基本的には終了後学位も取得できず、学生ビザが発行されるかもあいまいで、PGWP(Post Graduate Work Permit)も取得できない可能性が高いため、カナダでの進学やカナダで移民を目指す方へのお勧めのプログラムではありませんが、使用目的によってはお得に学習できるチャンスではあります。
※進学をご希望の方は大学・カレッジ進学のページをご確認ください。
Continuing Studiesが適している人とは?
Continuing Studiesは「継続的な学習」とだけあって、受講要件の英語要件が高かったり、職務経験が必要なこともあります。次のようなおすすめ理由もありますので、希望がある場合は必ずプログラムの受講要件を確認しましょう。
Continuing Studiesをおすすめする理由
・費用が比較的安い(現地生徒と留学生の費用の差が比較的少ない)
・希望する専門的な知識を抜粋して学べる
・時間が夜・オンラインなどフレキシブル
・大学やカレッジで教える教授陣から学べる
Continuing Studiesがおすすめな方
・ワーキングホリデー+α
・社会人経験者の語学留学+α
・休学留学+α
・カナダの永住権をお持ちの方
Continuing Studiesがあまりおすすめではない方
・英語力が初級・中級の方(カレッジに進学する場合に近い英語力が必要なため)
・大学やカレッジを卒業していない
・永住権取得を目指しており、卒業後に就労ビザが欲しい
・滞在するためのビザを保持していない
Continuing Studiesの受講例
Fanshawe College でContinuing Studiesを受講したSさんのケース
【背景について】
日本の学歴:福祉系大学卒業
カナダの学歴:カナダカレッジでAutism Behavioural Science Post-graduate Certificateプログラム卒業
カナダでのビザ:移民申請中
【Continuing Studiesについて】
受講講座:American Sign Language-Basic Skills
講義日程:週に1回、各2時間
講義時間帯:18:00 – 20:00
私は日本で福祉の勉強と、カナダで自閉症児のサポートをするインストラクターの勉強をしました。福祉の分野で仕事をする上で、手話の技術を持っているとさらに仕事をしやすくなることがわかりました。日本で手話を少し勉強したことはありましたが、カナダで使用している手話は日本とは異なります。言語に方言があるように地域の特徴があるなど、手話は学ぶ事は楽しかったです。
受講中は昼の間仕事をしながら、夜に受講をしてました。他の生徒は、家族に手話を話す必要が出て勉強開始された方、カレッジで別のプログラムを受講しているが手話に興味があり、カレッジのカリキュラムとは関係ないが受講された方、私と同じように、仕事においてキャリアアップやキャリアチェンジのために受講されている方など、年齢も目的も様々な方がいました。
★Sさんのケースのように、Continuing Studiesはカナダに滞在するビザ(観光ビザを含む)を所有した上で、追加学習として受講されることがとてもお勧めです。他にも現地で「有名大学」の授業を受けた経験は就活の際のよいエピソードになりますね。
学生ビザ+PGWPの申請ができる!おすすめのContinuing Studiesプログラム
中には学生ビザや卒業後にPGWPの申請ができるプログラムが一部あります。Continuing Studiesの特徴で、普通の進学に比べ比較的費用が安めで、入学基準も大学への進学の代わりなどに、おすすめのプログラムです。
University of Victoria(UVic)- ビクトリア大学
①ビジネス アドミニストレーション ディプロマ
英語名:Diploma in Business Administration (DBA)
プログラムについて
コース期間 | 2年間(フルタイム) |
入学月 | 年3回(1月、5月、9月) |
入学基準 | 英語力:IELTS (academic) 6.0以上。その他、TOEFLや語学学校経由(弊社にてご案内可) 学歴:高校卒業以上 職歴:2年以上のフルタイム職の経歴があること |
プログラム費用 | $16,980 (2年分の授業料・教材費・学生サービス費用など込み) *2023年料金参照 |
卒業資格 | Diploma |
その他 | ー学生ビザ発行可能 ー在学中は最大20時間のアルバイトが可能、長期休みの間のアルバイトはフルタイム就労が可能。 ーPGWPの申請が可能(2年間のコースを卒業した場合、最大3年のPGWPの申請ができる) |
DBAとは
ビジネスアドミニストレーションの知識を現地の学生と一緒に専門的に学ぶことができるプログラムです。実際に現地でビジネスの経営経験を積んだインストラクターから、実践的に応用できるスキルを身に着けていきます。
コース内容は9つの必須単位と5つの選択単位から成り立ち、必須単位では、ビジネスアドミニスレーション、ビジネスライティング、ファイナンス、会計、ビジネスコミュニケーション、マーケティング、など学ぶことができます。
進学を4年生大学で考えた場合に比べ授業料が格段と安いため、入学条件やプログラムのご希望に合った場合は是非おすすめのプログラムです。
②ビジネスアドミニストレーションサティフィケート
英語名:Business Administration – Certificate(CBA)
プログラムについて
コース期間 | 12-16か月(フルタイム) |
入学月 | 年3回(1月、5月、9月) |
入学基準 | 英語力:IELTS (academic) 6.0以上。その他、TOEFLや語学学校経由(弊社にてご案内可) 学歴:高校卒業以上 職歴:2年以上のフルタイム職の経歴があること |
プログラム費用 | $9,928(授業料・教材費・学生サービス費用など込み) *2023年料金参照 |
卒業資格 | Certificate |
その他 | ー学生ビザ発行可能 ー在学中は最大20時間のアルバイトが可能、長期休みの間のアルバイトはフルタイム就労が可能。 ーPGWPの申請が可能 ー他に12週間で完結するBusiness Administration – Fast Track(CBA)も提供あり。 *入学条件等が一部異なる。 |
CBAとは
DBAと同じようにビジネスアドミニストレーションの知識を現地の学生と一緒に専門的に学ぶことができるプログラムです。実際に現地でビジネスの経営経験を積んだインストラクターから、実践的に応用できるスキルを身に着けていきます。現在の仕事をもう一つ上のレベルに持っていきたいが、DBA(2年)より短く勉強したいという方へおすすめです。
コース内容は5つの必須単位と3つの選択単位から成り立ち、必須単位では、ビジネスアドミニスレーション、ビジネスライティング、会計、マーケティング、など学ぶことができます。
まとめ
日本と異なりカナダの良い点は多様な学習方法や学習場の提供があり、生涯を通じて学べる環境です。Continuing Studiesもその一つで、大学を卒業後、社会人になった後も常に自分をアップグレードできる環境は素晴らしいですね。Continuing Studiesのプログラムは通常のビザが必要になる留学のプランとは少し違った視点での学習で、弊社もご案内が可能なプログラムは限られています。ただし、UVic (ビクトリア大学)のDBA/ CBAに関してはビザも発行され、卒業後もPGWPも申請ができ、弊社でもサポート可能なおすすめのプログラムですので、ご希望に合っている場合は弊社までお問い合わせください。
留学のご相談はMYNDSへお問い合わせください。
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