Centennial(センテニアル) College Downsview(ダウンズビュー)キャンパス訪問レポート

2026年7月13日、MYNDSスタッフが前回のProgress Campus訪問に続き、Centennial(センテニアル)カレッジのDownsview(ダウンズビュー)キャンパスを訪問しました。
▼Progress(プログレス)メインキャンパスの訪問はこちら

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Centennial Collegeについて
Centennial Collegeは、トロントに複数のキャンパスを持つ公立カレッジです。工学、ビジネス、コミュニティサービス、ホスピタリティ、アートなど幅広い分野のプログラムを開講しており、留学生にも人気の高い学校として知られています。
前回訪問したProgress Campusでは、学校全体の幅広さや新しいレジデンス、今後の学部移転の話題などをご紹介しましたが、今回訪れたDownsview Campusは、その中でも特に専門性の高い航空分野の学びに特化したキャンパスです。
2026年現在、Centennial Collegeでは、留学生に対して、プログラムの期間に応じた入学奨学金を用意しています。1年プログラムで$2,000、以降1年ごとに$1,000追加となり、4年プログラムの場合は、合計$5,000の奨学金を受け取ることができます。
Downsview(ダウンズビュー) Campus
Downsview Campusは、Centennial CollegeのSchool of Transportationに属する航空分野の専門キャンパスです。School of Transportationはカナダ最大規模の交通・輸送系トレーニング施設だそうで、Downsview Campusでは大きく分けてAircraft MaintenanceとAvionicsの2つの分野を学ぶことができます。
Aircraft Maintenanceは、航空機そのものの整備や構造、エンジンなどを扱う分野です。一方、Avionicsは、航空機の電気系統や電子機器、配線、計器類などに関わる分野で、航空業界の中でも重要な役割を担っています。
キャンパス全体では、およそ350名ほどの学生が学んでおり、1クラスあたりの人数はAircraft Maintenanceで約50名、Avionicsで約30名ほどとのことでした。

実際の航空機を使って学べる、実践的な学習環境
今回の訪問で特に印象的だったのは、学内の実習環境の充実ぶりです。
広々としたハンガーには実際の航空機があり、教室やラボにもエンジン、配線、機体構造、各種機器の仕組みを学ぶための設備が整っていました。机上で知識を学ぶだけではなく、実物を見ながら、触れながら学べることが、このキャンパスの大きな魅力だと感じます。
また、見学中の説明では、訓練用に加工された航空機や機体の一部、ヘリコプターの部品なども教材として活用されていることが分かりました。航空機に使われる素材の軽さや強さ、外からは見えにくい損傷の見つけ方など、実際の整備や点検に近い形で学べる環境が用意されているようです。
こうした実習重視の学びは、航空機整備や航空関連技術の分野を目指す学生にとって、大きな強みになりそうです。
航空機整備の分野では、卒業後すぐに資格を取得して終わりではなく、Aircraft Maintenance Engineer、通称AMEと呼ばれる航空機整備士のライセンス取得を目指して、実務経験を積んでいく流れになるとのこと。通常、AMEライセンス取得には一定期間の実務経験が必要ですが、Centennial Collegeの航空系プログラムはTransport Canadaに承認されているため、条件を満たして修了した場合、そのうち18ヶ月分が実務経験として認められるそうです。
留学生は減少傾向でも、プログラム全体の人気は上昇中
近年は、カナダのビザ制度変更の影響もあり、留学生全体の数は以前より減っているそうです。Downsview Campusの航空関連プログラムでも、留学生の割合は現在10~20%程度とのことでした。
興味深かったのは、その一方で現地カナダ人の学生が増えているという点です。Centennial Collegeの他の一部プログラムでは、留学生の減少とともに全体の学生数も減っているケースがあるそうですが、この航空関連プログラムについては、むしろ全体の学生数が増加傾向にあるとのことでした。
航空分野の人材需要の高さや、手に職をつけられる分野としての注目度の高さが背景にあるのかもしれません。将来の仕事につながる専門分野として、安定した人気を集めている様子がうかがえました。
女子学生も増えている航空分野
もう一つ印象的だったのが、女子学生の割合が以前より増えているというお話です。
昔は本当に人数が少なかったそうですが、現在では全体の2割から3割程度まで女子学生の割合が増えているとのことでした。航空整備や電気系の分野というと、これまでは男性中心のイメージを持たれがちでしたが、少しずつその印象も変わってきているようです。
給与は勤務先や経験、職種によって異なりますが、オンタリオ州の航空機整備士や航空機検査関連の仕事では、時給30ドル台後半から40ドル台前半が一つの目安とされています。Avionicsなど電気・電子系の分野も、同程度の水準が目安になります。
学生サポートや学習環境も整ったキャンパス
Downsview Campusでは、実習設備だけでなく、学生生活を支える環境も整っていました。
Student Services Hubのような窓口が用意されているほか、パソコンスペースやノートパソコン貸出の仕組みなどもあり、専門的な実習だけでなく日々の学習を支える体制も見られました。
また、校内の掲示板には、航空関連の研究プロジェクトへの参加募集や、Aerospace Networking Nightのような業界関係者とつながるイベントの案内も掲示されていました。実習中心の専門キャンパスでありながら、学生が学内外の機会に触れられる環境があることも印象的でした。
キャンパス写真

まとめ
今回訪問したCentennial CollegeのDownsview Campusは、航空分野に興味のある方にとって非常に魅力的なキャンパスでした。
Aircraft MaintenanceとAvionicsという2つの柱のもと、実際の航空機や設備を使いながら実践的に学べること、そして近年も学生数が伸びていることから、この分野の需要の高さと注目度の高さがよく分かります。
Centennial CollegeというとProgress Campusのイメージを持つ方も多いかもしれませんが、Downsview Campusにはまた違った魅力があります。航空機整備や航空電子機器の分野に関心のある方は、ぜひ選択肢の一つとして注目してみてください。

